放送部の歴史
城東高校放送部は,校内の放送活動とともに県内外のコンテストに参加し,これまで以下の成果を収めてきました。
~全国大会の入賞記録~
1973年 NHK杯全国高校放送コンテスト 朗読部門決勝進出
1978年 NHK杯全国高校放送コンテスト 朗読部門決勝進出
1986年 NHK杯全国高校放送コンテスト 朗読部門入選
1992年 NHK杯全国高校放送コンテスト アナウンス部門入選
2015年 NHK杯全国高校放送コンテスト 朗読部門入選
2019年 NHK杯全国高校放送コンテスト テレビドキュメント部門制作奨励賞
2020年 第40回近畿高等学校総合文化祭 アナウンス部門優秀賞
※NHK杯個人部門での入賞5度は県内最多です
~県大会での主な記録~
2009~10年 県高校総合文化祭アナウンス部門2年連続優勝
2011~14年 県高校総合文化祭朗読部門4年連続優勝
2014~16年 県高校放送コンテストアナウンス部門3年連続優勝
2014~16年 県高校放送コンテスト総合部門3年連続優勝
放送部活動内容
★発声練習
★校内放送(お昼の放送や学校行事における司会進行など)
★テレビ番組・ラジオ番組の制作(ドキュメンタリー・ドラマ)
★コンテストへの参加
★その他ラジオ番組出演やイベントの進行など校外での様々な活動
昨年度の実績
~全国大会の部~
第44回全国高等学校総合文化祭高知大会(8月)
アナウンス部門文化連盟賞
第40回近畿高等学校総合文化祭奈良大会(12月)
アナウンス部門優秀賞・奨励賞
~県大会の部~
第54回徳島県高校放送コンテスト(6月)
アナウンス部門 第1位・第2位・第3位・第6位・奨励賞
朗読部門 第4位・奨励賞
総合部門 優勝
第39回徳島県高等学校総合文化祭(11月)
アナウンス部門 第5位・奨励賞
朗読部門 第4位・奨励賞
総合部門 第4位
今年度の活動計画
4月 部活動登録・発声練習・原稿脚本作り
5月 校内予選会(10日)・読み練習・作品編集
6月 県高校放送コンテスト(13日)・アナウンス朗読講習会
7月 NHK杯全国高校放送コンテスト(10日~29日・オンライン)
8月 県高文祭準備・令和4年度全国高校総体開会式映像制作
9月 城東祭・アナウンス朗読講習会
10月 県高文祭準備
11月 県高等学校総合文化祭(3日)・ 近畿高等学校総合文化祭(20日・滋賀)
12月 県高校放送コンテスト準備
1月 令和4年度全国高校総体司会候補者第1回研修会
2月 県高校放送コンテスト準備
3月 令和4年度全国高校総体司会候補者第2回研修会・吹奏楽部定期演奏会司会
※ 赤字はコンテスト
入部を考えている皆さんへ
新しい入試制度や学力観の中で重視されるようになっているのが, 情報を収集整理し,自分の考えをまとめ,表現する力です。放送部の活動は,原稿の作成や発表,番組の制作を通じて 楽しみながらこれらの力を育成することができ,1年生からしっかり活動に取り組めば2年後の受験では大きな力を発揮することでしょう。また,将来マスコミ関係やクリエーターなどを目指す人は,将来につながるスキルとキャリアを育むことができます。中学校にはない部活動なので,みんなが同じレベルからスタートできますし,自分の予定に合わせて活動できますので,他部との掛け持ちや勉強との両立も可能です。男女学年の区別なく和気藹々と活動していますので,たくさんの人の入部をお待ちしています。
令和4年度全国高校総体(インターハイ)の総合開会式が徳島県のアスティ徳島で開催されます。総合開会式の司会進行は高文連放送部門が担当します。放送部以外の人も募集しますので,開会式の進行という形で大会運営に携わりたい人は,放送部に入ってチャレンジしてみませんか?また,城東高校放送部は,開会式で流される徳島県紹介ビデオの制作担当もしています。映像制作に興味がある人はこちらも大歓迎です。

3月1日 第72回卒業証書授与式が行われ,放送部も5名の部員が巣立って行きました。昨年に続き在校生の参加ができませんでしたが,1,2年生からは心のこもったメッセージビデオと色紙が3年生に送られました。それぞれに進む道は違いますが、部活動で培った力を元に各界で活躍される事と思います。これまで卒業生を支えてくださった保護者の方,前顧問の竹内先生に深くお礼を申し上げます。卒業生に幸多からん事を願っています!


12月12日より1月17日まで第40回近畿高等学校総合文化祭奈良大会が開催されました。今年は新型コロナウィルス感染症拡大のため,オンライン開催で各部門の発表が行われました。放送部からは,総合開会式で2名の部員が徳島県のアピールをした他,アナウンス部門に2名が出場し,うち3年生の宮内紀佳さんが見事第2席の「優秀賞」を獲得しました。強豪校のひしめく近畿高文祭での入賞は,城東高校では初めてであり,県としても2度目の2部門入賞となりました。県大会では,突出した力を持っていながら3度2位になるなど,悔しい思いをした宮内さん。最後の大会で,全国での評価を得たことは,大きな自信となることでしょう。これからの更なる活躍をお祈りしています。


12月14日 四国大学の紹介で,徳島に住む外国人向けの日本語教材の制作に参加させていただきました。徳島北・城ノ内・徳島市立・脇町の放送部員とともに,徳島の歴史や文化,阿波弁などを紹介する文章を朗読しました。四国大学の情報メディア館のスタジオはテレビ局にも負けない程の素晴らしい設備で,大学の学生さんや先生方とともに楽しく作業をすることができました。
本教材は来月に完成を予定しており,徳島県国際交流協会公式ホームページなどから閲覧できるようですので,是非ご覧ください。

11月3日 第39回徳島県高等学校総合文化祭放送部門があわぎんホールにて開催されました。春の大会は新型コロナウィルスの感染拡大により完全Web開催だったのですが,今回は予選をWebで,本戦を従来通り会場で行いました。


城 東高校からはアナウンス部門2名,朗読部門2名が決勝に進みました。
決勝大会では,感染対策のため入場時の検温等とともに,発表時の消毒,定期的な換気などを行い,生徒が安心して発表できるように多くの先生方が協力してくださいました。放送は声を使うので特に慎重な対応が必要でしたが,生徒が決勝に残らなかった学校や出場者のいない学校の先生方も献身的に運営に携わっていただき,例年に近い大会運営ができたことは大変ありがたいことでした。また,会場に来られなかった生徒は自宅で同時中継された映像により,大会の雰囲気を感じることができました。


また,発表の合間には四国インターハイ実行委員会の先生方による四国インターハイの紹介がありました。令和4年度に四国4県で実施される全国高校総体(インターハイ)の総合開会式は,徳島県のアスティ徳島で行われますが,式典の司会は放送部門よりコンテスト結果を基に選考されます。大会で流す映像や進行の様子など過去の大会記録を見ながら紹介していただきました。


番組部門の作品を上映した後,結果発表が行われました。本校の入賞は以下の通りです。
アナウンス部門 第5位 尾形叶夢
奨励賞 芳村壯一朗
朗読部門 第4位 正木心奏
奨励賞 小川真白
AP部門 優秀賞 「徳島の宝!そば米汁」
総合部門 第4位
残念ながら全国高文祭には出場できなかったのですが,それぞれに今回の経験を踏まえて次の大会へと歩み出してくれることと思います。最後に,放送局の先生方より講評をいただき一日が終わりました。

9月26日 本校会議室で徳島市立高校放送部との交流会を行いました。本校放送部からは5名の部員が,市高からは7名の部員が参加しました。最初に自己紹介と部活動での取り組みを紹介しあい,合同での発声練習をしました。その後,県高文祭で発表する原稿を一人ずつ読んで,顧問の先生や部員がアドバイスや感想を述べました。最後に,今年全国高文祭高知大会で見事朗読部門の第1席に輝いた市高3年の中澤千祥さんが近畿高文祭で読む原稿を披露しましたが,大変高いレベルの発表に一同大きな感動と刺激を受けたように思います。両校は小学校や中学校での同級生も多く,最初から和らいだ雰囲気で交流することができました。今後も交流を続けていきたいと思います。



9月8日から3日間, 「奪還せよ!失われた3ヶ月 ~青春は密です~」をテーマに第72回城東祭が開催されました。放送部は2日目に多目的ホールで行われた邦楽部・オーケストラ部・演劇部などの進行と3日目に行われた体育祭の進行をさせていただきました。今後も校内外でイベントの司会進行に取り組んでいきたいと思いますので,機会がございましたら気軽にお声をかけていただければありがたいです。

7月31日 城東高校では終業式が行われましたが,放課後防衛大学に進学した昨年の放送部OBが後輩の激励に訪れてくれました。活動場所の地学教室で約1時間,部員と交流しました。先輩からは大学生活の様子を,後輩からは最近の活動の様子などを話し,1時間が過ぎていきました。特に今年男子部員が2名入部した事を先輩は喜んでいました。先輩は,昨年ほぼ1人で長期にわたる制作を進め,全国大会で入賞する結果を残したので,現部員もこの精神を引き継いでそれぞれに頑張ってほしいと思います。他のOBの方も機会がございましたら,是非学校を訪れて色々な話をしていただけるとありがたいです。可能な方がいらっしゃいましたら学校まで顧問宛でお電話いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

7月16日 毎年全国大会出場者を対象にNHK徳島放送局のアナウンサーが講習会を開いてくれていますが,今年は新型コロナウィルス感染症拡大のためTEAMSというアプリを使ってリモートでの開催となりました。本校からは第44回全国高文祭高知大会に出場する宮内紀佳さんが参加しました。大会で読む原稿を使ってアナウンスを行い,栗田隼人アナウンサー,佐々木智一アナウンサーから指導を受けました。約40分の講習により読みの癖がとれ上達することができました。講習会の後はすぐに放送室で提出用の音源を録音しました。今年の全国高文祭は,7月31日から10月31日までWeb上で開催され,総合開会式を8月6日16:00からライブ配信し,8月20日に放送部門の結果発表が行われる予定です。
7月16日 毎年全国大会出場者を対象にNHK徳島放送局のアナウンサーが講習会を開いてくれていますが,今年は新型コロナウィルス感染症拡大のためTEAMSというアプリを使ってリモートでの開催となりました。本校からは第44回全国高文祭高知大会に出場する宮内紀佳さんが参加しました。大会で読む原稿を使ってアナウンスを行い,栗田隼人アナウンサー,佐々木智一アナウンサーから指導を受けました。約40分の講習により読みの癖がとれ上達することができました。講習会の後はすぐに放送室で提出用の音源を録音しました。今年の全国高文祭は,7月31日から10月31日までWeb上で開催され,総合開会式を8月6日16:00からライブ配信し,8月20日に放送部門の結果発表が行われる予定です。

プロのアナウンサーから指導を受ける宮内さん
第44回全国高文祭高知大会HP
WEB SOUBUN特設サイト 令和2年7月31日~10月31日
7月10日,FM徳島の番組「FRIDAY ON LINE」に先日の県大会アナウンス部門で2位・3位となった宮内紀佳さん,米田碧伊さんが出演しました。FM徳島は10日前にクレメントプラザに移転したばかりで,ガラス張りのきれいなスタジオで公開生放送で出演しました。2人はこれまでの放送活動を振り返り,今後の進む道について他校の2名とともに語り合いました。
7月13日にはアナウンス部門1位となった佐野亜衣さんが,NHKラジオ第一放送の「LOVEラジオ中高生にエール」に出演しました。徳島県出身の声優豊崎愛生さんや他校の高校生とともに出演し,県大会で発表した原稿の放送と優勝インタビューを受けました。
県大会が従来の大会とは違う形となったため,放送部員の活動を支えようと各放送局の方々が色々な企画をしてくださいました。ありがとうございました。

たくさんのギャラリーの見守る中,生放送への出演

番組の出演者と記念撮影
6月26日 地学教室で県大会の反省会と3年生の引退式を行いました。例年であれば,夏に2つの全国大会が,秋には近畿高文祭を控えているのですが,NHK杯は中止,残り2つの大会も録音審査となったので3年生は本格的な受験体制に入ります。最初に引退する3年生が1人ずつこれまでの活動を振り返り,後輩に向けてのメッセージを述べました。

後輩に向けて温かい言葉が送られました。
続いて1・2年生から先輩との思い出やこれからの抱負などについて思いを述べました。最後に県大会でいただいた賞状を持って全員で記念写真を撮りました。 


放送部での経験を糧にこれから受験に向けて頑張ってほしいです。
6月14日 城東高校を会場に第55回徳島県高校放送コンテストが開催されました。今年は,新型コロナウィルス感染拡大のため,テレビ会議システムZoomを使ってのオンライン配信という形で大会が開かれました。


続いて,アナウンス部門・朗読部門・ラジオ部門・テレビ部門の順に発表がありました。今回約60のデバイスで接続され,約90名の方が各校や自宅のパソコン・スマホで大会に参加しました。ラジオ部門・テレビ部門では,視聴者人気投票が行われました。

各部門の発表が行われました。
閉会式では,10年連続全国大会出場の徳島市立高校に特別功労賞が授与された後,コンテストの結果発表が行われました。城東高校の入賞は以下の通りです。
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アナウンス部門
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第1位 佐野 亜衣(3年) 第2位 宮内 紀佳(3年) 第3位 米田 碧伊(3年) 第6位 尾形 叶夢(2年) 奨励賞 正木 心奏(2年) |
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朗読部門
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第4位 小川 真白(2年) 奨励賞 原田 樹里(3年) |
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総合部門
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| 優 勝(4年ぶり4度目) |
結果,11月に奈良県で開催される第40回近畿高等学校総合文化祭にアナウンス部門上位2名が推薦されました。続いて,Zoomで各部門優勝者へのインタビューを行い,四国放送の宗我部英久アナウンサー,日本朗読協会の岩瀬弥永子先生が会場から講評をくださいました。最後に3年生の活動写真を流して大会が終了しました。
高校放送部で制作されている番組作品には,大きく分けて ドキュメント作品 と 創作ドラマ作品 があります。またそれぞれの媒体としてテレビ番組とラジオ番組が制作されています。これらの作品を発表する大会が県内外で行われていて,最も大きな大会であるNHK杯では,最高賞として文部科学大臣賞が授与され,作品が全国放送されます。ここでは,作品の制作方法について簡単に紹介しますので,これから個人で制作をする人や他校の生徒さんも参考にしてください。
1.ドキュメント編
① 制作前の準備物
ビデオカメラ:マイク・ヘッドホン端子のあるもの
編集用パソコン:Adobe Premier等編集ソフトの入ったパソコン
64ビット・Intel Core i7以上・メモリー16GB以上のもの
インタビュー用マイク:SHURE SM63Lが放送局の定番
ヘッドホン:録音音声・ノイズ等のバランスをモニター
三脚:設置可能な場所では必ず三脚を立てる
② 制作手順
ア.テーマの設定:普段から社会や周囲の情報に関心を持ち,掴んでおくこと。
それらの中から自分が時間をかけて取材する意欲の生まれるテーマを選択する。
イ.作品のシナリオ作成:起承転結の構成や演出方法なども検討。
ウ.取材計画の策定:取材先へのアポ取りとスケジュールの作成
エ.取材・撮影:撮影対象と背景のバランス・逆光・アングル・インタビュアーと
カメラ位置の関係・ノイズの確認・カメラ動作と画面の意味の整合性・著作物の
映り込みなどに気をつける
オ.シナリオの修正:インタビューで得た情報と撮れた映像から調整を加える。
シナリオが出来上がったら,映像・ナレーション・音楽から構成される表を
作っておくと,編集がスムーズに進む
カ.ナレーションの録音:ICレコーダー又はパソコンにマイクをつないで録音
キ.編集:ナレーションをオーディオトラックにおおまかに配置してから,映像
を配置する。一方的な言葉の説明・映像の羅列に終わらないよう気をつける。
編集後,他の人に感想をもらって微調整。映像の効果と音楽については
存在理由を理解した上で使用する。著作権処理と関係書類の番組進行表への添付
③ 制作期間:ア~ウ,エ・オ,カ・キそれぞれに30~60日程度の日数が必要
2.創作ドラマ編
①制作手順
ア.シナリオ作成:ドキュメントと異なり,時間をかけて最初の段階でシナリオを
確定する。KJ法などを用い,グループで作成するのも効果的。
イ.絵コンテ作成:カット割とカメラの動き,キャストの動き,セリフ,BGMなど
を記述。スタッフで情報共有することで撮影時間を短縮できる
ウ.撮影計画の作成:撮影は数日にまたがるので,天候や背景等が変わると違和感
が出る場面もある。各撮影日のキャスト・衣装・道具・予定撮影時間等を一覧表
にし、撮影する順番を決める
エ.撮影:ドキュメントと同様の注意を払いながら絵コンテに基づき撮影。
オ.アフレコ:屋外の撮影などノイズが多い場合は現場音を基にアフレコ。
カ.編集:ドキュメント以上に音楽・効果音の配置やカットのつなぎ方に気をつける
(「映画における映像と音楽の比率は50:50」(Gルーカス))。
意味のない映像効果は厳禁。アフレコ音は音の波形で確認。著作権処理等。
②制作期間:(ア~ウ)30~90日,(エ)数日~30日,(オ~カ)30~60日
城東高校放送部は,これまでラジオ番組では県高放送コンテストで4回,県高文祭で5回最優秀賞を獲得するなど目覚ましい活躍をしてきました。一方テレビ番組は8年ほど前から制作を始め,昨年は3年生の作った作品が全国大会で初の入賞となりました。これを契機に一層番組制作にも力を入れていこうと思いますので,将来テレビ局のディレクターや映画監督を目指す人,ユーチューバーとして活躍したい人,その他映像に興味のある人は是非放送部に入ってください。
★作品紹介★ 2019年制作「あの太陽に向かって」★

第54回徳島県高校放送コンテスト テレビ部門優秀賞
第64回NHK杯全国高校放送コンテスト テレビドキュメント部門制作奨励賞