2018年4月の記事一覧
SGH甲子園2018に参加しました
平成30年3月24日,関西学院大学で SGH 甲子園2018が開催され,本校からはポスタープレゼンテーションとラウンドテーブル型ディスカッションに参加しました。
北は北海道,南は宮崎から集まった全国各地の SGH 指定校の高校生に対して,これまで行ってきた研究の成果を発表したり,「 CO2 削減は本当に必要か?」というテーマに対して意見を交わしたりしました。 レベルの高い発表を聞くことで,発表した生徒だけでなく,見学に参加した生徒も有意義な時間を過ごしたようです。
(生徒の感想)・・・一部抜粋
・熱い思いを持って課題研究に取り組む全国の高校生から学べることは多く,私も負けていられないなと感じました。今回学んだことは全て今後に生かし,研究を深めたいと思います。
・今回参加して感じたことは「自分の成長」「刺激」「学びの楽しさ」の3つです。以前は人前で話すことはほとんどなく,緊張と不安で自分が伝えたい思いを上手に相手に届けることができていませんでしたが,今回は少し緊張したものの全力を出し切ることができました。また交流会ではポスタープレゼンテーションを見て,気になったチームの人たちに積極的に話しかけ知識を深めることができました。またポスタープレゼンテーションを英語で行うチームの英語力に圧倒され,同時に 負けたくないと思う気持ちになりました。3つめの「学びの楽しさ」ですが,他のチームを見ていると本当に自分の好きな研究をしているのだということがひしひしと伝わってきました。その様子を見て学びの楽しさを改めて感じることができました。
・今回 SGH 甲子園を出場するのではなく聴衆として客観的に見ることができて,良いところ悪いとことを冷静に判断することができました。また他の SGH 校のポスターセッションを見ることができ,とても良い経験ができました。参加することができて良かったです。
・ SGH 甲子園に参加して,全国の SGH 校のプレゼンテーションを聞くことで課題研究に役立てられると思いました。また英語のプレゼンテーションを聞いて,もっと自分も勉強しようという気持ちがわいてきました。私も課題研究において貪欲に頑張っていこうと思います。
「徳島サマースクール2018」学校説明会が行われました
平成30年4月20日(金)16:00~17:00「徳島サマースクール2018」学校説明会が実施され,1・2年生28名が参加しました。前半,学校教育課グローバル人材育成担当 寺澤昌子班長よりサマースクールの概要,昨年度の様子,応募についての説明がありました。スライドや美しい映像を見ながら,参加生徒は熱心に話を聴いていました。後半は,昨年度の参加生徒(3年生)から実体験についてのスピーチを聴き,さらに興味が増したようです。終了後も,個別に質問する生徒が見受けられました。みなさん積極的に参加してくれることを楽しみにしています。
「第4回国際公共政策コンファレンス」(大阪大学)に参加しました
平成30年2月21日(土),22日(日)大阪大学で開催されました「第4回 国際公共政策コンファレンス 」に参加しました。
このイベントは,社会課題に対する関心,教養や国際的素養を身に付ける一助となることを目的に大阪大学法学部国際公共政策学科の学生によって発足された高校生のための研究発表会です。初日は CO デザインセンター特任講師、金森先生による基調講演の後,全国から集まった高校生22チームが4つの分科会に分かれて発表しました。本校からは,この日のために昨年度末から少しずつ準備をしてきた2年生インドネシア研修参加生徒3名が参加しました。2日目は全体会で,午前中は分科会から選ばれた4チームの発表が行われました。2日間ともに,各チームの発表ごとに阪大の先生や大学院生、学部生から,足りない点やこれからの研究の進め方などについて厳しい質問やコメントをいただき,大変有意義な時間となりました。
本校生徒の発表については、「非常に有意義な活動をしている。」「高校生とは思えない活動を行っている。」「非常に面白い。活動報告で終わりがちな研究が多い中、2ヶ月後にフォローアップしたりできているのは非常によい。」といったポジティブなコメントをいただきましたが、「全体図をみたときに、自分たちの取り組みの意義と限界はどこにあるのか?」「長期的な視点で問題解決を試みているが、短期的なゴミ解決はどうするのか?」などといった質問もいただきました。他校の参加高校生からも、「保護者にもアンケートをとることで、活動を伝えて保護者の意識もあげられるかもしれない。」といったアドバイスももらえることができ、今後研究をさらに良くするためのアイディアをいただくこともできました。
(生徒の感想)
私が2日間の大阪大学国際公共政策コンファレンスで感じたものは大きく分けて2点あります。1点目は、他校の研究の質の高さに対する驚きです。私たちのように、海外研修を行ったようなグループは、その経験から得たことに加えて、多くの文献、資料を調査していました。さらに、研修等に参加していないグループも多くの資料を分析し、そこから独自の仮説を立てて検証を行っており、単なる「調べ学習」に終始しているグループはありませんでした。私たちの研究では、インドネシアへの研修に行き、現地で調査実践を行い、考察を行った点についてはお褒めの言葉もいただき、私たち自身も自信にしていた点でありましたが、類似の先行研究を調べる、多くの文献に当たるという点では不足の感を感じました。発表を見てくださった教授からすると、他校の素晴らしい研究も「まだまだ」という辛口の評価でしたが、そうした研究のなかにも、私たちの研究に不足していたもの、私たちが学ぶべきものがいくつもあったように思います。
2点目は、出席された方々の意識の高さに対する驚きです。研究発表や論文を見ていて思ったのですが、「自分たちの研究をよりよいものにしよう」という貪欲さにあふれるものばかりでした。それは、自分たちの研究をもっと質の高いものにしたい、もっと意義のあるものにしたいという際限のない強い思いと努力を反映したものであったと思います。私たちも、課題研究を始めて以来、改良できる点を探し、向上させてきた点については私たちの研究は誇れるものであったと思うし、自信を持っていいものだったと思います。
研究はやみくもに資料を集めて完成するものではありませんし、現地調査だけで成立するものでもありません。あれこれ考えるだけでもだめですし、熱意だけでも形にはなりません。これら全てが一つのものになって、はじめて研究のスタートラインに立つのだと思いました。もちろん、その過程には多くの時間と努力が必要であり、小手先だけではうまくいかないものであると思います。今回参加した皆さんがいろいろなことを考え、これからの理想の自分像を描いていると思いますし、私もその一人です。学びの真髄の一端に触れられたこと、高いレベルの同世代の仲間たち、大学生、教授に出会えたこと、自らのやりたいことを今一度考えられたことは全て貴重な経験でした。サポートしてくれた多くの方々や頼れる班員のメンバーたちと活動できたことは今後忘れることのない最高の思い出になりました。色々と貴重な機会をいただきありがとうございました。
第4回国際公共政策コンファレンス日程.pdf
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