総合的な探究の時間

1年生企業研修Dコース(アース環境サービス・JT)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Dコースはアース環境サービスとJTに行きました。

生徒の感想(アース環境サービス)
 はじめに,アース環境サービスに到着して感じたことは,建物が個性的なデザインであることと建物の内外ともに清潔であったことです。また,入ってすぐに「シナプス」という社員の方々で制作した大きなオブジェもひときわ目をひきました。
 「アース」と聞いてまず思いついたのは殺虫剤の会社というイメージでしたが,アース環境サービスでは「食の安全・安心」をモットーに常にお客様のことを一番に考え,責任感を持って取り組まれていることが見学や説明を通じて感じ取ることができました。
 特に,医薬品及び食品関係で研究室を完全分離している点は,異物混入や防虫・防菌等で要求される高いレベルの検査を可能にしているのだと感じました。また,質疑応答の際に,社員の方から「この仕事は何かものを作っているのではなく,人々からの認知度は低いが,店舗などで食品が並んでいるのを見ると無事に安心・安全な食を提供できているのだという充実感があり,この仕事自体がCSR活動である」との言葉が印象に残りました。
 これらの貴重な経験を,これからの進路選択に生かし部活動や趣味と勉学の両立に励みたいと思いました。




生徒の感想(JT)
 はじめは「生命誌」とは何かもわかっていませんでしたが、研修を通して「生命誌研究館」の伝えたい「生きていること」について深く学び、考えることができました。研究職の方からチョウの食草についてレクチャーを受けましたが、そもそもチョウの幼虫が特定の植物を食べることさえ知らなかったので、チョウが前足で味見をしてから卵を産むという事実を知りとても驚きました。そのほかにも普段見ているだけではわからないようなことをいろいろ知れて面白かったです。様々な展示の中で特に印象に残っているのは扇の形をした「生命誌絵巻」です。一つの生命体が分かれて多種多様な生物が生まれ、今のようになったという長い長い生命の歴史を感じることができました。また、その長い歴史の中で見ると、人間はつい最近生まれたのだということを改めて考えさせられました。人は人だけで生きているのではないと実感しました。これから先、多種多様な生物たちとうまく関わりあい、共に生きていくことを大切にしていきたいと思います。