総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

探究活動のポスター展示 その4

12月末から,ポスター展示が変わりました。
新しく展示されたポスターは下記の10点です。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
私たち3年生の,昨年度の課題研究の成果です。
ぜひご覧ください。

・工学Aグループ
「徳島県の土地特性はバイオマス発電に適しているのか?ー再生可能エネルギー促進に向けてー」
「宇宙太陽光発電(SSPS)の実用性ー宇宙太陽光発電がエネルギー革命を起こせるか-」
「教師の仕事は機械化できるのか」

・自然科学Hグループ
「量子コンピューターで将棋の必勝法は見つかるのか!?」

・医療Cグループ
「AIは薬剤師になれるのかー薬剤師の仕事は将来なくなるのかー」
「手術中の麻酔はAIに任せるべきか」

・医療Dグループ
「アロマテラピーは第二の薬になりうるか」

・人文科学Eグループ
「女性は天皇になることができるのか~天皇制を守り続けるために~」

・社会科学Fグループ
「少年法の適用年齢は引き下げるべきか」
「日本は死刑制度を廃止すべきかー世界の動きと日本の現状より-」


1年生・ 総合的な探究の時間 講演会2

11月26日(木),山口裕之先生(徳島大学総合科学部 社会総合科学科教授)にご来校いただき,クエスト講座(academic)が行われました。
演題は「『覚えること』から『問いかけること』」です。
私たち1学年は,来年1月からSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに探究活動を開始します。今日は,そのヒントになるようなお話をたくさんしていただきました。
山口先生,ありがとうございました。下記は感想文の一部です。

私は小・中・高とたくさん「調べ学習」をする機会に恵まれています。しかし,先生のお話を聞いて振り返ってみると,パンフレットだけを元にして,それらの肉付けをネットでしていたことを思い出しました。今後は自分の意見をはっきりと述べられるようになりたいので,まず少しずつでも新聞を読んでいきたいと思います。

お話が大変面白く,一語一句聞き逃さないようにしました。山口先生の「調べて知って終わりではなく,あえて反対の立場を考える」というお話が印象的です。私は歴史が好きで,興味のあることはどんどん調べます。しかしただ調べるだけでは最初の「興味」と変わりません。その当時の風土や民俗を深く学ぶことにより,解決できる問題はないのか,もっと考えたいと思いました。

講座の前日から,演題にどんな意味が込められているのか,大変気になっていました。山口先生の「勉強することに直接的な意味はなくても,勉強をすることにより得られる意味がある」ということばを聞いて,これまで勉強を頑張ってきてよかったと思いました。何も知識がなければ,興味や疑問はなかなか出てこないと思います。

「なぜ学ぶのか。それは正しい知識を身につけ,民主主義国家である日本を支えるため」というお話を聞いて,これまでそんな風に「勉強」について捉えたことがなかったので驚きでした。また小論文では,「問いかけるだけではなく反証することも大切」とお聞きしたので,今後は型をしっかり学んで反復練習を重ねていきたいと思います。

探究活動のポスター展示 その3

10月末から,ポスター展示が変わりました。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
1年生は,来年の課題研究の参考にしてください。

・工学Aグループ
「正しいWi-Fiの知識を身につけよう」
・工学Bグループ
「インフルエンザ薬の価格の真実」
・自然科学Bグループ
「糖質を摂取することで学習効率は向上するのか」
「寄生虫は人々を健康にするのか~Helpful Parasites~」
「ジビエの普及は人と動物の共存につながるのか」
・自然科学Hグループ
「人間移住計画‐我らの宇宙‐」
「ポイ捨てを減らせるのか?‐脱ポイ捨て‐」
・医療Dグループ
「薬で賢くなれるのか‐NMDA受容体の可能性と作為的に賢くなること‐」
「授業中の眠気を予防する方法はあるのか」
「頭痛に薬は必要か」
・人文科学Eグループ
「江戸時代のリサイクル法は現代に活かせられるのか?」
「地域コミュニティは私たちに良い影響を及ぼすか」
「反抗期時の保護者の接し方は子どもの将来に心理的影響を与えるか」
「スマホ依存を解消することはできるのか?~スマホ依存の現状~」
・社会科学Fグループ
「あかんで痴漢!‐声をあげられる社会へ‐」
・芸術Gグループ
「アートの価値を高めるものはあるのか」


1年生・総合的な探究の時間 講演会①

10月1日(木)に,大南信也先生(NPO法人 グリーンバレー理事)をお迎えし,講演会が行われました。「生きることとは?働くこととは?」と題されたこの講演会では,神山アーティスト・イン・レジデンスや,サテライトオフィス誘致などの話題で全国的にも有名になった徳島県神山町の活性化策についてたくさんお話をしていただきました。また,「できない理由よりできる方法を探そう」「Just do it!(やってみたらええんちゃうん!)」と,リスクを恐れずに一歩踏み出すことの大切さについてもお教えいただきました。お話の最後には,「すきな徳島をすてきな徳島」に変えるには「(人の)て(手)」が必要と締めくくられました。その後の質疑応答の時間には,生徒からたくさんの質問の手が上がりましたが,時間の許す限り,丁寧に回答してくださいました。大南先生,ありがとうございました。

生徒の感想文の一部を紹介します。

・今回,特に心に残ったことは「人と人とのつながり」の大切さです。今回,大南先生が城東高校に講演に来てくださることになったきっかけもそうだし,神山町にアーティストや起業家がたくさん移住してきたのも「人と人とのつながり」です。ひとりでは成し遂げられないことも,人がつながればできることはたくさんあります。私も周りの友達を大切にしようと改めて思いました。

・人生や世の中は問題の塊だから,それをすべて解決することはできない。しかし,発想を転換させて問題とうまく付き合っていく考え方も大事,という言葉が印象的です。私も将来,NPO法人のような場所で社会問題の解決に当たりたいと思っているが不安もあります。しかし,「ないものをつくる」というわくわくする将来を描きたいと思います。

・日々の生活のなかで「今なぜ勉強をしているのか」分からなくなることがあります。しかし,自分が今していることがよく分からなくても,いつか意味を持ち,世界を変えることになるかもしれません。大南先生の「今すぐに見える成果ではなく,何十年後かに見られる世界を想像して今を頑張る」とおっしゃった言葉が胸に響きました。

2年生・探究活動 ②

今週は,鳴門教育大学の先生方にお越しいただき,
探究活動についてのご助言をいただきました。
先生方からは,自分たちの研究が世界にどうつながっていくかを
考える大切さを教えていただきました。
本日ご来校いただいた先生方と,私たちの研究テーマは
下記の内容です。
4名の先生方,ありがとうございました。
今後とも,ご指導をよろしくお願い申し上げます。

Aグループ 鳴門教育大学 高度学校教育実践専攻 
        自然・生活系教科実践高度化コース   黒川 衣代先生
                                  坂本 有芳先生
        【飢餓をゼロに】  【ジェンダー平等を実現しよう】

Bグループ  鳴門教育大学 教員教育国際交流センター                       石村 雅雄先生
                              学校教育研究科現代教育課題総合コース  竹口 幸志先生
        【人や国の不平等をなくそう】  【質の高い教育をみんなに】