総合的な探究の時間

1年生・企業研修(上勝町)

9月30日(金),1年生が上勝町に企業研修に出かけました。

ゼロ・ウェイストセンターでは,45種類にわたるごみ分別の様子を見せていただき,さらに町内にお住まいの方3人にお話を聞くことができました。

国内外に知られる「葉っぱビジネス」についての研修では,フィールドワークを行い,彩(いろどり)農家の方2名にインタビューさせていただきました。

お天気にも恵まれ,美しい勝浦川を眺めながらの昼食時間も楽しく過ごすことができました。

今回の研修では合同会社パンゲアの皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

本日の学習内容については,ポスター作成を通して,さらに理解を深めていきたいと思っています。

下記は生徒の感想の一部です。

・今回の研修は1文字で表せば「喜」,2文字で表せば「発見」,3文字で表せば「大成功」です。

・ゼロ・ウェイストセンターで伺ったお話が印象的です。最初は面倒くさいなと思っていた分別も,今は自分からごみを減らしたり,もう一歩進んだ分別の工夫を家庭でされているそうです。町全体でSDGsに取り組んでいる姿勢がすてきだなと思いました。

・企業研修以前は「いろどり」「ゼロ・ウェイスト」「上勝町」をあくまでも別々なものとして捉えていましたが,その全てが密接に関わり合っているということに気づきました。

・上勝町の皆さんがなぜ生き生きと働いていらっしゃるのか,それが分かりました。実際に上勝町を訪れて,視野が広がったように思います。

・いろどり山散策を通して,生産者の方々がどのような思いでつまものをつくっていらっしゃるのか伝わってきました。ゼロ・ウェイストセンターでは町民の皆さんの経験談を聞き,今後の課題も知ることができました。

・ゼロ・ウェイストセンターの町民インタビューで,45種類の分別について「最初は無理だと思ったが,今では慣れて生活の一部です」とおっしゃっていたのが印象的です。

・働くとは,自分がやりたいことを周りの人と協力して進めていくことだと気づきました。また企業の活動とは,地域の人と一緒につくりあげていくものだと分かりました。

・学校全体で古紙回収の活動をやってみてはどうでしょうか。900人が取り組めば大変な量を集めることができると思います。

・SDGs8の「働きがいも経済成長も」というゴールを思い出す場面がたくさんありました。あらゆる世代の人が働きやすい環境をつくるにはどうしたらよいか,みんなで話し合ってみたいです。

・町の活性化のためには,長年そこで暮らす人と別の地域から来た人との協力が不可欠なのではないかと考えました。