総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

一年生 クエスト 第2回SDGsカードゲーム・ワークショップ

11月18日(木)、先週に引き続き、一般社団法人 watas 代表、SDGsカードゲーム公認ファシリテーターでもある岸田侑さんにお越しいただき、SDGsカードゲームによる講演をしていただきました。今日は103HRと105HRが2030年の世界を見据えた持続可能な社会の実現に向け、SDGsカードゲームに取り組みました。

以下、講演を聴いての感想

・私たちのグループでも、経済成長と環境、社会情勢の三つの項目のバランスを取ることが出来ず、後半ではできるだけ三つの項目のバランスを取れるように考えてゲームを進めました。一人一人の行動が世界に影響を与えるのだということを、実感できました。

 ・最初思っていたよりも、ゲームは難しかったです。前半はプロジェクトを進めることに集中していましたが、後半はお金や時間が足りなくなって、交換してもらってばかりになりました。全員が自分の信念のまま行動していくと、なかなかうまくいかないのだなと思いました。自分がしていることが、何かを傷つけたり失ったりしている起点になっているのだと、難しいと感じました。でも、それを防ぐためにSDGsが必要であると理解することができました。

・カードゲームがどんなものなのかとても気になっていました。私の班はゴールが「悠々自適」で、「時間」のカードをひたすら集めなければなりませんでした。前半は自分が持っているプロジェクトを使ってどうやったら「時間」を集められるか考えていました。他の班のプロジェクトを見せてもらって、交換できそうなものがないか探しましたが、「時間」がもらえるプロジェクトカードがほとんどなくてすごく困りました。後半最後にゴールを達成できたのでうれしかったです。ですが、地球のバランスは悪く、経済が急激に伸びており、代わりに環境や社会はいまいちでした。それぞれの班が自分のゴールのために一斉に動くと世界は急激に変化してしまうなと思いました。

一年生 クエスト 第1回SDGsカードゲーム・ワークショップ

 11月11日(木)、一般社団法人 watas 代表、SDGsカードゲーム公認ファシリテーターでもある岸田侑さんにお越しいただきました。今日は102HRと107HRがSDGsについてゲーム形式で学ぶことの出来る「SDGsカードゲーム」を通して、2030年の世界という未来を見据え、持続可能な社会について自ら考え、各グループに設定された目標を達成できるようにクリアを目指しました。持続可能な開発目標がなぜ17個設定されているのか、またその下に、なぜ169個もの達成基準を規定しているのか、ゲーム形式で楽しく体験、理解することが出来ました。

 

以下、講演を聴いての感想

・今日はとても楽しくSDGsについて学べました。1つの国だけが頑張るのではなく、みんなで協力して目標達成に向けて行動することが大切なことが分かりました。難しいことだとは思うけど、若い世代である私達が何か先陣を切って行動できるようなことがあればいいなと思います。

・今日ワークショップを体験して全ての国が一致団結して同じゴールに向かっていくのはとても難しいことだと分かった。目標を達成するために支払わなければならないコストもあるし、そのために発生する問題もあることが分かった。持続可能な社会にするためにも、この難しい問題にトライしていくことが大事だと痛感できた。

・今SDGsについて調べているが、どのようにSDGsができるかについては知らなかったのでいい勉強になった。SDGsのゲームをすることによって楽しみながらSDGsについて学べた。前半は自分のゴール達成ばかり考えていたが、後半では経済・環境・社会のバランスを考えて行動するようにした。また、後半ではゴールも達成できて他のチームに貢献しようと思った。自分のささいな行動がこんなにも環境に影響を与えるんだととても驚いた。

2年生 クエスト・探究活動③

10月28日(木),徳島大学の先生方をお招きし,探究活動の中間発表会を行いました。

これまで進めてきた課題研究を発表し,相互評価を行い,先生方からたくさんのご助言をいただきました。

大変勉強になりました。ありがとうございました。

各チームが探究するSDGsのテーマは下記のとおりです。

当日アドバイスをいただいた先生方のお名前も掲載させていただきます。

 

Aチーム【貧困をなくそう】【飢餓をゼロに】【すべての人に健康と福祉を】

ご助言 岡久 玲子先生(徳島大学 医学部)

 

Bチーム【すべての人に健康と福祉を】

ご助言 岩田 貴先生(徳島大学 教養教育院)

 

Cチーム【質の高い教育をみんなに】【平等と公正をすべての人に】

ご助言 饗場 和彦先生(徳島大学 総合科学部)

 

Dチーム【ジェンダー平等を実現しよう】【人や国の不平等をなくそう】

ご助言 矢部 拓也先生(徳島大学 総合科学部)

 

Eチーム【安全な水とトイレを世界中に】【住み続けられるまちづくりを】【つくる責任 つかう責任】

ご助言 山口 裕之先生(徳島大学 総合科学部)

 

Fチーム【エネルギーをみんなに そしてクリーンに】【産業と技術革新の基盤をつくろう】

ご助言 久田 旭彦先生(徳島大学 理工学部)(オンライン)

 

Gチーム【働きがいも経済成長も】【気候変動に具体的な対策を】

ご助言 渡部 稔先生(徳島大学 教養教育院)

 

Hチーム【海の豊かさを守ろう】【陸の豊かさも守ろう】

ご助言 南川 慶二先生(徳島大学 教養教育院)

一年生 クエスト講座(academic)講演テーマ『「覚えること」から「問いかけること」へ』

10月21日(木)、徳島大学総合科学部教授の山口裕之先生にお越しいただきました。哲学がご専門の先生で、私たちが今勉強をする意義についてのお話や、論文や文章をまとめるコツなどを、資料を提示して分かりやすく講演をしていただきました。本日の先生のご講演を参考に、これからのクエスト研究の資料探しや文章作りに挑戦していきたいです。

以下、講演を聴いての感想

・「コピペ」と「きちんと引用」の違いをしっかり理解できていなかったと思いました。自分の問いを立てることの重要さがよくわかりました。いままでは自分の主観ばかりで感想文のようになっていたので、説得力のある答えを出せるように、自分の興味だけで問いを立てず、あえて反対の視点に立ったり、多くの資料を集め、本当の学問としての問いを見つけ自分の知識も増やしていきたいと思いました。

・今回の講演を聞いて一番興味深かったのは、「知識はお互いを支え合う体系となっている」というお話です。知っている知識だけではそれらが結びついてないと、ただの「雑学」となるが、それぞれをつなげていくと、一つ忘れても思い出せるという事をおっしゃっていてたのを聞いて、このことは今後の探究活動だけでなく、勉強でも生かせることではないかと思いました。

・”正しさ”という言葉について初めて深く考えた。事実と論理に基づいて、適切な判断を下すということが分かった。全員が意見を述べるならば、自分が正しいということをきちんと伝えようと思った。自分の問題意識を持ったことは今までにあまりなかったかもしれない。誰にとっても正当な考え方を示すことが大事だと思った。複数の情報源を利用して、自分の立場に一貫した意見にならないようにしたい。

2年生 クエスト・探究活動②

私たち2年生は,8チーム76班に分かれて,SDGsについての課題研究を行っています。

現在は,チーム内での中間発表に向けて,スライド作成を行っています。

タブレット端末を使った作業は難しいこともたくさんありますが,近日中に徳島大学の先生方にも

アドバイスをいただく機会がありますので,班で協力してさらに良いものにしていきたいです。

 

2年生 課題研究についてのオンライン講演会

7月19日(月)徳島大学教養教育院教授である渡部稔先生が「課題研究の進め方,まとめ方ー情報リテラシーを身につけようー」というタイトルで講演会をしてくださいました。テーマ設定,研究方法,研究のまとめ方,発表方法(スライド),論文のまとめ方についての具体的でわかりやすいお話だったので,今後の課題研究を進めていく上で,大変参考になりました。 

生徒の感想文より

・調べ学習で終わらせないよう意識していたけれど,自分たちのオリジナリティを出すことが必要であることを初めて知りました。そして,オリジナリティを出すには,インタビューやアンケート,フィールドワークなどインターネットや本からだけではなく,自分たちで根拠を探したり,実証したりしなければいけないとわかりました。今回のような課題研究をするときは,引用を多くしがちなので,あくまで参考程度にして,自分の文章がメインということを忘れないようにしたい。課題研究の進め方やまとめ方について大事な点を聞くことで,今自分たちがしている課題研究を見直すことができた。そして,渡部先生が実際に遺伝子組み換えの発表をしてくださったことで今後の活動に生かせそうです。

・このクエストの課題研究だけではなくて,SNSを日常的に使う私たちにとって情報リテラシーを身につけることはとても大切なことだと思うので,ネットの情報をうのみにしてはいけないということを改めて感じました。これから大学に進学したとしても,社会人になったとしても研修内容をスライドにまとめたりすることはたくさんあると思うので,今日,あらためて知ったことや初めて知ったことを参考にして取り組んでいきたいです。

一年生 クエスト講座(大学)SDGsについての講演会

6月24日(木)、私たちは鳴門教育大学高度学校教育実践専攻自然・生活系教科実践高度化コース准教授の坂本有芳先生にお越しいただき、講演をしていただきました。講演では、SDGsについて環境問題やジェンダー問題、経済格差などといった様々な観点から問題を取り上げてられていました。タブレットがスクリーンと画面共有されていたので、詳細な資料を手元で見ながら、先生の講演を聴くことができました。

講演の実際の様子

以下、講演を聴いての感想

・SDGsの達成状況が国際化レポートでまとめられていることや、点数化された結果がネット上に公開されていることを初めて知り、詳しく知りたいと思った。また、他国と比べてみたいとも思った。SDGsの説明の後にあった、先生の研究は、アンケートや実際に指導することを通して状況が改善されていて、自分の研究で生かしたい部分が多くあった。

・私が今できることは、行われている取り組みに参加することだと思った。まずは「食品ロス」の取り組みを日常生活の中で意識しようと思った。特に「不必要なものは買わない!」ということに気をつけていきたい。

・SDGsと聞くと、環境問題についてのことしか思い浮かばなかった自分でしたが、講座を聴いて、ジェンダー平等についてのことも意識するようになりました。私の家も、母に家事を頼りすぎているので、私も家事をもっと手伝っていくことで、SDGs解決に少しでも近づけると思いました。

・最初は「なぜSDGsが必要なのか」と疑問に思っていたが、SDGsを実行することで貧富の差を縮めたり、本来の世代を守ったりすることにつながると知り、私も自分のこととして考える必要があると思った。

 

1年生 クエスト・探究活動①

 私たち1年生は,これまでの先輩方にならい,SDGs(持続可能な開発目標)についての探究活動を行う予定です。今日のクエストでは,現在自分が興味を持っているSDGsのゴールについてグループで意見を出し合い,そのターゲットについてインターネットで内容を検索しました。次いで,そのゴールに向けて,現在行われている国内外の取り組みについても調べていきました。タブレットを用いて必要な資料を探したり,仲間と情報共有をすることにはまだまだ慣れませんが,いずれはパワーポイントを用いて発表原稿作成にも挑戦していきたいです。

2年生 クエスト・探究活動①

 私たち2年生は,昨年度後半より8チーム,76班に分かれてSDGs(持続可能な開発目標)についての探究活動を行っています。

Aチーム(貧困をなくそう・飢餓をゼロに・すべての人に健康と福祉を①)

Bチーム(すべての人に健康と福祉を②)

Cチーム(質の高い教育をみんなに・平等と公正をすべての人に)

Dチーム(ジェンダー平等を実現しよう・人や国の不平等をなくそう)

Eチーム(安全な水とトイレを世界中に・住み続けられるまちづくりを・つくる責任 つかう責任)

Fチーム(エネルギーをみんなに そしてクリーンに・産業と技術革新の基盤をつくろう)

Gチーム(働きがいも 経済成長も・気候変動に具体的な対策を)

Hチーム(海の豊かさを守ろう・陸の豊かさも守ろう)

 現在は,研究テーマを設定し,探究マップを作成中です。タブレットを利用して資料を検索したり,図書室で関連書籍を探すなかで,今後はスライド作成や,発表原稿をまとめる作業に入ります。班で力を合わせて頑張っていきたいです。

 

 

3年生・クエスト 『叡智の扉』

 昨年度,私たちはSDGs(持続可能な開発目標)の17のゴールを基に,まず8つのグループに分かれ,更に94の小班に分散して研究テーマを設定しました。そしてその研究結果は,今年5月に研究集録『叡智の扉』にまとめられました。

 現在は,その成果を活かして,一人一人が大学の志望理由書作成に取り組んでいます。これからの時代は,課題研究で経験したように,個人では解決が難しい問題も,チームでその解を導くことが大切になってくると聞いています。今後は,「環境」「国際問題」「科学技術」「医療・看護」などの現代社会における問題に対して,学友とのディベートや,いずれは小論文にも取り組んでいく予定です。