総合的な探究の時間

2022年10月の記事一覧

1年生・企業研修事後講座

10月20日(木)クエストの時間に,ポスターセッションに続いて企業研修事後講座が行われました。

講師 野々山 聡先生(合同会社パンゲア 最高経営責任者)

講座タイトル 「上勝町のブランディング 『第一原理』≠『暗黙知』」

私たちは,企業研修に向かって1学期から事前学習を進めてきました。今日の講座はその「総仕上げ」となります。野々山先生のお話を聞き漏らすことのないように真剣に講座に臨みました。野々山先生。ありがとうございました。

下記は当日のポートフォリオの一部です。

・野々山先生がされた「川の話」が印象に残っています。私の身の周りにあるものでも,客観的に見るとまた新たな価値が出てくるように思います。

・葉っぱビジネス・いろどりが成功したからこそ,ゼロ・ウェイストの導入もスムーズとなったという過程がよく分かりました。

・野々山先生のおっしゃっていた「クリティカルシンキング」という言葉と意味を忘れないようにしようと思いました。また,上勝町のことを「私ごと」に落とし込んで考えてみようと思います。

・「認知の欲求」が成功と密接に関わっていることがよく分かりました。また当たり前のことを当たり前と思わず,新しいアイディアを産み出す力を養いたいと思いました。

・「どうやったら町民が動いてくれるか」という言葉が心に残りました。私も,「当たり前」という概念にとらわれず,クリエイティブな思考を持ちたいと思います。

・何かを始めるにあたって,その環境を知ることがいかに大切かを教えていただきました。周辺の人々や自然,経済状況,その全てが成功のヒントになることを知りました。

・「ゼロ・ウェイストを上勝町第2のブランドにする」との行政の意気込みが「ごみゼロ」成功の発端であったことを初めて知りました。

1年生・企業研修ポスターセッション

10月20日(木),先日の企業研修で学習した成果を発表しあうポスターセッションが行われました。

1学年全員が大アリーナに集まり,1~7組を3グループに分けます。さらに1グループごとに3分間の説明のあとに質疑応答を行います。他の2グループは「聞き手」となって,自分が興味を持つポスター班の説明を聞きに行くという方法です。

この日は企業研修で大変お世話になった野々山 聡先生(合同会社パンゲア 最高経営責任者)もポスターセッションに加わってくださり,最後に講評をいただきました。

下記はポートフォリオの一部です。

・同じ体験をしたはずなのに,クラスや班によって感じ方や考え方が全く違っていたことが興味深かったです。

・「人口が減少しても,いろどりの売り上げが増えている」ことをグラフを用いて紹介している班がありました。私ならば思いつかないアイディアだと思い,感心しました。

・私たちの班も,みんなで考えたことを簡潔にまとめ,しっかりと伝えられたと思います。聞きに来てくれた人が一所懸命聞いてくれたのが嬉しかったです。

・どの班の発表も,聞いていると新しい発見がありました。私たちの班も,質問にすぐに答えることができました。よかったです。

・聞き手の皆さんは,ポスターによく注目してくれてメモもたくさん取ってくれました。私たちも他のグループの発表のときにはよく聞いてメモを取るように心がけました。

・上勝町が成功した事例を他の地域に当てはめて実現可能か発表していた班があり,すごい!と思いました。

・私たちの班はポスターも説明も全て英語で行ったのですが,日本語よりもストレートに意見を伝えられるのではないかと感じました。

2年生・探究学習⑥ 企業様インタビュー

10月20日(木),私たちAチーム(人文・社会科学系統)8班は,1年生のクエスト講座にお越しになった野々山 聡先生(合同会社パンゲア 最高経営責任者)に放課後,お話を伺う機会を得ました。

私たちの班は「ごみゼロな暮らしは実現可能か」というテーマで課題研究を進めています。

インタビューでは「上勝町のゼロ・ウェイストが成功した理由」「上勝町のこれからの課題とSDGsゴール」「私たちができるゼロ・ウェイストアクション」など,話題が多岐に渡りました。

野々山先生は私たちの意見を丁寧に聞いてくださり,一つ一つの疑問に親切に答えてくださいました。また現在,インドネシアのブラウィジャヤ スマート ハイスクールと交流を行っている生徒のうち,1年生4名も同席し,一緒に勉強しました。

野々山先生。お世話になりました。ありがとうございました。

2年生・課題研究グループ発表会

10月20日(木)徳島大学より9名の先生方にお越しいただき,課題研究チームごとにグループ発表会が行われました。ご指導をいただいた先生方をご紹介します。

Aチーム(人文・社会科学グループ)饗場 和彦先生(総合科学部 教授)

                          段野 聡子先生(総合科学部 准教授)

Bチーム(社会科学グループ)          齊藤 隆仁先生(教養教育院 教授)

Cチーム(理学・農学グループ)      南川 慶二先生(教養教育院 教授)

Dチーム(工学グループ)                 久田 旭彦先生(理工学部 講師)

Eチーム(医療系グループ①)          田中 祐子先生(医学部 准教授)

Fチーム(医療系グループ②)          岩田 貴先生(教養教育院 教授)

Gチーム(医療系グループ③)          渡部 稔先生(教養教育院 教授)

Hチーム(教育・芸術・家政学グループ)山口 裕之先生(総合科学部 教授)

私たちは,今後も研究を進めながら発表スライドを改良し,課題研究集録『叡智の扉』をまとめる作業に入りたいと思います。9人の先生方には大変熱心なご指導をいただきました。

これからもよろしくご教授ください。ありがとうございました。

 

3年生・アップデートコンテスト2022 特別賞受賞

9月18日(日)に行われました徳島未来創造・アップデートコンテスト2022の賞状を披露させていただきます。

メンバー(301HR)と発表テーマは次のとおりです。

メンバー 日下 そら(代表) 滝川 真佳 本田 隼斗 脇田 樹

発表テーマ「大好きな人と大好きになった徳島で結婚!」

私たちを含めた出場者全員の発表動画は,徳島県のYouTubeチャンネルでも放送されるそうです。

ぜひご覧ください。

 

1年生・企業研修のポスター作成

私たちは上勝町の企業研修を終え,現在は学習の成果をポスターにまとめています。

ワークタイトル:「葉っぱビジネスいろどり」「ゼロ・ウェイスト」がなぜ上勝町のブランドとなり得たのか?

探究課題は下記の内容です。

①「葉っぱビジネスいろどり」が成功したその理由

②「ゼロ・ウェイスト」が成功したその理由

③「ゼロ・ウェイスト」のみに着目した場合,大都市で「ゼロ・ウェイスト」を成功させるには?

1学年が65班に分かれ,これから工夫を凝らしたポスターを作成していきます。

他の班の発表を見ることも楽しみです。

1年生・企業研修(上勝町)

9月30日(金),1年生が上勝町に企業研修に出かけました。

ゼロ・ウェイストセンターでは,45種類にわたるごみ分別の様子を見せていただき,さらに町内にお住まいの方3人にお話を聞くことができました。

国内外に知られる「葉っぱビジネス」についての研修では,フィールドワークを行い,彩(いろどり)農家の方2名にインタビューさせていただきました。

お天気にも恵まれ,美しい勝浦川を眺めながらの昼食時間も楽しく過ごすことができました。

今回の研修では合同会社パンゲアの皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

本日の学習内容については,ポスター作成を通して,さらに理解を深めていきたいと思っています。

下記は生徒の感想の一部です。

・今回の研修は1文字で表せば「喜」,2文字で表せば「発見」,3文字で表せば「大成功」です。

・ゼロ・ウェイストセンターで伺ったお話が印象的です。最初は面倒くさいなと思っていた分別も,今は自分からごみを減らしたり,もう一歩進んだ分別の工夫を家庭でされているそうです。町全体でSDGsに取り組んでいる姿勢がすてきだなと思いました。

・企業研修以前は「いろどり」「ゼロ・ウェイスト」「上勝町」をあくまでも別々なものとして捉えていましたが,その全てが密接に関わり合っているということに気づきました。

・上勝町の皆さんがなぜ生き生きと働いていらっしゃるのか,それが分かりました。実際に上勝町を訪れて,視野が広がったように思います。

・いろどり山散策を通して,生産者の方々がどのような思いでつまものをつくっていらっしゃるのか伝わってきました。ゼロ・ウェイストセンターでは町民の皆さんの経験談を聞き,今後の課題も知ることができました。

・ゼロ・ウェイストセンターの町民インタビューで,45種類の分別について「最初は無理だと思ったが,今では慣れて生活の一部です」とおっしゃっていたのが印象的です。

・働くとは,自分がやりたいことを周りの人と協力して進めていくことだと気づきました。また企業の活動とは,地域の人と一緒につくりあげていくものだと分かりました。

・学校全体で古紙回収の活動をやってみてはどうでしょうか。900人が取り組めば大変な量を集めることができると思います。

・SDGs8の「働きがいも経済成長も」というゴールを思い出す場面がたくさんありました。あらゆる世代の人が働きやすい環境をつくるにはどうしたらよいか,みんなで話し合ってみたいです。

・町の活性化のためには,長年そこで暮らす人と別の地域から来た人との協力が不可欠なのではないかと考えました。