総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

1年生クエスト・NIE(教育に新聞を)講座

6月3日(木),徳島新聞NIE・NIB推進室の寺西武士先生にお越しいただき,1学年対象のNIE(教育に新聞を)講座が開催されました。

当日は徳島新聞社様のご好意で,全員に6月2日(水)の朝刊が配布され,「高校生のための新聞の読み方~新聞を使って考える力を養う~」と題されたお話をお聞きしました。生徒の感想をいくつかご紹介します。

 

・私が1番心に残っていることは,関心のないことにも目を向けて「知ろう」とする態度がいかに大切かということです。これからは「ネット+1」の1として,新聞をはじめとした紙のメディアにも積極的に関わっていこうと思います。また,見出しにも注目し,要約のコツを学びたいと思います。また,批評を受け入れることで自分が成長できるということも教えていただきました。

・講座で配布された新聞を読んだだけでも,自分の知らない,また興味を引かれる情報がたくさんありました。さらに,新聞の見出しやリード文を考えることがどれだけ難しく,重要な仕事であるかを理解できました。スマートフォンひとつで自分の知りたい情報をすぐに入手できる現代で,新聞を読むメリットはあるのだろうかと思っていましたが,「関心のないことにも興味を向けるために新聞を読んでほしい」という言葉が最も印象に残りました。

・「新聞を読むとよい」とよく聞きますが,それはどうしてだろうという疑問を持っていました。しかし,新聞を読むことで社会の出来事を知るだけでなく,考える力や読解力が身につくことを学びました。また新聞の見出しや脇見出し,リード文といった構成についてお聞きし,こういった展開の方法は,今後意見を交わす中でも応用することができると思いました。私は今日の講座で学んだことを日常生活に活かしていこうと思います。

・この講座を聞いて1番大切だと思ったことは,大事なことは簡潔に述べるということです。私は今日,新聞の見出しのすごさを改めて感じました。なぜなら,900字前後の文章から最も重要な10文字程度のキーワードを提示し,私たち読者に伝わりやすいように紙面を作っているからです。寺西先生もおっしゃっていましたが,新聞は「究極の要約」だと思いました。私は普段,あまり新聞を読んでいません。ですが,今日の講座で学んだように,興味がある記事の見出しやリード文から少しずつ読んでいきたいと思いました。

・今の時代,デジタルで膨大な量の情報を得ることができますが,デジタルとアナログの使い分けも大切であるということが分かりました。また,ただ読むだけではなく,ニュースの背景や,自分と対立する意見,ニュースを読んで生まれた新たな疑問など,効果的な読み方を実践してみたいと思います。情報を集めるときは,ネットの情報プラスもうひとつ,新聞や本などのツールを利用していきたいと思います。これからは関心がなかった分野にも目を向けて,多様な情報にふれ,自分で考える力を養いたいと思います。

 

 

1年生が県庁舎見学に伺いました。

2020年3月17日(水),1年生希望者12名が徳島県庁舎見学に伺いました。

最初に,徳島県議会の傍聴席に案内していただき,続いて知事室も拝見しました。

その後,防災コースと労働コースに分かれ,県職員の方々から説明を受けました。

私たちの質問にも丁寧に答えていただきました。下記は,感想文の一部です。

このたびの見学は,県庁ふれあい室の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。

【防災コース】

・私は今回初めて県庁の知事室や,議会の傍聴席に行きました。ここで私たち県民のためにたくさんの方が働いていると思うと,公務員の大切さを改めて感じました、防災コースでは,耐震シェルターや南海トラフ巨大地震連動の可能性などを教えていただき,私が今後,探究活動で取り組んでみたいと思うことがたくさん見つかりました。

・普段なら入ることのできない場所に入ることができ,貴重な体験をさせていただきました。実際に耐震シェルターを見ることができたり,徳島県がどのような対策を取っているのか知ることができたので良かったです。耐震診断についても初めて聞いたことだったので,印象に残りました。また,私の家も耐震診断してみたいと思いました。

・私は今回,シェルターが木造であることに衝撃を受け,命を守る材料がコンクリートだけではないことに気づきました。木造の建物を点検・改良することで,地震から命と住居を守るという話は最も印象に残りました。とても有意義な時間を過ごすことができました。

・県庁職員で構成された自衛消防組織があることに驚きました。また,災害時には「自助7割,共助2割,公助1割」のように組織をつくることで,円滑な防災ができることを知りました。他にも,SDGsや労働に関するお話が聞けて良かったです。これからの研究に活かします。


【労働コース】

・知事室等の見学はとても貴重な体験で,さまざまな知識を得ることができました。労働についてのお話もクイズ形式になっており,「そうだったんだ」と驚かされました。正しいことをしっかり知識として身につけられるようにしていきたいです。とても充実した1日となりました。

・私は徳島県で燃料電池パトカーが導入されていることを初めて知りました。これからも,徳島県が全国に先駆けて脱炭素化事業を進めていってもらいたいと思いました。県庁は防災設備が整っており,周辺地域の人々の避難所となっていることも知りました。11階から見た街の景色もきれいで,興味深かったです。

・労働コースのミニ講座では,最低賃金についてなど,知らなかったことをたくさん教えていただきました。この講座を受けていなかったら,もしそのようなトラブルに巻き込まれても解決することはできなかったと思います。それからSDGsについても教えていただき,これからの課題研究の参考になりました。

・1番印象的だったのは労働時間についてのクイズです。昼休み時間中に頼まれた仕事は労働時間に含まれることが意外でした。でもそうでなければ毎日昼休みに仕事をしなければいけない状態になることは,容易に分かります。新しい知識を得て,自分の問いや疑問に答えを導くことの必要性を改めて実感しました。この経験を普段の生活に取り入れたいと思います。

・県庁で働いている人たちは,役割や部署が違っても,「よりよい徳島県のために県民が安心・安全に生活できるように全力を尽くす」という共通の意識を持ってお仕事をされていることを強く感じました。私たちが知らなかった支援制度もたくさんあり,徳島県の新たな魅力を発見できました。今日の体験を通して,私は徳島県のことがもっと好きになりました。

・県庁舎の1つ1つに深い意味が込められており,たくさんの新しい発見がありました。また労働についてのお話の中では,職員の方々の「徳島県を良くしたい」という気持ちが伝わってきて,徳島で住んでいることが誇らしく感じられました。特に,「県庁がいろいろな企業の手本になるように」という言葉が印象に残りました。

・私は県庁に入るのが初めてだったのですが,皆さんのサポートのもと,とても有意義な時間を過ごすことができました。労働やSDGsの講義では,社会のしくみや政策を分かりやすく説明してくださり,踏み込んだ質問にも丁寧にお答えくださったので,一段と探究意欲が高まりました。学んだことを仲間とシェアして,知識を深めたいと思います。

・労働コースでは,労働時間や最低賃金などについてのクイズを通して,楽しく知識を得ることができました。また,県庁では,出産・育児をしやすい環境を率先して設けていることも分かりました。私たちの質問にも1つずつ丁寧に答えてくださったので,視野を広げることができました。今後は今回の経験を活かして,SDGsの研究を進めていきます。

課題研究発表会

 2月18日(木),本校で,Zoomを使用した令和2年度課題研究発表会が行われました。総合的な探究の時間(クエスト)代表班は,カメラの前で発表し,その様子を1・2年生が離れた教室で視聴するという初めての試みです。
 現2年生は,1年生の後半からSDGs(持続可能な開発目標)についての研究を始めましたが,この日,代表の8班がパワーポイントを用いて,研究の成果を堂々と発表をしました。加えて,令和2年度「NIPPON」探究ハイスクール事業の生徒発表も行われました。なお,各班のSDGsゴール目標と発表テーマおよび「NIPPON」探究グループの発表テーマと,全班代表者の感想(発表順)は下記のとおりです。

①SDGsゴール【飢餓をゼロに】
  発表テーマ【消費活動の中で起こるフードロスは解消されるのか】
 
 今まで全くプレゼンというものをしたことがありませんでしたが,スライドを作ったり,それを分かりやすく伝えるということが想像以上に難しいことを課題研究発表会を通して知ることができ,大変貴重な経験となりました。いただいた講評を参考にし,今後にいかしていこうと思います。【松田 龍憲】

②SDGsゴール【質の高い教育をみんなに】
  発表テーマ【先生一人に対しての生徒の数が減ると,〃教育の質〃はどうなるのか】
 
 一生懸命進めて来た研究を多くの人に聞いてもらう機会をいただけたことをとても感謝しています。研究をしてみて,答えのない問題に自分たちだけの答えを出すことの難しさや大変さを痛感しました。しかし,難しかったからこそ,この活動は価値があると感じました。発表が終わって振り返ると,研究は達成感があって楽しかったです。【坂本 萌々子】

③SDGsゴール【産業と技術革新の基盤をつくろう】
  発表テーマ【自動運転の実現は田舎の移動を救えるのか】
 
 班のみんなで何度も放課後に残り,プレゼンテーションや発表原稿を考えてきたので,とても緊張したが,うまくわかりやすく発表できたと思う。【小幡 空良】

④SDGsゴール【気候変動に具体的な対策を】
  発表テーマ【海面上昇は人間の脅威になり得るか?】
 
 緊張したが,予定通り発表することができてよかった。自分たちなりに調べ,学習をして,結論と提案を考えたが,大学の先生がおっしゃっていた〃批判的に考える〃ということが欠けていた。今回の発表を自分の将来に生かしていきたいと思う。【山口 秀人】

⑤SDGsテーマ【海の豊かさを守ろう】
    発表テーマ【日本はプラスチックによる過剰な包装から脱却可能であるか】
 
 今年はコロナの影響で例年とは異なり,Zoomを使ったカメラに向かっての発表となった。反省すべき点はたくさんあるが,伝えたいことはしっかりと伝えることができて一安心している。私たちのプレゼンを聞いて,誰か1人でもプラスチックとの向き合い方を意識してくれたら嬉しく思う。【廣田 智行】

⑥SDGsテーマ【つくる責任 つかう責任】
    発表テーマ【食品ロスを削減するにはどうしたらいいのか?】
 
 クエストを通して,初めてSDGsを知りました。大きな規模の話なので,自分たちには関係ないと思ってしまいがちですが,この活動をしてきた中で意識が変わりました。代表班として発表するために,内容についてもたくさん話し合いました。講評では,「意識を変える系」の結論は意味がないと教えていただきましたが,高校生の私たちが現在の問題を解決しようという意識を持つことは行動の変化につながるので,効果的だと思います。人に言われて意識を変えるのは難しいことなので,興味をもったことについて自力で深く調べ,考えることが大切だと,クエストを通して学ぶことができました。【井上 翔太】

⑦SDGsテーマ【貧困をなくそう】
    発表テーマ【アフガニスタンの水不足は井戸作りで解決できるか】
 
 本日はとても良い経験ができた。高校生の時点で,自らが研究したことを大勢の人の前で発表できるという機会は,とても貴重なものであった。構造上仕方のないことだが,聴いてくれる人の表情を見られなかったことは残念であり,これからの対策が問題だと思う。【岡田 眞宙】

⑧SDGsテーマ【すべての人に健康と福祉を】
    発表テーマ【過疎地域における医療従事者やサービス不足の解消はできるのか】
 
 他の班の発表に終始圧倒されていました。非常に稚拙な発表でしたが,代表班としてこのような経験をさせていただいたことはありがたいと思っています。「批判的な視点」をもって物事を観察できるようにしたいと思っています。【喜多 琉輝】

⑨「NIPPON」探究班 
  発表テーマ【なぜ,徳島高等女学校の修学旅行は,大陸に渡ったのか~修学旅行資料から見た大陸へのまなざし~】
  
 今年度は,コロナの影響により,多くの活動が県内などの狭い範囲に制限される年になりました。その中でも,新しい試みとして,Zoomで研究の発表をする機会を多くの方々のご協力により実現することができました。残念なことも多くありましたが,他の人の助けの大きさを実感できる発表であったと思います。【庄野 実里】

 すべての発表終了後,徳島大学の山口 裕之先生(総合科学部 社会総合科学科教授)と岩田 貴先生(教養教育院教授)から,ご講評と励ましのお言葉をいただきました。両先生のアドバイスを忘れないように,これまで以上に,課題研究に意欲を持って取り組みたいと考えています。
 今回の課題研究発表会開催につきましては,たくさんの先生方にご協力をいただきました。また3名の放送部員も大活躍してくれました。皆さんの後押しのおかげで,課題研究発表会が開催できましたことを深く感謝申し上げます。ありがとうございました。


第2回オンライン講座(企業研修)

 2月15日(月),住友商事関西支社と本校をZoomで結び,第2回オンライン講座が行われました。
 住友商事様には,長年,本校1年生の企業研修をお引き受けいただいておりますが,新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて,今年は関西支社にお伺いすることができませんでした。非常に残念な気持ちでおりましたが,住友商事様のご好意により,今回オンラインでの研修が実現致しました。今回も,生徒は個別にタブレット端末とヘッドフォンを用い,お話を聞き漏らさないように,講座に臨みました。
 生徒の感想文を一部,ご紹介します。

・今回のお話で最も驚いたのは,住友商事様は昔から植林活動をしていて,持続可能な社会を築いていくという考え方があったということです。素晴らしい信念だと思います。だからこそ,住友商事様が100年も続く大企業になったのだと感じました。これからの社会を担う私たちには,変化する社会に対応し,新たなものを生み出す力が求められています。学生のうちにさまざまな体験をして,思うだけではなく行動を起こせる力を身につけたいです。

・私が印象に残ったのは,「100点満点の行動はなくても,行動しないことは0点だ」というお話です。私は失敗が怖くて行動しなかったことが何度もあります。そして,そのたびに後悔していました。しかし共感して励まし合える仲間をつくって,やらない後悔よりやって後悔したいと強く思いました。私の質問にも答えていただき,嬉しかったです。本日は,本当にありがとうございました。

・森先生は,勤務地で阪神・淡路大震災と東日本大震災の両方に遭遇されたとおっしゃっていましたが,その後,取り組まれた「気仙沼のコンペ」から,ご自身の「第二の故郷」への思いがひしひしと伝わってきました。そして,森先生の「地元愛がなければ課題は解決されない」という言葉が重みを持って理解できました。挑戦することの大切さや,自分の未来の可能性を感じることのできた,とても重要な経験となりました。

 今回の研修に際しましては,国内業務企画部 宮崎様,正徳様,商業施設事業部 森様の3人の皆様に大変お世話になりました。本当にありがとうございました。今後とも,どうぞよろしくお願い申し上げます。

第1回オンライン講座(企業研修)

 2月5日(金)に,JICA関西様と本校をZoomで結び,第1回オンライン講座を開催しました。
 毎年,本校1年生は,9月に関西方面への企業研修を行っていますが,新型コロナウィルス感染拡大の影響があり,今年度は研修を実施することができませんでした。しかし,JICA関西様のご好意により,このたび希望者を対象に,オンライン講座が実現することになりました。
 講師は,独立行政法人 国際協力機構 関西センター(JICA関西)の津田かおり先生です。津田先生は,アフリカのマラウイに,JICA海外協力隊員として地質学調査に派遣された経験をお持ちです。マラウイのこと,海外ボランティアに行こうと考えたきっかけなど,短い時間でしたが,たくさんのお話をお聞かせいただきました。津田先生,ありがとうございました。
 参加生徒の感想をいくつか紹介します。

  私が最も印象に残った言葉は,「国際協力は助け合い」ということです。先進国から途上国への支援だけではなく,私たち日本人もいろんな国の人たちから助けられて生きているのだなあと感動しました。

 特に印象に残ったお話は,津田先生のお誕生日にプレゼントを買うことはできなかったけれど,お祝いをしてくれたマラウイのご夫婦のことです。津田先生と一緒に写った写真を見せていただくと,大切な人に喜んでほしいという純粋な気持ちがよく分かり,温かな人間らしさを感じました。

  日本から離れた地で2年間を過ごすことで,現地の方と親しくなれたり,新たな視野や価値観を得ることができるというお話が魅力的でした。私は以前から海外ボランティアに興味を持っていましたが,実際にそれに参加された方のお話をお聞きするのは初めてだったので,今回の講座は非常に嬉しかったです。




探究活動のポスター展示 その4

12月末から,ポスター展示が変わりました。
新しく展示されたポスターは下記の10点です。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
私たち3年生の,昨年度の課題研究の成果です。
ぜひご覧ください。

・工学Aグループ
「徳島県の土地特性はバイオマス発電に適しているのか?ー再生可能エネルギー促進に向けてー」
「宇宙太陽光発電(SSPS)の実用性ー宇宙太陽光発電がエネルギー革命を起こせるか-」
「教師の仕事は機械化できるのか」

・自然科学Hグループ
「量子コンピューターで将棋の必勝法は見つかるのか!?」

・医療Cグループ
「AIは薬剤師になれるのかー薬剤師の仕事は将来なくなるのかー」
「手術中の麻酔はAIに任せるべきか」

・医療Dグループ
「アロマテラピーは第二の薬になりうるか」

・人文科学Eグループ
「女性は天皇になることができるのか~天皇制を守り続けるために~」

・社会科学Fグループ
「少年法の適用年齢は引き下げるべきか」
「日本は死刑制度を廃止すべきかー世界の動きと日本の現状より-」


1年生・ 総合的な探究の時間 講演会2

11月26日(木),山口裕之先生(徳島大学総合科学部 社会総合科学科教授)にご来校いただき,クエスト講座(academic)が行われました。
演題は「『覚えること』から『問いかけること』」です。
私たち1学年は,来年1月からSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに探究活動を開始します。今日は,そのヒントになるようなお話をたくさんしていただきました。
山口先生,ありがとうございました。下記は感想文の一部です。

私は小・中・高とたくさん「調べ学習」をする機会に恵まれています。しかし,先生のお話を聞いて振り返ってみると,パンフレットだけを元にして,それらの肉付けをネットでしていたことを思い出しました。今後は自分の意見をはっきりと述べられるようになりたいので,まず少しずつでも新聞を読んでいきたいと思います。

お話が大変面白く,一語一句聞き逃さないようにしました。山口先生の「調べて知って終わりではなく,あえて反対の立場を考える」というお話が印象的です。私は歴史が好きで,興味のあることはどんどん調べます。しかしただ調べるだけでは最初の「興味」と変わりません。その当時の風土や民俗を深く学ぶことにより,解決できる問題はないのか,もっと考えたいと思いました。

講座の前日から,演題にどんな意味が込められているのか,大変気になっていました。山口先生の「勉強することに直接的な意味はなくても,勉強をすることにより得られる意味がある」ということばを聞いて,これまで勉強を頑張ってきてよかったと思いました。何も知識がなければ,興味や疑問はなかなか出てこないと思います。

「なぜ学ぶのか。それは正しい知識を身につけ,民主主義国家である日本を支えるため」というお話を聞いて,これまでそんな風に「勉強」について捉えたことがなかったので驚きでした。また小論文では,「問いかけるだけではなく反証することも大切」とお聞きしたので,今後は型をしっかり学んで反復練習を重ねていきたいと思います。

探究活動のポスター展示 その3

10月末から,ポスター展示が変わりました。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
1年生は,来年の課題研究の参考にしてください。

・工学Aグループ
「正しいWi-Fiの知識を身につけよう」
・工学Bグループ
「インフルエンザ薬の価格の真実」
・自然科学Bグループ
「糖質を摂取することで学習効率は向上するのか」
「寄生虫は人々を健康にするのか~Helpful Parasites~」
「ジビエの普及は人と動物の共存につながるのか」
・自然科学Hグループ
「人間移住計画‐我らの宇宙‐」
「ポイ捨てを減らせるのか?‐脱ポイ捨て‐」
・医療Dグループ
「薬で賢くなれるのか‐NMDA受容体の可能性と作為的に賢くなること‐」
「授業中の眠気を予防する方法はあるのか」
「頭痛に薬は必要か」
・人文科学Eグループ
「江戸時代のリサイクル法は現代に活かせられるのか?」
「地域コミュニティは私たちに良い影響を及ぼすか」
「反抗期時の保護者の接し方は子どもの将来に心理的影響を与えるか」
「スマホ依存を解消することはできるのか?~スマホ依存の現状~」
・社会科学Fグループ
「あかんで痴漢!‐声をあげられる社会へ‐」
・芸術Gグループ
「アートの価値を高めるものはあるのか」


1年生・総合的な探究の時間 講演会①

10月1日(木)に,大南信也先生(NPO法人 グリーンバレー理事)をお迎えし,講演会が行われました。「生きることとは?働くこととは?」と題されたこの講演会では,神山アーティスト・イン・レジデンスや,サテライトオフィス誘致などの話題で全国的にも有名になった徳島県神山町の活性化策についてたくさんお話をしていただきました。また,「できない理由よりできる方法を探そう」「Just do it!(やってみたらええんちゃうん!)」と,リスクを恐れずに一歩踏み出すことの大切さについてもお教えいただきました。お話の最後には,「すきな徳島をすてきな徳島」に変えるには「(人の)て(手)」が必要と締めくくられました。その後の質疑応答の時間には,生徒からたくさんの質問の手が上がりましたが,時間の許す限り,丁寧に回答してくださいました。大南先生,ありがとうございました。

生徒の感想文の一部を紹介します。

・今回,特に心に残ったことは「人と人とのつながり」の大切さです。今回,大南先生が城東高校に講演に来てくださることになったきっかけもそうだし,神山町にアーティストや起業家がたくさん移住してきたのも「人と人とのつながり」です。ひとりでは成し遂げられないことも,人がつながればできることはたくさんあります。私も周りの友達を大切にしようと改めて思いました。

・人生や世の中は問題の塊だから,それをすべて解決することはできない。しかし,発想を転換させて問題とうまく付き合っていく考え方も大事,という言葉が印象的です。私も将来,NPO法人のような場所で社会問題の解決に当たりたいと思っているが不安もあります。しかし,「ないものをつくる」というわくわくする将来を描きたいと思います。

・日々の生活のなかで「今なぜ勉強をしているのか」分からなくなることがあります。しかし,自分が今していることがよく分からなくても,いつか意味を持ち,世界を変えることになるかもしれません。大南先生の「今すぐに見える成果ではなく,何十年後かに見られる世界を想像して今を頑張る」とおっしゃった言葉が胸に響きました。

2年生・探究活動 ②

今週は,鳴門教育大学の先生方にお越しいただき,
探究活動についてのご助言をいただきました。
先生方からは,自分たちの研究が世界にどうつながっていくかを
考える大切さを教えていただきました。
本日ご来校いただいた先生方と,私たちの研究テーマは
下記の内容です。
4名の先生方,ありがとうございました。
今後とも,ご指導をよろしくお願い申し上げます。

Aグループ 鳴門教育大学 高度学校教育実践専攻 
        自然・生活系教科実践高度化コース   黒川 衣代先生
                                  坂本 有芳先生
        【飢餓をゼロに】  【ジェンダー平等を実現しよう】

Bグループ  鳴門教育大学 教員教育国際交流センター                       石村 雅雄先生
                              学校教育研究科現代教育課題総合コース  竹口 幸志先生
        【人や国の不平等をなくそう】  【質の高い教育をみんなに】


2年生・探究活動 ①

現在,本校2年生は,総合的な探究の時間において,「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに探究活動を行っています。
8月20日には,徳島大学の先生方にお越しいただき,グループごとにご助言をいただきました。
大学の先生方とお話をするのは初めてなので,緊張しましたが,貴重なご意見をたくさんいただき,今後の方向性がはっきりしてきました。
ご来校,ご助言をくださった6名の先生方,ありがとうございました。

なお,ご助言くださった先生方と,私たちの探究テーマは下記のとおりです。

Cグループ 徳島大学総合科学部 矢部 拓矢先生
【産業と技術革新の基盤をつくろう】 【住み続けられるまちづくりを】

Dグループ 徳島大学総合科学部 山口 裕之先生
【働きがいも 経済成長も】 【気候変動に具体的な対策を】

Eグループ 徳島大学教養教育院 南川 慶二先生
【海の豊かさを守ろう】 【陸の豊かさも守ろう】

Fグループ 徳島大学理工学部 久田 旭彦先生
【つくる責任 つかう責任】 【エネルギーをみんなに そしてクリーンに】

Gグループ 徳島大学総合科学部 饗場 和彦先生
【平和と公正をすべての人に】 【貧困をなくそう】

Hグループ 徳島大学教養教育院 渡部 稔先生
【すべての人に健康と福祉を】 【安全な水とトイレを世界中に】


クエストのポスター展示 その2

7月から,ポスター展示が変わりました。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
ぜひ,ご覧ください。

・工学Aグループ
「携帯電話や電子レンジは体に悪いのか」
・自然科学Bグループ
「絶滅危惧種は絶滅に向かっているのか?~徳島の現状と保護~」
・医療Cグループ
「タミフルの副作用はゼロにできるのか」
「子どもが無理なく薬を飲める方法~快適な服薬LIFEの提供~」
・医療Dグループ
「みんなの㊙な薄毛の予防法とは?-幸せな頭の未来のためにー」
・人文科学Eグループ
「将来的にバーチャルペットは現実のペットに代わって主流になりうるのか」
・社会科学Eグループ
「徳島を救えるような町おこし成功の秘訣はあるのか」
・社会科学Fグループ
「スタバの強みは『オシャレ』だけなのか」
・教育Gグループ
「日本の未来の教育を追求する(競争原理は教育に良いのか?)」
「授業にSHOO CHOO TRAIN-授業に集中し続けることは可能か-」
「不登校の0は実現できるのか」
「ロボットは保育士になれるのか」
・教育Hグループ
「ルーティンによってパフォーマンスは上がるのか」
「学校給食は本当に安全か」
「プロティンは筋肉をつけるのに効率が良いか」
・芸術Cグループ
「芸術によって地域を活性化することは出来るのか」

探究活動のポスター展示 その1

昨年度,2学年で実施した探究活動のポスター展示を図書室周辺で行っています。
5月25日から展示している研究グループは以下の16班です。
今後,ポスター展示グループは,随時変更されます。ぜひ,ご覧ください。

・工学Aグループ
 「会話AIに阿波弁は理解できるのか」
 「AIの発展によって医療の人材不足は解決できるか」
・工学Bグループ
 「日本の重要文化財は,自然災害に強いのか」
 「3Dプリンターで建築された家に住むことは可能か」
・医療Cグループ
   「ニンニクで認知症を予防できるか」
   「薬剤師が在宅医療に参加することで,供給は需要に追いつくのか」
・医療Dグループ
   「がんは完全に治せるのか!?」
   「白衣の天使の笑みは患者の治療薬になりうるのかーNK細胞を添えてー」
・人文科学Eグループ
   「より良い外国語のコミュニケーションツールはあるのか」
   「エスペラント(人工言語)は共通言語となりうるか」
・社会科学Fグループ
   「インドネシアは首都を移転すべきかー多方面からの分析による国家情勢-」
   「教育格差とゆとり教育ー国家はその裏に何を目指したか-」
・教育科学Gグループ
   「『働き方改革』は教師の負担を軽減するのか」
   「グローバル人材を育成するために海外の教育制度を取り入れるべきか?」
・生活科学Hグループ
   「ナチュラルウエディングは人を幸せにするのか?」
   「私たちの力で食品ロスはどれくらい減らせるのか」



2回目のSDGsセミナーが行われました。

1月23日(木),先週に続いてSDGs研究グループF班のセミナーが行われました。
講師としてお越しいただいたのは,大塚ホールディングス株式会社CSR推進部の
坪井悦子先生,北岡尚子先生,広報部 鈴木成生先生 に加えて,大塚製薬株式
会社 能力開発研究所のバルケイト・サラ先生です。

セミナーではまず,SDGsの現況や,大塚グループの企業理念とSDGsへの取り組み
などをお話しいただきました。続いて,私たちF班は,「エネルギーをみんなに そして
クリーンに」と「つくる責任 つかう責任」に分かれて,ワークショップに取り組みました。
私たちは,SDGs課題の「問題点」「解決アクション」「望む結果」について,意見を出し
合い,講師の先生方からもたくさんのアドバイスをいただきました。

生徒の感想文をいくつか紹介します。

・今日,最後にお話しになった言葉が印象に残っています。それは,「SDGsに
 決められていること以外はしてはいけないのか,いやそうではない」ということです。
 「創造」とは新しいものを自分でつくることです。他人がやっていることを模倣
 するだけではなく,自分でSDGsについてできることを考え,実践していっても
 いいんだなと思いました。

・日本が現在SDGsで達成できている項目は2つしかない事実に愕然としました。
 私の日常の生活では,何も不便に思うことはなかったからです。しかしそれは
 自分が周りのことを見ていない,SDGsを人任せにしているからだと気づきました。
 これからは世界がSDGs達成のために力を合わせる時代が来ます。自分も
 「誰かがしてくれる」と考えずに、「自分は何ができるか」について調べて,行動に
 移していきたいと思います。

・今回のセミナーで,大塚グループがSDGsにどのように取り組んでいるかを知る
 ことができ,大変勉強になりました。私は,2年後にはもう成人年齢になります。
 SDGsの課題解決に向けて,ただ方策を考えて終わるだけの年齢ではないと
 改めて認識することができました。



   

SDGsについてのセミナーが行われました。

本校1学年では,クエスト講座として,3学期はSDGsについて
学習しています。

本日は,F班の教室に,阿波銀行経営統括部様に
お越しいただき,阿波銀行のSDGsへの取り組みについて
お話を聞かせていただきました。

なおF班は,SDGsの「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」と
「つくる責任 つかう責任」についての研究を行っています。

本日の講義では,
①SDGsとMDGsについて
②日本のSDGsの状況について
③SDGsと企業の社会的責任であるCSRの違い
④阿波銀行のSDGsへの取組み
などについてお話をしていただいたあと,グループでの話し合いを
持ちました。

下記は,生徒の感想文の一部です。

・私はお話をお聞きするまで,金融機関とSDGsへの取り組みが
 結びつきませんでした。しかし,行員の方がSDGsのバッジを
 つけて接客をすることで,お客様も関心を持ち、それがSDGsの
 普及につながっていることを伺い,納得しました。

・3秒に1人の子どもが亡くなっている現実からMDGsがつくられ,
 それがSDGsに発展したことを全く知りませんでした。阿波銀行
 さんのされている「歯ブラシ回収プロジェクト」には是非協力を
 したいと思います。

・日本のフードロスや,マイクロプラスティックの廃棄量が,他国に
 比べて非常に大きいことが驚きでした。グループワークも大変
 楽しく行うことができました。


~世界へはばたく城東高校の皆様へ~


                     第3回クエスト講座
      日亜化学工業株式会社総合部門経理部第二課  原口 陽 先生
                   ~世界へはばたく城東高校の皆様へ~
       
 2019年12月19日木曜日に上記の演題でご講演いただきました。 

< 生徒感想 >
「会社に必要な人材は丈夫な身体をもちおおらかさがあり、好奇心旺盛な人ということを知ることができた。これらを知識として取り入れてこれからの生活・勉強に役立てていきたい。」

「仕事のアウトプット=仕事能力×語学能力というキーワードがとても印象に残った。私は語学能力をあげることの方が大切だと思っていたけれど違っていました。」
 



  
        

     
    
   

1年生企業研修Aコース(神戸税関・住友商事)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Aコースは神戸税関と住友商事に行きました。

生徒の感想(神戸税関)
 今回企業研修に参加して、インターネットで調べるだけでは知ることのできないものを見たり、聞いたりして学ぶことができました。
 神戸税関の担当区域には約7100kmの長い海岸線が含まれ、28の外国貿易港と5つの国際空港があるというのには、驚きました。国内の産業を守るために税関がとても重要な役割を果たしていることも学びました。ブランド物のバッグやキャラクターに似せたニセモノも見せていただいて、本当に似ていてだまされないように、買うときは気をつけなければいけないなと思いました。
 街頭キャンペーンを頻繁に行われている理由に、税関についてまずは知ってもらい、情報を提供してもらうためと挙げられていたのには納得しました。また、実際に地域の人からの情報提供で大量の麻薬を回収したという話には、驚かされました。私が最も印象に残っているのは、税関の仕事では、自分のすべての経験が役に立っているというお話です。これからの人生のために、今、たくさんのことを経験したいと思いました。今回のような貴重な体験もこれからに活かしていきたいと思います。



(住友商事)
 先日は企業研修でたくさんの大事なことを教えていただきありがとうございます。
 お話を聞いている中で、「どんな人に向いているか。」という話題になったときに、「語学力に長けている人。」という答えが返ってくると思っていました。グローバルに活躍する上で最も必要とされるのは「語学」だという固定概念があったからです。しかし、その返答は私の予想とは違った「信頼ができ、相手に思いやりをもてる人。」というものでした。これを聞いたとき、私は一番大事なものを忘れていたような気がしました。勉強するだけでは決して身につけられないものだと思いました。私の夢は通訳になることで、今それを実現するために努力しています。話を聞いてただ勉強ができる人でなく、より信頼され、より思いやれる人になろうと思いました。
 今回の企業研修では、大学進学や就職など自分自身の将来へのヒントを多く与えられました。どんな人になりたくて、どんなことを学べばいいのか、そのようなことが明確に見えてきました。10年後、20年後、私たちにヒントを与えてくれたように、誰かの将来の指針を示してあげられるような立派な人になれるように努力します。


1年生企業研修Bコース(JFEスチール・ベティスミス)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。BコースはJFEスチールとベティスミスに行きました。

生徒の感想(JFEスチール)
 JFEスチールを訪れてまず驚いたのがその広さです。敷地内に大きな道路があり信号も整備されていました。1089万㎡で東京ドーム240個分と聞いてその規模にびっくりしました。世界一の製鉄所を訪れることができてとても嬉しかったです。熱延工場を見学させて頂きましたが、鉄の板が出来ている光景は始めて見ました。大きな音と熱風が吹き、すごい迫力で圧倒されました。鉄を運ぶトーピードカーに鉄が流される光景も印象に残っています。どろどろの鉄が流れる光景を初めて見ました。見るものすべて、驚くことばかりでした。会社について説明して頂き、私たちの質問に答えて頂く時間もとっていただけました。印象に残っているのは「量で勝てないなら質で勝つ」という言葉です。とても心に残りました。また、グローバルビジネスに対応するには語学力を高めること、しかし語学は道具であり、道具を使う人自身がいろいろな面で成長することが大切だということも学ぶことができました。今回学んだ多くのことをこれからの生活に役立てていきたいと思います。


生徒の感想(ベティスミス)
私は今までジーンズにそれほど興味はなかったのですが、知れば知るほど、歴史があって奥が深いなと感じるようになりました。世界でもトップレベルのデニムの洗濯技術が児島にあること、ジーンスは薬品と水と軽石と一緒に洗って色を落として加工することなど、今回の研修で初めて知りました。また、ベティスミスさんは元は制服を作る会社であったのが時代の変化に合わせて事業を変え、レディースジーンズがないことに着目して初めて開発した会社であることを知り、時代のニーズを読み取ることが必要であることを学びました。工場では丁寧に縫製するところも見させて頂きました。徳島県の池田町、三加茂町にも工場があることを知り、親近感がわきました。ストラップ作りも体験させて頂きましたが、ジーンズのはぎれから素敵な小物を作り、売り上げにつなげていることが、環境にも優しく会社にも利益をもたらすので、素晴らしいと思いました。これから服を着るときには作ってくれた人に感謝し、大切にしたいと思いました。また、企業の姿勢はこれからの生活に生かしていきたいと思いました。


1年生企業研修Cコース(大阪ガス・関西電力)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Cコースは大阪ガスと関西電力に行きました。

生徒の感想(大阪ガス・ガス科学館)
私は身近にあるガスはすべて石炭ガスなのだと今まで思い込んでいました。しかし,今回の企業研修に参加したことにより,ガスもLNGという環境に優しいよう考慮されたものを使っていることをはじめて知り,とても驚きました。また,そのLNGの冷熱を利用して他のものにも使えるので素晴らしいものだと思いました。私が一番印象に残ったことは,災害対策への様々な配慮です。ある程度の大きさの地震が起こると機能が停止するマイコンメーターや機械を人の目で一つ一つ丁寧に安全確認をする安全点検など信頼できることがたくさんありました。このようにしてお客さんから信頼を得ることはとても重要であると思いました。報告,連絡,相談を心がけていくことは今の私にも大切なことであると思うので,日々心がけていきたいです。教えていただいた前向きに新しいことにチャレンジし,周囲とコミュニケーションを大切にすることは,これからにも役立つ大切なことだと思います。他にも相手の意思を尊重しつつ,自分の意見を取り入れることはあまり耳にしたことのない大切な言葉だったので,とても納得しました。それらの大切な言葉を常に心にとめておき,積極的に行動できる人になろうと思いました。




生徒の感想(関西電力PR館エルクールさかいこう)
私は今使っている「電気」,これが無くなった生活を考えることができません。部屋の電気お風呂,洗濯など多くのことが不可欠です。そんな人々の生活を担った重要な仕事には責任感が強い人でなければ出来ないと思いました。私が印象に残っているのは実際に火力発電の中央制御室を見させて頂いたことです。現場を見ることでしか感じることが出来ない独特な緊張した空気感を肌で感じることが出来ました。ミスが大きな損害につながり,そして大きな被害になるかもしれない,そういった現場で働く人には責任も大きいと思います。また,会社を挙げて「時間外労働を0に,有給休暇を100%」に取り組んでおられるのは素晴らしいと思いました。仕事のことだけでなく働く人の家庭にまで気を配るのは難しいと思います。会社で「power with heart」を目標に熱い思いをもって一丸となっている姿は私たちも学校生活でクラス一丸になるなど見習っていくべきことだと思いました。今後少しずつでも自分のことについて考えていきたいです。

1年生企業研修Dコース(アース環境サービス・JT)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Dコースはアース環境サービスとJTに行きました。

生徒の感想(アース環境サービス)
 はじめに,アース環境サービスに到着して感じたことは,建物が個性的なデザインであることと建物の内外ともに清潔であったことです。また,入ってすぐに「シナプス」という社員の方々で制作した大きなオブジェもひときわ目をひきました。
 「アース」と聞いてまず思いついたのは殺虫剤の会社というイメージでしたが,アース環境サービスでは「食の安全・安心」をモットーに常にお客様のことを一番に考え,責任感を持って取り組まれていることが見学や説明を通じて感じ取ることができました。
 特に,医薬品及び食品関係で研究室を完全分離している点は,異物混入や防虫・防菌等で要求される高いレベルの検査を可能にしているのだと感じました。また,質疑応答の際に,社員の方から「この仕事は何かものを作っているのではなく,人々からの認知度は低いが,店舗などで食品が並んでいるのを見ると無事に安心・安全な食を提供できているのだという充実感があり,この仕事自体がCSR活動である」との言葉が印象に残りました。
 これらの貴重な経験を,これからの進路選択に生かし部活動や趣味と勉学の両立に励みたいと思いました。




生徒の感想(JT)
 はじめは「生命誌」とは何かもわかっていませんでしたが、研修を通して「生命誌研究館」の伝えたい「生きていること」について深く学び、考えることができました。研究職の方からチョウの食草についてレクチャーを受けましたが、そもそもチョウの幼虫が特定の植物を食べることさえ知らなかったので、チョウが前足で味見をしてから卵を産むという事実を知りとても驚きました。そのほかにも普段見ているだけではわからないようなことをいろいろ知れて面白かったです。様々な展示の中で特に印象に残っているのは扇の形をした「生命誌絵巻」です。一つの生命体が分かれて多種多様な生物が生まれ、今のようになったという長い長い生命の歴史を感じることができました。また、その長い歴史の中で見ると、人間はつい最近生まれたのだということを改めて考えさせられました。人は人だけで生きているのではないと実感しました。これから先、多種多様な生物たちとうまく関わりあい、共に生きていくことを大切にしていきたいと思います。

1年生企業研修Eコース(シャープ・積水ハウス)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Eコースはシャープと積水ハウスに行きました。

生徒の感想(シャープ)
 シャープミュージアムの見学は驚きで始まり、驚きで終わりました。自分では思いつかないような発想ばかりで、また、現在の家電の始まりはシャープの製品だったということを知り、シャープという会社がなければ、現在の当たり前が発明されていない可能性があると思うととても感動しました。 どの製品よりも良いものにするために小型化したり、新しい機能をつけたりと創意工夫がされていて、見ていて興味が尽きませんでした。特にファンや掃除機に生物の知識を応用している製品はとても興味深かったです。私は将来、医療の職につきたいと思っていますが、どの科目を選択し、学んでも自分の将来に生かされる知識だと考えるようになったので、多くの知識を日々取り入れていきたいです。




生徒の感想(積水ハウス)
 積水ハウスでは、家の構造ばかりではなく、暮らしやすい世の中にするための工夫をたくさん知ることができました。1番印象に残ったのは、お年寄り体験です。お年寄りになると、自分が思っている以上に大変だと気づきました。このように,相手の立場に立って考えてもの作りする会社は魅力的だと思いました。私たち高校生にも何かできることはあるのか、自分がいろいろな立場に立ったとき、小さなことでも考えていきたいです。

1年生企業研修Fコース(京セラ・島津製作所)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Fコースは京セラと島津製作所に行きました。

生徒の感想(京セラ)
 セラミックと一言で言っても様々な種類があることを知りました。鉱物の粉末を使って成形し焼いて研削する。詳しい作り方もよく知らなかったのですが,使う鉱物によってできる製品の性質に差が出ると聞いて,セラミックは想像していたよりも奥が深いのだなと思いました。
 京セラではセラミックを使って,自動車部品,医療用製品など様々な製品をつくっていると知っていましたが,実際に説明を聞くと,想像以上に種類が多く,その上細かい部品が多くて驚きました。
 最近ではセラミックと金属などを組み合わせた原料やそれらを融合させる技術の開発にも力を入れていると知り,将来,今よりもずっと良い製品がつくられるかもしれないと少し楽しみになりました。セラミックは金属よりも丈夫な分,費用がかかり,完成させるのに時間がかかるということに驚きました。それゆえに様々な事業を展開して他社との競争に負けないようにするのが大切なのだと思いました。お話の中に,工場では粉が舞っていたり,気温が高かったりと大変な環境で働いている方もいらっしゃるということで,改めてセラミック製品だけでなく他の商品も誰かの苦労の上にできあがっているのだなとしみじみと感じました。この研修で感じたことを友人や知人に話し共有したいと思います。


生徒の感想(島津製作所)
今回の企業研修があるまで,島津製作所がどのような会社なのか知りませんでした。しかし,研修に伺って,企業の歴史,社内の様子などのお話をしていただいたり,製品の紹介をしていただいたりして,島津製作所はとても素敵な企業だなと感じました。まず最初に「御好次第何品ニテモ製造仕候也」という言葉が印象に残りました。その言葉通り,島津源蔵さんは軽気球の飛揚を成功させたり,GSバッテリーを開発したりと様々な製品を作り出していて,どんなニーズにでも応えてしまうところがすごいと思いました。ショールームで紹介していただいた製品は興味深いものばかりでした。液体クロマトグラフィーの機械と質量分析器はプールいっぱいに水を入れ,耳かきのひとさじ分のコーヒーを入れてかき混ぜたものの中から,カフェインが入っていることが分かると聞き,精度の高さに驚きました。分子のレベルまで調べて分析できる機械が多く,見ていてとても面白かったです。ガスクロマトグラフィーでは,ワインの香気成分なども分かると知り,香りにもちゃんと成分があって,それが分かってしまうのは面白いなと思いました。職場の働きやすさも魅力の1つでした。女性の活躍,休暇の充実,残業の少なさ,など,評価されている点も多く,社員の方からするととても嬉しいことなのではないかと思いました。今回はたくさんのことを知ることができました。仕事の効率を上げるには,環境も大事だということ,様々な分野で島津の製品が活躍していること,周囲に目を向けているからこそだと感じました。私も周囲に気を配り,考え,挑戦していきたいと思います。


1年生企業研修Gコース(大阪取引所・日本銀行大阪支店)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Gコースは大阪取引所と日本銀行大阪支店に行きました。

生徒の感想(大阪取引所)
 今回の企業研修を通して「株式」というものが身近に感じられるようになりました。株式とはどういうものであるのか,中学校で学習して知っていたつもりになっていましたが,お話を聴いて,私が思っている以上に深いものがあると感じさせられました。また,とても分かりやすく説明をして下さったので,より理解を深めることができました。私が一番驚いたことは,大阪取引所で1日に10兆円ものお金が動くということです。日本にあるお金のカギを大きく握っているのだと知ると同時に,そのような巨額のお金が動くことで,日々仕事をされている皆さんの責任感の強さが目に見えて伝わってくる感じがしました。私も将来,仕事をすることにやりがいを持ちたいと思いました。また,実際に見せて下さったハンドサインがとても面白く,印象に残っています。株式の売買に対しての工夫が昔からあったのだと知り,ますます興味が湧きました。株式について,よく知ることができたので,社会人の階段を一歩登ることができたと思います。これから「株式会社」という文字を目にするたびに,今回学んだことを思い出し,今後に繋げていきたいと思います。




生徒の感想(日本銀行大阪支店)
 今回の企業研修を通して,改めて銀行のすばらしさや大切さを感じることができました。銀行はお金を扱う場所だというイメージだけがありましたが,想像以上に銀行の仕事にはいろんなものがあり,とても驚きました。また,偽札が出回らないようにするために,気づかないくらいに細かく作られているお札を見て,普段何気なくお札を使っていますが,安心してお札を使えているのは,このおかげなのだなと感心しました。また,災害が起きたとき,泥まみれの傷んだしまったお札を1枚1枚広げて,交換したというお話を聞いて,日本銀行で働いている皆さんのお金に対する熱意が身に染みて伝わってきました。私も将来、自分が就いた仕事に熱意を持って取り組めるような大人になりたいと思いました。一番印象に残っているのは,傷んだしまったお札は,切り刻んでトイレットペーパーや部屋の壁に使うことができるということです。環境面にまで気を配りながら,仕事に一生懸命取り組むという姿にとても心を惹かれました。


1年生企業研修Hコース(JICA関西・WHO神戸センター)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。HコースはJICA関西とWHO神戸センターに行きました。

生徒の感想(JICA関西)
JICA関西さんの,世界各国から研修員の受け入れをされているところや,国際協力に海外協力隊として市民が参加できることに魅力を感じました。私は今まで開発途上国で起こった問題はあまり関係が無いと思っていました。しかし,遊川さんからのお話から,私たちの生活は開発途上国に大きく依存しているということを知り,国際協力の暖かさを知りました。国際協力は主要国が開発途上国にするものだと思っていましたが,東日本大震災のとき,ほとんどの国が日本を支援してくれたというお話を聞き,国際「協力」という文字通り,一方的なものではなく,支援した国が困っているときには返ってくるものだと分かりました。私は今の生活している環境から抜け出すということが,とてもこわいと思ってしまうので,海外に行くことの楽しさを少しでも知りたいと思い,企業研修でJICA関西さんに行くことにしました。遊川さんのお話から,外国へ行くことで自分自身を振り返ることができた,成長できた,自身の可能性に蓋をしてはいけない,という外の世界を感じることの重要性を学びました。海外へ出て行くことの大切さや楽しさを知ることができました。




生徒の感想(WHO神戸センター)
WHO神戸センター私は,元々世界の様々な国に興味を持っていたので,今回の説明で「世界の人々の健康」に関してのお話をお聞きすることができ,とても有意義な体験ができたと思います。日本に住んでいると,特に不自由することなく生活を送ることができますが,世界的に見て考えてみると,想像以上に不自由な生活を送っている人が多いと聞き,とても驚きました。説明の中には,「病気の予防だけでなく,もしその病気になってしまったらどうするべきかといった病気に関する教育も必要である」という言葉がありました。私はこれを聞いたとき,深く同意しました。予防と教育を同時に進めることで,予防方法に関する知識も増え、病気になってしまったとしても,より早く効率よく治療することができ,それが世界の人々の健康に結びついていくと思いました。 私はこの貴重な経験を通して,より一層、世界全体に関しての興味が強くなりました。この経験を,今後の文理選択や職業選択に生かしていこうと思います。


1年生企業研修Aコース(神戸税関・住友商事)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Aコースは神戸税関と住友商事に行きました。

生徒の感想(神戸税関)
 今回企業研修に参加して、インターネットで調べるだけでは知ることのできないものを見たり、聞いたりして学ぶことができました。
 神戸税関の担当区域には約7100kmの長い海岸線が含まれ、28の外国貿易港と5つの国際空港があるというのには、驚きました。国内の産業を守るために税関がとても重要な役割を果たしていることも学びました。ブランド物のバッグやキャラクターに似せたニセモノも見せていただいて、本当に似ていてだまされないように、買うときは気をつけなければいけないなと思いました。
 街頭キャンペーンを頻繁に行われている理由に、税関についてまずは知ってもらい、情報を提供してもらうためと挙げられていたのには納得しました。また、実際に地域の人からの情報提供で大量の麻薬を回収したという話には、驚かされました。私が最も印象に残っているのは、税関の仕事では、自分のすべての経験が役に立っているというお話です。これからの人生のために、今、たくさんのことを経験したいと思いました。今回のような貴重な体験もこれからに活かしていきたいと思います。




(住友商事)
 先日は企業研修でたくさんの大事なことを教えていただきありがとうございます。
 お話を聞いている中で、「どんな人に向いているか。」という話題になったときに、「語学力に長けている人。」という答えが返ってくると思っていました。グローバルに活躍する上で最も必要とされるのは「語学」だという固定概念があったからです。しかし、その返答は私の予想とは違った「信頼ができ、相手に思いやりをもてる人。」というものでした。これを聞いたとき、私は一番大事なものを忘れていたような気がしました。勉強するだけでは決して身につけられないものだと思いました。私の夢は通訳になることで、今それを実現するために努力しています。話を聞いてただ勉強ができる人でなく、より信頼され、より思いやれる人になろうと思いました。
 今回の企業研修では、大学進学や就職など自分自身の将来へのヒントを多く与えられました。どんな人になりたくて、どんなことを学べばいいのか、そのようなことが明確に見えてきました。10年後、20年後、私たちにヒントを与えてくれたように、誰かの将来の指針を示してあげられるような立派な人になれるように努力します。


1年生企業研修Bコース(JFEスチール・ベティスミス)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。BコースはJFEスチールとベティスミスに行きました。

生徒の感想(JFEスチール)
 JFEスチールを訪れてまず驚いたのがその広さです。敷地内に大きな道路があり信号も整備されていました。1089万㎡で東京ドーム240個分と聞いてその規模にびっくりしました。世界一の製鉄所を訪れることができてとても嬉しかったです。熱延工場を見学させて頂きましたが、鉄の板が出来ている光景は始めて見ました。大きな音と熱風が吹き、すごい迫力で圧倒されました。鉄を運ぶトーピードカーに鉄が流される光景も印象に残っています。どろどろの鉄が流れる光景を初めて見ました。見るものすべて、驚くことばかりでした。会社について説明して頂き、私たちの質問に答えて頂く時間もとっていただけました。印象に残っているのは「量で勝てないなら質で勝つ」という言葉です。とても心に残りました。また、グローバルビジネスに対応するには語学力を高めること、しかし語学は道具であり、道具を使う人自身がいろいろな面で成長することが大切だということも学ぶことができました。今回学んだ多くのことをこれからの生活に役立てていきたいと思います。


生徒の感想(ベティスミス)
私は今までジーンズにそれほど興味はなかったのですが、知れば知るほど、歴史があって奥が深いなと感じるようになりました。世界でもトップレベルのデニムの洗濯技術が児島にあること、ジーンスは薬品と水と軽石と一緒に洗って色を落として加工することなど、今回の研修で初めて知りました。また、ベティスミスさんは元は制服を作る会社であったのが時代の変化に合わせて事業を変え、レディースジーンズがないことに着目して初めて開発した会社であることを知り、時代のニーズを読み取ることが必要であることを学びました。工場では丁寧に縫製するところも見させて頂きました。徳島県の池田町、三加茂町にも工場があることを知り、親近感がわきました。ストラップ作りも体験させて頂きましたが、ジーンズのはぎれから素敵な小物を作り、売り上げにつなげていることが、環境にも優しく会社にも利益をもたらすので、素晴らしいと思いました。これから服を着るときには作ってくれた人に感謝し、大切にしたいと思いました。また、企業の姿勢はこれからの生活に生かしていきたいと思いました。


京都大学オープンキャンパスに参加しました

 

 

2019年8月8日,9日 京都大学オープンキャンパスに参加しました。

 

模擬授業やキャンパスツアー等に参加し,実際の大学の授業や,普段知ることのできない現役大学生の声を聞くことができ,充実した研修となりました。

 

参加者 8月8日 38人, 8月9日 33人

 


生徒の感想・・・一部抜粋

 

・医学部人間健康科学科の学部説明会では, 30 種類以上の体験ブースが有りどのブースも大学のオープンキャンパスにいることを忘れ るくらい実際の仕事に近い体験をすることができました。

 

・薬学部では授業内容は難しかったが京都大学での研究内容がわかった。また,私が見たこともない実験器具を使って,タンパク質を結晶化させる実験をして,さらに興味が湧いた。

 

・工学部地球工学科や教育学部の説明会に 参加することができ,視野が広がった気がした。今後の進路選択にいかしていきたい。

城東高校課題研究英語発表会が開催されました

7月20日(土)本校3年生人文社会コースの生徒による英語の課題研究発表会がとくぎんトモニプラザで開催されました。城東生,保護者,中学生,海外留学生,一般の方などたくさんの方々がお越しくださり,大いに盛り上がりました。

3年生の生徒たちは,6つのグループに分かれて,昨年度クエストの時間に1年間かけて課題研究したものをさらに内容を深めながら英語に直していきました。そして,効果的なプレゼンテーションについて,先生に教えてもらったり,お互いに助言し合ったりしながら当日を迎えました。どのグループも努力が実を結び,素晴らしいプレゼンテーションとなりました。各発表の後の質疑応答では,フロアからたくさんの意見や質問があり,会場は熱気に包まれました。最後には,徳島県教育委員会グローバル・文化教育課グローバル人材育成担当寺澤昌子班長からの講評がありました。丁寧な助言をいただき,次のステージへとステップアップしていくための大きな励みとなりました。

閉会式の後,各グループに分かれて,希望者によるディスカッションが行われ,ここでも活発な意見交換がなされました。

 

 

 

 

     
     
     
     

 

 

 

「大塚製薬理念と実証~現在の高校生に求めること」


              第2回クエスト講座
    大塚製薬株式会社 浜本光生先生、バルケイト・サラ先生による
      「大塚製薬理念と実証 ~現在の高校生に求めること~」

 2019年6月20日(木)に上記の演題でお二人からご講演いただきました。




~生徒の感想より~
・『頑固な先入観』を捨て、何度失敗しても恐れず、常に新しいことに挑戦していく     
 ことの大切さを知った。
・改めて英語の勉強をきちんとしなくてはいけないと思った。また、目的意識を持っ 
 て取り組まなければならないことを学んだ。
・『怖いのは挑戦しないこと。5回失敗してもいいから、6回成功しよう』という言葉 
 が心に残っている。このことは私たちにとって部活も似ていると思う。何でも挑戦  
 してみようと思う。
・英語を単に勉強するだけでなく、使えるように身につけなければいけないと思った。

1年生第1回クエスト講座がありました

 6月18日(火)5・6時間目に1年生第1回クエスト講座(大学)がありました。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授 松繁寿和先生から『グローバル化する社会で高校生に求められる力とは~なぜ課題探究型学習が必要か~』という演題でご講演いただきました。教授のお話に生徒達は真剣に耳を傾け、懸命に内容のメモをとっていました。

 

 
生徒の感想・・・一部抜粋

・今日の講演を聞いて、僕の視野がどんなに狭いものであったか思い知らされました。『グローバル化』という言葉は、今までに何度も聞いたことありましたが、それが今現在進行し、しかも、日本はそれに1歩も2歩も遅れをとっていることを知らなかったのでびっくりしました。僕は、これからの将来のためにいろんな人とコミュニケーションをとれるようになり、たくさんの知識や広い視野を持って、自ら進んで物事に取り組んでいけるような人になりたいです。

・グローバル化を考えたとき、初めは外国との文化交流のことしか考えられなかった。でも、今回の講演を聞いて少し見方が変わった。日本は島国で、外との交流が少ないのでコミュニケーションをとる能力が低いのではないかと思った。でも今、世界と対抗するためには世界のことをさらに知り、未来を考えて行動していかなければならないと気付いた。もっと世界中で起こっていることに興味を持ち、多様な視点から物事をみることを心がけようと思った。

・日本の企業は技術面で優れているということをよく聞くのに、外国の企業の製品の方が世界的にみてよく使われているということが分かって、コミュニケーション能力がいかに大切なのかを実感した。世界のニーズを考慮して『世界を知る』ということが必要なのだと思った。

また、その後の座談会でもたくさんの生徒が参加し、松繁教授から貴重なお話をお聞きすることができました。