「NIPPON」探求スクール指定

令和元年度~2年度

令和2年度鳥居龍蔵記念徳島歴史文化フォーラム優秀賞受賞

2月21日(日)に徳島県内在住の中学生・高校生による歴史・文化に関する自主研究のコンクールである鳥居龍蔵記念徳島歴史文化フォーラムに参加しました。

書類選考を通過したどの研究も素晴らしく、資料収集やフィールドワークの手法など今後の研究の参考になるものばかりでした。僅差ではありますが,審査の結果,優秀賞をいただくことができました。
※結果は鳥居龍蔵記念博物館のホームページに掲載されています。
 https://torii-museum.bunmori.tokushima.jp/event.html#forum

今年度は、 鳥居龍蔵生誕150周年記念  全国高校生歴史文化フォーラム2020 in 徳島 として全国大会が開催され、徳島歴史文化フォーラム優秀賞受賞者として参加できます。全国の多くの応募から選ばれた3校の発表を楽しみに、徳島県(開催県)代表としてさらに発表をブラッシュアップさせていきます。
 

 
 

活動成果のパネル展示が行われています。

「NIPPON」探究ハイスクール事業とスーパーオンリーワンハイスクール事業の生徒活動パネル展示が行われています。次の施設で行われますので、お近くまでお越しの際は、是非御覧ください。

 とくぎんトモニプラザ ロビー (徳島市徳島町城内2-1)
  2月19日(金)から2月28日(日)まで
 徳島県立総合教育センター 1階 (板野郡板野町犬伏字東谷1-7)
  3月1日(月)から3月14日(日)まで
 ※開館曜日・時刻は各施設ごとに異なります。

※2月18日までの徳島県庁県民ホールでの展示の様子
  

生徒活動発表会に参加しました。

 今日は、令和2年度スーパーオンリーワンハイスクール事業及び「NIPPON」探究ハイスクール事業生徒活動発表会が12時30分から徳島グランヴィリオホテルで開催されました。私たち城東高校は、2年間の成果をとりまとめ、報告しました。
 今年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、関係者のみの出席となり、多くの方に御覧いただけなかったのが残念でした。
 当日は列席された方だけでなく、オンラインで神奈川や大阪の委員の方々からもご意見をうかがうことが出来ました。
 飯泉嘉門徳島県知事からは「温故知新で、徳島や日本を掘り下げていってもらいたい。これからも期待している。」、榊浩一徳島県教育委員会教育長からは「修学旅行資料を丹念に紐解いて科学的で素晴らしい。是非後輩に引き継いでいってもらいたい。」といった講評をいただきました。
 この3月で「NIPPON」探究ハイスクール事業としては終了しますが、その成果を生徒全体に引継いでいきたいと思います。

  

         

城南高校「渦の音歴史館」を訪問しました。

 今日は、徳島市内にあり県内で一番古い城南高校(旧徳島中学校)の「渦の音歴史館」を訪問しました。城東高校と同じく徳島大空襲を受けており、校舎が全焼する前に持ち出された学籍簿等が焼け焦げているのが、空襲のもの凄さを物語っていました。
 昭和10年頃の教育に関するスクラップブックがあり、偶然にも高女弓道部の先輩の勇姿が残っていました。
 城南高校は、本校より先に希望者が、全国公募に応じて「鮮満修学旅行」に行っています。100周年記念誌や140周年記念誌での引用は確認できたので、その時の校誌『渦の音』が残っていれば連絡をいただけることになりました。
 ほかにも、昭和39年頃の学校行事等を撮影した資料や明治時代の英語の教科書などを、直に触れて見学することが出来ました。歴史館は、在校生が入学当初や卒業前に見学するほか、卒業生だったり、大学で旧制中学校のことを研究されている方だったりが訪問されると伺いました。最近の甲子園出場の展示もあり、生徒からは、城東高校でも、学校の歴史を感じられるコーナーが出来るとうれしいとの声が上がりました。頑張って展示してもらえるように探究成果をまとめます。

  




   

脇町高校「芳越歴史館」を訪問しました。

 今日は、県西部にある脇町高校の「芳越歴史館」を訪れました。「芳越歴史館」には明治29年の徳島県尋常中学校(現城南高校)の第一分校として開設されてからの様々な資料(明治12~18年の高知県脇町中学校として開校されていた頃の資料含む)が展示されています。特に第1回から現在までの全ての卒業写真は圧巻で、その変遷から時代背景を感じる事が出来ました。また、探究活動の対象としている校誌についても展示されていました。
 2階の旧制中学校時代の図書の中には、今回の研究対象時期に関係すると考えられる満州や朝鮮半島に関する書籍をはじめ、当時の大判英和辞典や物理学・数学に関する書籍もありました。当時の生徒がこうした書籍に触れ、自らの考えをつくり上げていったことに感動しました。
 城東高校に残されている資料は徳島大空襲等のため数少ないのですが、生徒からはいつでも見学でき、先輩方の志に触れられることをうらやましく感じている声が聞かれました。
 帰りには、脇町高校東側の大谷川にある、明治政府の御雇い治水技術者であったオランダ人のヨハニス・デ・レイケが指導した堰堤を見学しました。「芳越歴史館」の中にも脇町高校周辺で採集された須恵器や土師器が展示されていて、歴史が教科書の中にあるのではなく、身近にあることを強く感じていました。
 城東高校の近くにも知らないことがたくさんあり、歴史を体感することと伝承することの大切さに気付いた1日でした。