邦楽部

邦楽部・お箏を寄贈していただきました。

このたび,本校にご縁のあるつるぎ町の大久保様と,お姉様で徳島市にお住まいの岡田様より素晴らしいお箏を二面,邦楽部に御寄贈いただきました。

お二方のおばあさまとお母様が弾かれていたお箏だそうです。

なお,おばあさま,お母様ともに,本校の前身である徳島県立高等女学校のご出身で,私たちの大先輩になります。

一面のお箏には流麗な龍の装飾が施されています。またもう一面のお箏には鼈甲の飾り付けがあり,両面ともにその音色は大変美しいものです。

二面ともに大正時代のものだそうです。

およそ100年前のお箏がいろんな方の手を経て,私たちのところに届いた奇跡に感動しました。

この日は6月6日。6は指を折って数えると小指が立ちます。それは「一本立ち」を意味し,お稽古事を始めるには最高の日だそうです。

大久保様,岡田様のご家族様,ご仲介をいただいた山下様にもご来校いただき,私たちの演奏を聴いていただくことができました。

本当にありがとうございました。これからも長く,大切に後輩達に伝えていきたいと思います。