総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

2年生・探究活動 ①

現在,本校2年生は,総合的な探究の時間において,「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに探究活動を行っています。
8月20日には,徳島大学の先生方にお越しいただき,グループごとにご助言をいただきました。
大学の先生方とお話をするのは初めてなので,緊張しましたが,貴重なご意見をたくさんいただき,今後の方向性がはっきりしてきました。
ご来校,ご助言をくださった6名の先生方,ありがとうございました。

なお,ご助言くださった先生方と,私たちの探究テーマは下記のとおりです。

Cグループ 徳島大学総合科学部 矢部 拓矢先生
【産業と技術革新の基盤をつくろう】 【住み続けられるまちづくりを】

Dグループ 徳島大学総合科学部 山口 裕之先生
【働きがいも 経済成長も】 【気候変動に具体的な対策を】

Eグループ 徳島大学教養教育院 南川 慶二先生
【海の豊かさを守ろう】 【陸の豊かさも守ろう】

Fグループ 徳島大学理工学部 久田 旭彦先生
【つくる責任 つかう責任】 【エネルギーをみんなに そしてクリーンに】

Gグループ 徳島大学総合科学部 饗場 和彦先生
【平和と公正をすべての人に】 【貧困をなくそう】

Hグループ 徳島大学教養教育院 渡部 稔先生
【すべての人に健康と福祉を】 【安全な水とトイレを世界中に】


クエストのポスター展示 その2

7月から,ポスター展示が変わりました。
図書室内および周辺にパネル展示をしています。
ぜひ,ご覧ください。

・工学Aグループ
「携帯電話や電子レンジは体に悪いのか」
・自然科学Bグループ
「絶滅危惧種は絶滅に向かっているのか?~徳島の現状と保護~」
・医療Cグループ
「タミフルの副作用はゼロにできるのか」
「子どもが無理なく薬を飲める方法~快適な服薬LIFEの提供~」
・医療Dグループ
「みんなの㊙な薄毛の予防法とは?-幸せな頭の未来のためにー」
・人文科学Eグループ
「将来的にバーチャルペットは現実のペットに代わって主流になりうるのか」
・社会科学Eグループ
「徳島を救えるような町おこし成功の秘訣はあるのか」
・社会科学Fグループ
「スタバの強みは『オシャレ』だけなのか」
・教育Gグループ
「日本の未来の教育を追求する(競争原理は教育に良いのか?)」
「授業にSHOO CHOO TRAIN-授業に集中し続けることは可能か-」
「不登校の0は実現できるのか」
「ロボットは保育士になれるのか」
・教育Hグループ
「ルーティンによってパフォーマンスは上がるのか」
「学校給食は本当に安全か」
「プロティンは筋肉をつけるのに効率が良いか」
・芸術Cグループ
「芸術によって地域を活性化することは出来るのか」

探究活動のポスター展示 その1

昨年度,2学年で実施した探究活動のポスター展示を図書室周辺で行っています。
5月25日から展示している研究グループは以下の16班です。
今後,ポスター展示グループは,随時変更されます。ぜひ,ご覧ください。

・工学Aグループ
 「会話AIに阿波弁は理解できるのか」
 「AIの発展によって医療の人材不足は解決できるか」
・工学Bグループ
 「日本の重要文化財は,自然災害に強いのか」
 「3Dプリンターで建築された家に住むことは可能か」
・医療Cグループ
   「ニンニクで認知症を予防できるか」
   「薬剤師が在宅医療に参加することで,供給は需要に追いつくのか」
・医療Dグループ
   「がんは完全に治せるのか!?」
   「白衣の天使の笑みは患者の治療薬になりうるのかーNK細胞を添えてー」
・人文科学Eグループ
   「より良い外国語のコミュニケーションツールはあるのか」
   「エスペラント(人工言語)は共通言語となりうるか」
・社会科学Fグループ
   「インドネシアは首都を移転すべきかー多方面からの分析による国家情勢-」
   「教育格差とゆとり教育ー国家はその裏に何を目指したか-」
・教育科学Gグループ
   「『働き方改革』は教師の負担を軽減するのか」
   「グローバル人材を育成するために海外の教育制度を取り入れるべきか?」
・生活科学Hグループ
   「ナチュラルウエディングは人を幸せにするのか?」
   「私たちの力で食品ロスはどれくらい減らせるのか」



2回目のSDGsセミナーが行われました。

1月23日(木),先週に続いてSDGs研究グループF班のセミナーが行われました。
講師としてお越しいただいたのは,大塚ホールディングス株式会社CSR推進部の
坪井悦子先生,北岡尚子先生,広報部 鈴木成生先生 に加えて,大塚製薬株式
会社 能力開発研究所のバルケイト・サラ先生です。

セミナーではまず,SDGsの現況や,大塚グループの企業理念とSDGsへの取り組み
などをお話しいただきました。続いて,私たちF班は,「エネルギーをみんなに そして
クリーンに」と「つくる責任 つかう責任」に分かれて,ワークショップに取り組みました。
私たちは,SDGs課題の「問題点」「解決アクション」「望む結果」について,意見を出し
合い,講師の先生方からもたくさんのアドバイスをいただきました。

生徒の感想文をいくつか紹介します。

・今日,最後にお話しになった言葉が印象に残っています。それは,「SDGsに
 決められていること以外はしてはいけないのか,いやそうではない」ということです。
 「創造」とは新しいものを自分でつくることです。他人がやっていることを模倣
 するだけではなく,自分でSDGsについてできることを考え,実践していっても
 いいんだなと思いました。

・日本が現在SDGsで達成できている項目は2つしかない事実に愕然としました。
 私の日常の生活では,何も不便に思うことはなかったからです。しかしそれは
 自分が周りのことを見ていない,SDGsを人任せにしているからだと気づきました。
 これからは世界がSDGs達成のために力を合わせる時代が来ます。自分も
 「誰かがしてくれる」と考えずに、「自分は何ができるか」について調べて,行動に
 移していきたいと思います。

・今回のセミナーで,大塚グループがSDGsにどのように取り組んでいるかを知る
 ことができ,大変勉強になりました。私は,2年後にはもう成人年齢になります。
 SDGsの課題解決に向けて,ただ方策を考えて終わるだけの年齢ではないと
 改めて認識することができました。



   

SDGsについてのセミナーが行われました。

本校1学年では,クエスト講座として,3学期はSDGsについて
学習しています。

本日は,F班の教室に,阿波銀行経営統括部様に
お越しいただき,阿波銀行のSDGsへの取り組みについて
お話を聞かせていただきました。

なおF班は,SDGsの「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」と
「つくる責任 つかう責任」についての研究を行っています。

本日の講義では,
①SDGsとMDGsについて
②日本のSDGsの状況について
③SDGsと企業の社会的責任であるCSRの違い
④阿波銀行のSDGsへの取組み
などについてお話をしていただいたあと,グループでの話し合いを
持ちました。

下記は,生徒の感想文の一部です。

・私はお話をお聞きするまで,金融機関とSDGsへの取り組みが
 結びつきませんでした。しかし,行員の方がSDGsのバッジを
 つけて接客をすることで,お客様も関心を持ち、それがSDGsの
 普及につながっていることを伺い,納得しました。

・3秒に1人の子どもが亡くなっている現実からMDGsがつくられ,
 それがSDGsに発展したことを全く知りませんでした。阿波銀行
 さんのされている「歯ブラシ回収プロジェクト」には是非協力を
 したいと思います。

・日本のフードロスや,マイクロプラスティックの廃棄量が,他国に
 比べて非常に大きいことが驚きでした。グループワークも大変
 楽しく行うことができました。


~世界へはばたく城東高校の皆様へ~


                     第3回クエスト講座
      日亜化学工業株式会社総合部門経理部第二課  原口 陽 先生
                   ~世界へはばたく城東高校の皆様へ~
       
 2019年12月19日木曜日に上記の演題でご講演いただきました。 

< 生徒感想 >
「会社に必要な人材は丈夫な身体をもちおおらかさがあり、好奇心旺盛な人ということを知ることができた。これらを知識として取り入れてこれからの生活・勉強に役立てていきたい。」

「仕事のアウトプット=仕事能力×語学能力というキーワードがとても印象に残った。私は語学能力をあげることの方が大切だと思っていたけれど違っていました。」
 



  
        

     
    
   

1年生企業研修Aコース(神戸税関・住友商事)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Aコースは神戸税関と住友商事に行きました。

生徒の感想(神戸税関)
 今回企業研修に参加して、インターネットで調べるだけでは知ることのできないものを見たり、聞いたりして学ぶことができました。
 神戸税関の担当区域には約7100kmの長い海岸線が含まれ、28の外国貿易港と5つの国際空港があるというのには、驚きました。国内の産業を守るために税関がとても重要な役割を果たしていることも学びました。ブランド物のバッグやキャラクターに似せたニセモノも見せていただいて、本当に似ていてだまされないように、買うときは気をつけなければいけないなと思いました。
 街頭キャンペーンを頻繁に行われている理由に、税関についてまずは知ってもらい、情報を提供してもらうためと挙げられていたのには納得しました。また、実際に地域の人からの情報提供で大量の麻薬を回収したという話には、驚かされました。私が最も印象に残っているのは、税関の仕事では、自分のすべての経験が役に立っているというお話です。これからの人生のために、今、たくさんのことを経験したいと思いました。今回のような貴重な体験もこれからに活かしていきたいと思います。



(住友商事)
 先日は企業研修でたくさんの大事なことを教えていただきありがとうございます。
 お話を聞いている中で、「どんな人に向いているか。」という話題になったときに、「語学力に長けている人。」という答えが返ってくると思っていました。グローバルに活躍する上で最も必要とされるのは「語学」だという固定概念があったからです。しかし、その返答は私の予想とは違った「信頼ができ、相手に思いやりをもてる人。」というものでした。これを聞いたとき、私は一番大事なものを忘れていたような気がしました。勉強するだけでは決して身につけられないものだと思いました。私の夢は通訳になることで、今それを実現するために努力しています。話を聞いてただ勉強ができる人でなく、より信頼され、より思いやれる人になろうと思いました。
 今回の企業研修では、大学進学や就職など自分自身の将来へのヒントを多く与えられました。どんな人になりたくて、どんなことを学べばいいのか、そのようなことが明確に見えてきました。10年後、20年後、私たちにヒントを与えてくれたように、誰かの将来の指針を示してあげられるような立派な人になれるように努力します。


1年生企業研修Bコース(JFEスチール・ベティスミス)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。BコースはJFEスチールとベティスミスに行きました。

生徒の感想(JFEスチール)
 JFEスチールを訪れてまず驚いたのがその広さです。敷地内に大きな道路があり信号も整備されていました。1089万㎡で東京ドーム240個分と聞いてその規模にびっくりしました。世界一の製鉄所を訪れることができてとても嬉しかったです。熱延工場を見学させて頂きましたが、鉄の板が出来ている光景は始めて見ました。大きな音と熱風が吹き、すごい迫力で圧倒されました。鉄を運ぶトーピードカーに鉄が流される光景も印象に残っています。どろどろの鉄が流れる光景を初めて見ました。見るものすべて、驚くことばかりでした。会社について説明して頂き、私たちの質問に答えて頂く時間もとっていただけました。印象に残っているのは「量で勝てないなら質で勝つ」という言葉です。とても心に残りました。また、グローバルビジネスに対応するには語学力を高めること、しかし語学は道具であり、道具を使う人自身がいろいろな面で成長することが大切だということも学ぶことができました。今回学んだ多くのことをこれからの生活に役立てていきたいと思います。


生徒の感想(ベティスミス)
私は今までジーンズにそれほど興味はなかったのですが、知れば知るほど、歴史があって奥が深いなと感じるようになりました。世界でもトップレベルのデニムの洗濯技術が児島にあること、ジーンスは薬品と水と軽石と一緒に洗って色を落として加工することなど、今回の研修で初めて知りました。また、ベティスミスさんは元は制服を作る会社であったのが時代の変化に合わせて事業を変え、レディースジーンズがないことに着目して初めて開発した会社であることを知り、時代のニーズを読み取ることが必要であることを学びました。工場では丁寧に縫製するところも見させて頂きました。徳島県の池田町、三加茂町にも工場があることを知り、親近感がわきました。ストラップ作りも体験させて頂きましたが、ジーンズのはぎれから素敵な小物を作り、売り上げにつなげていることが、環境にも優しく会社にも利益をもたらすので、素晴らしいと思いました。これから服を着るときには作ってくれた人に感謝し、大切にしたいと思いました。また、企業の姿勢はこれからの生活に生かしていきたいと思いました。


1年生企業研修Cコース(大阪ガス・関西電力)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Cコースは大阪ガスと関西電力に行きました。

生徒の感想(大阪ガス・ガス科学館)
私は身近にあるガスはすべて石炭ガスなのだと今まで思い込んでいました。しかし,今回の企業研修に参加したことにより,ガスもLNGという環境に優しいよう考慮されたものを使っていることをはじめて知り,とても驚きました。また,そのLNGの冷熱を利用して他のものにも使えるので素晴らしいものだと思いました。私が一番印象に残ったことは,災害対策への様々な配慮です。ある程度の大きさの地震が起こると機能が停止するマイコンメーターや機械を人の目で一つ一つ丁寧に安全確認をする安全点検など信頼できることがたくさんありました。このようにしてお客さんから信頼を得ることはとても重要であると思いました。報告,連絡,相談を心がけていくことは今の私にも大切なことであると思うので,日々心がけていきたいです。教えていただいた前向きに新しいことにチャレンジし,周囲とコミュニケーションを大切にすることは,これからにも役立つ大切なことだと思います。他にも相手の意思を尊重しつつ,自分の意見を取り入れることはあまり耳にしたことのない大切な言葉だったので,とても納得しました。それらの大切な言葉を常に心にとめておき,積極的に行動できる人になろうと思いました。




生徒の感想(関西電力PR館エルクールさかいこう)
私は今使っている「電気」,これが無くなった生活を考えることができません。部屋の電気お風呂,洗濯など多くのことが不可欠です。そんな人々の生活を担った重要な仕事には責任感が強い人でなければ出来ないと思いました。私が印象に残っているのは実際に火力発電の中央制御室を見させて頂いたことです。現場を見ることでしか感じることが出来ない独特な緊張した空気感を肌で感じることが出来ました。ミスが大きな損害につながり,そして大きな被害になるかもしれない,そういった現場で働く人には責任も大きいと思います。また,会社を挙げて「時間外労働を0に,有給休暇を100%」に取り組んでおられるのは素晴らしいと思いました。仕事のことだけでなく働く人の家庭にまで気を配るのは難しいと思います。会社で「power with heart」を目標に熱い思いをもって一丸となっている姿は私たちも学校生活でクラス一丸になるなど見習っていくべきことだと思いました。今後少しずつでも自分のことについて考えていきたいです。

1年生企業研修Dコース(アース環境サービス・JT)

1年生は9月20日に企業研修に行きました。Dコースはアース環境サービスとJTに行きました。

生徒の感想(アース環境サービス)
 はじめに,アース環境サービスに到着して感じたことは,建物が個性的なデザインであることと建物の内外ともに清潔であったことです。また,入ってすぐに「シナプス」という社員の方々で制作した大きなオブジェもひときわ目をひきました。
 「アース」と聞いてまず思いついたのは殺虫剤の会社というイメージでしたが,アース環境サービスでは「食の安全・安心」をモットーに常にお客様のことを一番に考え,責任感を持って取り組まれていることが見学や説明を通じて感じ取ることができました。
 特に,医薬品及び食品関係で研究室を完全分離している点は,異物混入や防虫・防菌等で要求される高いレベルの検査を可能にしているのだと感じました。また,質疑応答の際に,社員の方から「この仕事は何かものを作っているのではなく,人々からの認知度は低いが,店舗などで食品が並んでいるのを見ると無事に安心・安全な食を提供できているのだという充実感があり,この仕事自体がCSR活動である」との言葉が印象に残りました。
 これらの貴重な経験を,これからの進路選択に生かし部活動や趣味と勉学の両立に励みたいと思いました。




生徒の感想(JT)
 はじめは「生命誌」とは何かもわかっていませんでしたが、研修を通して「生命誌研究館」の伝えたい「生きていること」について深く学び、考えることができました。研究職の方からチョウの食草についてレクチャーを受けましたが、そもそもチョウの幼虫が特定の植物を食べることさえ知らなかったので、チョウが前足で味見をしてから卵を産むという事実を知りとても驚きました。そのほかにも普段見ているだけではわからないようなことをいろいろ知れて面白かったです。様々な展示の中で特に印象に残っているのは扇の形をした「生命誌絵巻」です。一つの生命体が分かれて多種多様な生物が生まれ、今のようになったという長い長い生命の歴史を感じることができました。また、その長い歴史の中で見ると、人間はつい最近生まれたのだということを改めて考えさせられました。人は人だけで生きているのではないと実感しました。これから先、多種多様な生物たちとうまく関わりあい、共に生きていくことを大切にしていきたいと思います。