総合的な探究の時間

1年生・NIE(教育に新聞を)講座

6月2日(木)に1年生対象のNIE講座が行われました。

講座テーマ:「高校生のための新聞の読み方~新聞を使って考える力を育てる~」

講演者:寺西 武士先生(徳島新聞社 NIE・NIB推進室)

昨年に引き続き,寺西先生には学年全員に徳島新聞をお持ちいただきました。

続いて,紙面の構成やリード文とは何か,「伝える」文章と「伝わる」文章の違い,「評価」しあうことの大切さなど,これからのクエストに役立つ話をたくさんお聞きしました。

生徒からも質問の手が次々と上がり,ひとつひとつに丁寧に回答していただきました。

寺西先生,ありがとうございました。下記は生徒の感想文の一部です。

・今後新聞を読むときは ①コラムを読み,時事問題に触れる ②見出しに着目する ③ニュースに対し批評をしてみる ことを心がけていこうと思います。

・私自身,電子媒体で情報を得て頭にインプットするのが苦手で,辞書や新聞で得た知識の方がより効率的に力がつくように思います。今後は新聞の100字要約を自分のことばで作ってみたり,客観的事実をつかみながら文章を読むことで読解力を向上させていきたいです。

・新聞には一覧性があり,ページによってジャンル分けがされています。その中から記事を選び,スクラップして自分の考えをまとめてみたいなと思いました。

・私も寺西先生の考え方と同じで,「必要でないこと」など無いと思っています。また今自分が必要としていない知識や教養でも,いつか必ず必要になる時がくると思います。「不必要」と思っていたことが「必要」に変わる瞬間は,きっと楽しいし,何より嬉しいことになると思います。

・徳島新聞の鳴潮欄は毎日読んでいるのですが,他はついつい関心のあるものだけを読んでいます。しかし,「関心のないものにも目を向ける」ことを実践して,自分の考えや知識を深めていきたいと思いました。

・私はいつも文章を書いたり,話したりするときに,先に長々と説明をしてしまいます。しかし新聞の見出しは,一目で内容が分かるように工夫されています。これからは伝えたいことを先に述べるようにしようと思います。また寺西先生が,「新聞を読むことで考える力が身につく」とおっしゃっていたことが大変印象的でした。

・今回の講演では「批評」という言葉が最も心に残っています。自分の意見と相手の意見を「批評」し合うことで,よりよい意見に発展すると思います。