総合的な探究の時間

クエスト(令和5年度以前)

1年生・ 総合的な探究の時間 講演会2

11月26日(木),山口裕之先生(徳島大学総合科学部 社会総合科学科教授)にご来校いただき,クエスト講座(academic)が行われました。
演題は「『覚えること』から『問いかけること』」です。
私たち1学年は,来年1月からSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに探究活動を開始します。今日は,そのヒントになるようなお話をたくさんしていただきました。
山口先生,ありがとうございました。下記は感想文の一部です。

私は小・中・高とたくさん「調べ学習」をする機会に恵まれています。しかし,先生のお話を聞いて振り返ってみると,パンフレットだけを元にして,それらの肉付けをネットでしていたことを思い出しました。今後は自分の意見をはっきりと述べられるようになりたいので,まず少しずつでも新聞を読んでいきたいと思います。

お話が大変面白く,一語一句聞き逃さないようにしました。山口先生の「調べて知って終わりではなく,あえて反対の立場を考える」というお話が印象的です。私は歴史が好きで,興味のあることはどんどん調べます。しかしただ調べるだけでは最初の「興味」と変わりません。その当時の風土や民俗を深く学ぶことにより,解決できる問題はないのか,もっと考えたいと思いました。

講座の前日から,演題にどんな意味が込められているのか,大変気になっていました。山口先生の「勉強することに直接的な意味はなくても,勉強をすることにより得られる意味がある」ということばを聞いて,これまで勉強を頑張ってきてよかったと思いました。何も知識がなければ,興味や疑問はなかなか出てこないと思います。

「なぜ学ぶのか。それは正しい知識を身につけ,民主主義国家である日本を支えるため」というお話を聞いて,これまでそんな風に「勉強」について捉えたことがなかったので驚きでした。また小論文では,「問いかけるだけではなく反証することも大切」とお聞きしたので,今後は型をしっかり学んで反復練習を重ねていきたいと思います。