総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

2年生・探究学習② クエスト講座

6月14日(木)に,今年度初めてのクエスト講座が行われました。

講座テーマ 課題研究の進め方,まとめ方~情報リテラシーを身につけよう~

講演者   渡部 稔先生(徳島大学教養教育院教授)

渡部先生にはZoomを通して, ①テーマ設定 ②研究方法 ③研究のまとめ方 ④発表方法(スライド) ⑤論文のまとめ方 と順を追った,非常にわかりやすいお話をしていただきました。

また, 次々と質問の手が上がり,丁寧なご回答をいただきました。さらに講座終了後も直接質問をしたいという生徒が何組もおり,親切に対応していただきました。渡部先生,ありがとうございました。

今後ともに班で協力をして,課題研究をよりよきものにしていきたいと思っています。

講座の感想をいくつか紹介します。

・私たちの班は,クエストの時間にあまり話が進まず困っていましたが,テーマをもっと深く掘り下げて具体性を持たせるべきだと気づきました。

・「課題研究を進める上では自分たちと対立する意見をよく調べること」という先生のお話が最も印象的でした。

・課題研究については,何から始めていいのか分からず,難しいイメージがありました。しかし今日のお話で,手順を踏めばよいものをつくれるのではないかと思えるようになりました。

・自分たちにしかできない発表をやってみたいと思いました。今日教えていただいたことを最大限に活かしたいと思います。

・一般性・妥当性が欠けないようにデータを用いることの重要性が分かりました。数値を用いるときには,単に平均を取るだけでなく,また違った視点からも読み取りをしたいと思います。客観的で筋の通った発表ができるように頑張ります。

1年生・NIE(教育に新聞を)講座

6月2日(木)に1年生対象のNIE講座が行われました。

講座テーマ:「高校生のための新聞の読み方~新聞を使って考える力を育てる~」

講演者:寺西 武士先生(徳島新聞社 NIE・NIB推進室)

昨年に引き続き,寺西先生には学年全員に徳島新聞をお持ちいただきました。

続いて,紙面の構成やリード文とは何か,「伝える」文章と「伝わる」文章の違い,「評価」しあうことの大切さなど,これからのクエストに役立つ話をたくさんお聞きしました。

生徒からも質問の手が次々と上がり,ひとつひとつに丁寧に回答していただきました。

寺西先生,ありがとうございました。下記は生徒の感想文の一部です。

・今後新聞を読むときは ①コラムを読み,時事問題に触れる ②見出しに着目する ③ニュースに対し批評をしてみる ことを心がけていこうと思います。

・私自身,電子媒体で情報を得て頭にインプットするのが苦手で,辞書や新聞で得た知識の方がより効率的に力がつくように思います。今後は新聞の100字要約を自分のことばで作ってみたり,客観的事実をつかみながら文章を読むことで読解力を向上させていきたいです。

・新聞には一覧性があり,ページによってジャンル分けがされています。その中から記事を選び,スクラップして自分の考えをまとめてみたいなと思いました。

・私も寺西先生の考え方と同じで,「必要でないこと」など無いと思っています。また今自分が必要としていない知識や教養でも,いつか必ず必要になる時がくると思います。「不必要」と思っていたことが「必要」に変わる瞬間は,きっと楽しいし,何より嬉しいことになると思います。

・徳島新聞の鳴潮欄は毎日読んでいるのですが,他はついつい関心のあるものだけを読んでいます。しかし,「関心のないものにも目を向ける」ことを実践して,自分の考えや知識を深めていきたいと思いました。

・私はいつも文章を書いたり,話したりするときに,先に長々と説明をしてしまいます。しかし新聞の見出しは,一目で内容が分かるように工夫されています。これからは伝えたいことを先に述べるようにしようと思います。また寺西先生が,「新聞を読むことで考える力が身につく」とおっしゃっていたことが大変印象的でした。

・今回の講演では「批評」という言葉が最も心に残っています。自分の意見と相手の意見を「批評」し合うことで,よりよい意見に発展すると思います。

2年生・探究学習①

新年度に入り,学年担当の先生も替わり,総合的な探究の時間がリスタートしました。

現在,2年生はSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに8チーム,74の小班に分かれて活動を行っています。

この日は探究活動のための図書館利用やインターネット検索,インタビューやアンケートの方法について

担当の先生から説明を受けました。これまでの先輩が積み重ねてきた研究集録・『叡智の扉』を

私たちの手でもつくることができるように,チーム・小班ともに一致協力をしていきたいと思っています。

3年生・『叡智の扉』ができあがりました。

私たちが1年生の後半から取り組んできた課題研究の成果が『叡智の扉』という冊子になりました。

この数年,城東高校ではSDGs(持続可能な開発目標)を探究活動のテーマに据え,課題研究に取り組んでいます。

医療や福祉,教育,環境,生物,ジェンダーの問題など,今私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。

週に1度,クラスの枠を超えて話し合い,さらに問題を提起し,課題に真正面からぶつかった15ヶ月間は大変有意義な経験となりました。

3年目のクエストがスタートしたこの日。私たちは大学の志望理由書作成にチャレンジしました。

自分が興味・関心を持つ学問や職業分野において今どのような問題が生じているのか,また大学では何を解決するべく

研究が行われているのか,『叡智の扉』にはそのヒントになるようなことがたくさん詰まっています。

級友の課題研究も繰り返しよく読み,さらに内容理解に努めていきたいと思っています。

1年生・クエストがスタートしました。

城東高校では,毎週木曜日に実施する『総合的な探究の時間』を『クエスト』と呼んでいます。

そしてこの時間は,全学年の生徒が将来の夢を実現するために探究活動を行っています。

今日,1年生はワークシートを用いて「高校生活で楽しみにしていることや期待していること」,反対に「現在,不安に思っていること」,「高校生活で挑戦したいこと,やりぬきたいこと」などを自分のことばでまとめてみました。

またホームルーム活動の時間には,キャリア・パスポートの作成にも取りかかりました。

高校生活は始まったばかりです。3年間で幅広い知識と深い思考力を身につけ,コミュニケーション力やプレゼンテーション能力を伸ばし,自分の目標を達成できるように頑張っていきたいです。