総合的な探究の時間

1年生が県庁舎見学に伺いました。

2020年3月17日(水),1年生希望者12名が徳島県庁舎見学に伺いました。

最初に,徳島県議会の傍聴席に案内していただき,続いて知事室も拝見しました。

その後,防災コースと労働コースに分かれ,県職員の方々から説明を受けました。

私たちの質問にも丁寧に答えていただきました。下記は,感想文の一部です。

このたびの見学は,県庁ふれあい室の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。

【防災コース】

・私は今回初めて県庁の知事室や,議会の傍聴席に行きました。ここで私たち県民のためにたくさんの方が働いていると思うと,公務員の大切さを改めて感じました、防災コースでは,耐震シェルターや南海トラフ巨大地震連動の可能性などを教えていただき,私が今後,探究活動で取り組んでみたいと思うことがたくさん見つかりました。

・普段なら入ることのできない場所に入ることができ,貴重な体験をさせていただきました。実際に耐震シェルターを見ることができたり,徳島県がどのような対策を取っているのか知ることができたので良かったです。耐震診断についても初めて聞いたことだったので,印象に残りました。また,私の家も耐震診断してみたいと思いました。

・私は今回,シェルターが木造であることに衝撃を受け,命を守る材料がコンクリートだけではないことに気づきました。木造の建物を点検・改良することで,地震から命と住居を守るという話は最も印象に残りました。とても有意義な時間を過ごすことができました。

・県庁職員で構成された自衛消防組織があることに驚きました。また,災害時には「自助7割,共助2割,公助1割」のように組織をつくることで,円滑な防災ができることを知りました。他にも,SDGsや労働に関するお話が聞けて良かったです。これからの研究に活かします。


【労働コース】

・知事室等の見学はとても貴重な体験で,さまざまな知識を得ることができました。労働についてのお話もクイズ形式になっており,「そうだったんだ」と驚かされました。正しいことをしっかり知識として身につけられるようにしていきたいです。とても充実した1日となりました。

・私は徳島県で燃料電池パトカーが導入されていることを初めて知りました。これからも,徳島県が全国に先駆けて脱炭素化事業を進めていってもらいたいと思いました。県庁は防災設備が整っており,周辺地域の人々の避難所となっていることも知りました。11階から見た街の景色もきれいで,興味深かったです。

・労働コースのミニ講座では,最低賃金についてなど,知らなかったことをたくさん教えていただきました。この講座を受けていなかったら,もしそのようなトラブルに巻き込まれても解決することはできなかったと思います。それからSDGsについても教えていただき,これからの課題研究の参考になりました。

・1番印象的だったのは労働時間についてのクイズです。昼休み時間中に頼まれた仕事は労働時間に含まれることが意外でした。でもそうでなければ毎日昼休みに仕事をしなければいけない状態になることは,容易に分かります。新しい知識を得て,自分の問いや疑問に答えを導くことの必要性を改めて実感しました。この経験を普段の生活に取り入れたいと思います。

・県庁で働いている人たちは,役割や部署が違っても,「よりよい徳島県のために県民が安心・安全に生活できるように全力を尽くす」という共通の意識を持ってお仕事をされていることを強く感じました。私たちが知らなかった支援制度もたくさんあり,徳島県の新たな魅力を発見できました。今日の体験を通して,私は徳島県のことがもっと好きになりました。

・県庁舎の1つ1つに深い意味が込められており,たくさんの新しい発見がありました。また労働についてのお話の中では,職員の方々の「徳島県を良くしたい」という気持ちが伝わってきて,徳島で住んでいることが誇らしく感じられました。特に,「県庁がいろいろな企業の手本になるように」という言葉が印象に残りました。

・私は県庁に入るのが初めてだったのですが,皆さんのサポートのもと,とても有意義な時間を過ごすことができました。労働やSDGsの講義では,社会のしくみや政策を分かりやすく説明してくださり,踏み込んだ質問にも丁寧にお答えくださったので,一段と探究意欲が高まりました。学んだことを仲間とシェアして,知識を深めたいと思います。

・労働コースでは,労働時間や最低賃金などについてのクイズを通して,楽しく知識を得ることができました。また,県庁では,出産・育児をしやすい環境を率先して設けていることも分かりました。私たちの質問にも1つずつ丁寧に答えてくださったので,視野を広げることができました。今後は今回の経験を活かして,SDGsの研究を進めていきます。