総合的な探究の時間

2021年6月の記事一覧

一年生 クエスト講座(大学)SDGsについての講演会

6月24日(木)、私たちは鳴門教育大学高度学校教育実践専攻自然・生活系教科実践高度化コース准教授の坂本有芳先生にお越しいただき、講演をしていただきました。講演では、SDGsについて環境問題やジェンダー問題、経済格差などといった様々な観点から問題を取り上げてられていました。タブレットがスクリーンと画面共有されていたので、詳細な資料を手元で見ながら、先生の講演を聴くことができました。

講演の実際の様子

以下、講演を聴いての感想

・SDGsの達成状況が国際化レポートでまとめられていることや、点数化された結果がネット上に公開されていることを初めて知り、詳しく知りたいと思った。また、他国と比べてみたいとも思った。SDGsの説明の後にあった、先生の研究は、アンケートや実際に指導することを通して状況が改善されていて、自分の研究で生かしたい部分が多くあった。

・私が今できることは、行われている取り組みに参加することだと思った。まずは「食品ロス」の取り組みを日常生活の中で意識しようと思った。特に「不必要なものは買わない!」ということに気をつけていきたい。

・SDGsと聞くと、環境問題についてのことしか思い浮かばなかった自分でしたが、講座を聴いて、ジェンダー平等についてのことも意識するようになりました。私の家も、母に家事を頼りすぎているので、私も家事をもっと手伝っていくことで、SDGs解決に少しでも近づけると思いました。

・最初は「なぜSDGsが必要なのか」と疑問に思っていたが、SDGsを実行することで貧富の差を縮めたり、本来の世代を守ったりすることにつながると知り、私も自分のこととして考える必要があると思った。

 

1年生 クエスト・探究活動①

 私たち1年生は,これまでの先輩方にならい,SDGs(持続可能な開発目標)についての探究活動を行う予定です。今日のクエストでは,現在自分が興味を持っているSDGsのゴールについてグループで意見を出し合い,そのターゲットについてインターネットで内容を検索しました。次いで,そのゴールに向けて,現在行われている国内外の取り組みについても調べていきました。タブレットを用いて必要な資料を探したり,仲間と情報共有をすることにはまだまだ慣れませんが,いずれはパワーポイントを用いて発表原稿作成にも挑戦していきたいです。

2年生 クエスト・探究活動①

 私たち2年生は,昨年度後半より8チーム,76班に分かれてSDGs(持続可能な開発目標)についての探究活動を行っています。

Aチーム(貧困をなくそう・飢餓をゼロに・すべての人に健康と福祉を①)

Bチーム(すべての人に健康と福祉を②)

Cチーム(質の高い教育をみんなに・平等と公正をすべての人に)

Dチーム(ジェンダー平等を実現しよう・人や国の不平等をなくそう)

Eチーム(安全な水とトイレを世界中に・住み続けられるまちづくりを・つくる責任 つかう責任)

Fチーム(エネルギーをみんなに そしてクリーンに・産業と技術革新の基盤をつくろう)

Gチーム(働きがいも 経済成長も・気候変動に具体的な対策を)

Hチーム(海の豊かさを守ろう・陸の豊かさも守ろう)

 現在は,研究テーマを設定し,探究マップを作成中です。タブレットを利用して資料を検索したり,図書室で関連書籍を探すなかで,今後はスライド作成や,発表原稿をまとめる作業に入ります。班で力を合わせて頑張っていきたいです。

 

 

3年生・クエスト 『叡智の扉』

 昨年度,私たちはSDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールを基に,まず8つのグループに分かれ,更に94の小班に分散して研究テーマを設定しました。そしてその研究結果は,今年5月に研究集録『叡智の扉』にまとめられました。

 現在は,その成果を活かして,一人一人が大学の志望理由書作成に取り組んでいます。これからの時代は,課題研究で経験したように,個人では解決が難しい問題も,チームでその解を導くことが大切になってくると聞いています。今後は,「環境」「国際問題」「科学技術」「医療・看護」などの現代社会における問題に対して,学友とのディベートや,いずれは小論文にも取り組んでいく予定です。

 

 

1年生クエスト・NIE(教育に新聞を)講座

6月3日(木),徳島新聞NIE・NIB推進室の寺西武士先生にお越しいただき,1学年対象のNIE(教育に新聞を)講座が開催されました。

当日は徳島新聞社様のご好意で,全員に6月2日(水)の朝刊が配布され,「高校生のための新聞の読み方~新聞を使って考える力を養う~」と題されたお話をお聞きしました。生徒の感想をいくつかご紹介します。

 

・私が1番心に残っていることは,関心のないことにも目を向けて「知ろう」とする態度がいかに大切かということです。これからは「ネット+1」の1として,新聞をはじめとした紙のメディアにも積極的に関わっていこうと思います。また,見出しにも注目し,要約のコツを学びたいと思います。また,批評を受け入れることで自分が成長できるということも教えていただきました。

・講座で配布された新聞を読んだだけでも,自分の知らない,また興味を引かれる情報がたくさんありました。さらに,新聞の見出しやリード文を考えることがどれだけ難しく,重要な仕事であるかを理解できました。スマートフォンひとつで自分の知りたい情報をすぐに入手できる現代で,新聞を読むメリットはあるのだろうかと思っていましたが,「関心のないことにも興味を向けるために新聞を読んでほしい」という言葉が最も印象に残りました。

・「新聞を読むとよい」とよく聞きますが,それはどうしてだろうという疑問を持っていました。しかし,新聞を読むことで社会の出来事を知るだけでなく,考える力や読解力が身につくことを学びました。また新聞の見出しや脇見出し,リード文といった構成についてお聞きし,こういった展開の方法は,今後意見を交わす中でも応用することができると思いました。私は今日の講座で学んだことを日常生活に活かしていこうと思います。

・この講座を聞いて1番大切だと思ったことは,大事なことは簡潔に述べるということです。私は今日,新聞の見出しのすごさを改めて感じました。なぜなら,900字前後の文章から最も重要な10文字程度のキーワードを提示し,私たち読者に伝わりやすいように紙面を作っているからです。寺西先生もおっしゃっていましたが,新聞は「究極の要約」だと思いました。私は普段,あまり新聞を読んでいません。ですが,今日の講座で学んだように,興味がある記事の見出しやリード文から少しずつ読んでいきたいと思いました。

・今の時代,デジタルで膨大な量の情報を得ることができますが,デジタルとアナログの使い分けも大切であるということが分かりました。また,ただ読むだけではなく,ニュースの背景や,自分と対立する意見,ニュースを読んで生まれた新たな疑問など,効果的な読み方を実践してみたいと思います。情報を集めるときは,ネットの情報プラスもうひとつ,新聞や本などのツールを利用していきたいと思います。これからは関心がなかった分野にも目を向けて,多様な情報にふれ,自分で考える力を養いたいと思います。