今日は、令和2年度スーパーオンリーワンハイスクール事業及び「NIPPON」探究ハイスクール事業生徒活動発表会が12時30分から徳島グランヴィリオホテルで開催されました。私たち城東高校は、2年間の成果をとりまとめ、報告しました。
今年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、関係者のみの出席となり、多くの方に御覧いただけなかったのが残念でした。
当日は列席された方だけでなく、オンラインで神奈川や大阪の委員の方々からもご意見をうかがうことが出来ました。
飯泉嘉門徳島県知事からは「温故知新で、徳島や日本を掘り下げていってもらいたい。これからも期待している。」、榊浩一徳島県教育委員会教育長からは「修学旅行資料を丹念に紐解いて科学的で素晴らしい。是非後輩に引き継いでいってもらいたい。」といった講評をいただきました。
この3月で「NIPPON」探究ハイスクール事業としては終了しますが、その成果を生徒全体に引継いでいきたいと思います。

今日は、徳島市内にあり県内で一番古い城南高校(旧徳島中学校)の「渦の音歴史館」を訪問しました。城東高校と同じく徳島大空襲を受けており、校舎が全焼する前に持ち出された学籍簿等が焼け焦げているのが、空襲のもの凄さを物語っていました。
昭和10年頃の教育に関するスクラップブックがあり、偶然にも高女弓道部の先輩の勇姿が残っていました。
城南高校は、本校より先に希望者が、全国公募に応じて「鮮満修学旅行」に行っています。100周年記念誌や140周年記念誌での引用は確認できたので、その時の校誌『渦の音』が残っていれば連絡をいただけることになりました。
ほかにも、昭和39年頃の学校行事等を撮影した資料や明治時代の英語の教科書などを、直に触れて見学することが出来ました。歴史館は、在校生が入学当初や卒業前に見学するほか、卒業生だったり、大学で旧制中学校のことを研究されている方だったりが訪問されると伺いました。最近の甲子園出場の展示もあり、生徒からは、城東高校でも、学校の歴史を感じられるコーナーが出来るとうれしいとの声が上がりました。頑張って展示してもらえるように探究成果をまとめます。

今日は、県西部にある脇町高校の「芳越歴史館」を訪れました。「芳越歴史館」には明治29年の徳島県尋常中学校(現城南高校)の第一分校として開設されてからの様々な資料(明治12~18年の高知県脇町中学校として開校されていた頃の資料含む)が展示されています。特に第1回から現在までの全ての卒業写真は圧巻で、その変遷から時代背景を感じる事が出来ました。また、探究活動の対象としている校誌についても展示されていました。
2階の旧制中学校時代の図書の中には、今回の研究対象時期に関係すると考えられる満州や朝鮮半島に関する書籍をはじめ、当時の大判英和辞典や物理学・数学に関する書籍もありました。当時の生徒がこうした書籍に触れ、自らの考えをつくり上げていったことに感動しました。
城東高校に残されている資料は徳島大空襲等のため数少ないのですが、生徒からはいつでも見学でき、先輩方の志に触れられることをうらやましく感じている声が聞かれました。
帰りには、脇町高校東側の大谷川にある、明治政府の御雇い治水技術者であったオランダ人のヨハニス・デ・レイケが指導した堰堤を見学しました。「芳越歴史館」の中にも脇町高校周辺で採集された須恵器や土師器が展示されていて、歴史が教科書の中にあるのではなく、身近にあることを強く感じていました。
城東高校の近くにも知らないことがたくさんあり、歴史を体感することと伝承することの大切さに気付いた1日でした。

今年度「NIPPON」探究を引き継いでくれた後輩が,発掘調査見学に出かけたというのを聞きつけた昨年度探究活動を行った3年生。希望者を募って発掘現場を訪れました。
今回は,出土遺物を中心に,前回と同じく公益財団法人徳島県埋蔵文化財センターの担当者の方から説明を受け,遺物の接合にチャレンジしたり,熱心に質問をしたりしていました。中には,「なぜ,この仕事をしようと思ったのか」といった3年生らしい進路選択に関わる質問もありました。
自分たちが調べた先輩方の姿について,過去の遺物に触れることで,自分と変わらない等身大の姿を想像することができた1日でした。
今年度探究活動を実施する2年生の活躍に期待しています。
本校から西側に国道11号線を隔てた徳島地方検察庁跡地では,現在,徳島法務総合庁舎新営事業に伴う埋蔵文化財調査が行われています。
ここは,本校の前身である徳島県立高等女学校や徳島女子師範学校の敷地が広がっており,探究テーマである「鮮満修学旅行」に行っていた頃の先輩方が過ごした学校の様子を知ることができました。
当日は,調査を行っている公益財団法人徳島県埋蔵文化財センターの担当者さんから説明を受け,建物の跡を見学したり,出土した遺物に触れることができて,先輩方が残してくれた文章である校誌『後彫』以上に,先輩方の学校生活を身近に感じることができました。
今年度の「NIPPON」探究ハイスクール事業は,新型コロナウイルス感染症の影響もあって,十分に活動することができていませんが,校誌『後彫』の検証など,少しずつ活動を進めていきます。
本校で行われた2年生のクエスト(総合的な学習の時間)の成果を発表する課題研究発表会で研究成果を発表しました。
2月1日の発表でわかりにくかったところ,伝えたいところを修正し,バージョンアップして発表しました。「高等女学校の修学旅行についてよくわかった」「長旅の修学旅行は大変だっただろうね」など,多くの感想をいただきました。
1枚の写真や資料からいろいろな歴史を考察することは私たちにとってとても刺激的で興味がわくものでした。この活動を引き継いでくれる1年生の参加をお待ちしています!!

シビックセンター4階さくらホールで実施された令和元年度スーパーオンリーワンハイスクール事業及び「NIPPON」探究ハイスクール事業生徒活動発表会に参加してきました。
「NIPPON」探究ハイスクール事業の2校とスーパーオンリーワンハイスクール事業の6校の生徒の皆さんとともにお越しになった皆様に対して発表を行いました。他校の発表内容もとても興味深く,また,プレゼンの仕方などとても勉強になりました。
中間発表なので,わずか5分の発表でしたが,よい経験が出来ました。委員の方々からいただいた御助言や講評を基に今後の活動につなげていきたいです。

