邦楽部

2022年6月の記事一覧

邦楽部・徳島県こども邦楽演奏会

6月11日(土),あわぎんホールにおいて,今年で31回目を数える徳島県こども邦楽演奏会が開催されました。

私たちは,この日,吉崎克彦先生作曲の『童夢』を演奏しました。

この曲は「ずいずいずっころばし」や「かくれんぼ」といった日本のわらべうたと賑やかな祭り拍子が織り込まれた大変美しい曲です。

13名の部員が十七絃・箏・尺八・三味線・打楽器のパートに分かれ,今持てる力を全て出し切って演奏しました。

会場には先日お箏をご寄贈いただきました大久保様,岡田様,ご仲介をいただきました山下様も応援に来てくださいました。もちろん,私たちの家族も見守ってくれました。

こども邦楽を機に,3年生は受験勉強のためにしばらく部活動を離れることになります。

この日を迎えるまで,1.2年生は3年生と練習できる1日,1日を大切に過ごしてきました。

来年3月末に行われる定期演奏会で,先輩と一緒に演奏できることを楽しみに,これからも頑張っていきたいと思います。

コロナ禍のなか,今年もこども邦楽演奏会を開催してくださった徳島県学校邦楽育成会の先生方,熱心にご指導をいただきました本校外部講師の先生方,すべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

邦楽部・お箏を寄贈していただきました。

このたび,本校にご縁のあるつるぎ町の大久保様と,お姉様で徳島市にお住まいの岡田様より素晴らしいお箏を二面,邦楽部に御寄贈いただきました。

お二方のおばあさまとお母様が弾かれていたお箏だそうです。

なお,おばあさま,お母様ともに,本校の前身である徳島県立高等女学校のご出身で,私たちの大先輩になります。

一面のお箏には流麗な龍の装飾が施されています。またもう一面のお箏には鼈甲の飾り付けがあり,両面ともにその音色は大変美しいものです。

二面ともに大正時代のものだそうです。

およそ100年前のお箏がいろんな方の手を経て,私たちのところに届いた奇跡に感動しました。

この日は6月6日。6は指を折って数えると小指が立ちます。それは「一本立ち」を意味し,お稽古事を始めるには最高の日だそうです。

大久保様,岡田様のご家族様,ご仲介をいただいた山下様にもご来校いただき,私たちの演奏を聴いていただくことができました。

本当にありがとうございました。これからも長く,大切に後輩達に伝えていきたいと思います。