SGH スーパーグローバルハイスクール

2018年5月の記事一覧

南イリノイ大学付属英語学校ディレクターによる留学説明会がありました

 
 平成30年5月11日(金),6限目は人文社会コース1・2年生,放課後は希望者を対象に,南イリノイ大学付属英語学校のディレクターである William Hellriegel 氏による留学説明会が実施され,アメリカの大学の特徴やイリノイ州の様子をわかりやすく説明してくださいました。全て英語で行われたので,実際に海外で授業を受けているような雰囲気を味わうことができ,特に1年生には新鮮であったようです。終了後には,何人もの生徒が残って先生に質問をしていました。

 

(生徒の感想)・・・一部抜粋

・このプレゼンテーションを聴く前は,英語がわからなければどうしよう,話についていくことができるかと不安でした。しかし,実際に聴いてみると,分かりやすい英語だったし,おもしろい話もしてくださり,とても楽しかったです。滅多にない貴重な体験ができて嬉しく思っています。

・お話の中で,特に驚いたのが,アメリカの大学ではさまざまな年齢の人が学んでいるということです。日本では高校を卒業してすぐに大学進学をするというのが一般的ですが,アメリカは自由だと思いました。

・日本では,大学の学費は保護者に払ってもらっている人がほとんどですが,アメリカや他の国ではそうでないということを初めて知りました。自分で学費を稼いで大学や大学院へ通うそうです。日本人より自立していると思いました。

・ビル先生の話を聴いて,留学に興味が出てきました。海外の大学というととても遠いものだと感じていましたが,学費が払えない学生には大学が援助をしてくれると知り,必要なのは自分の努力とやる気だけだと分かると,少し身近になったように思いました。外国に行って学ぶことでしか得られないものがたくさんあるのだということを強く感じます。

 
 

 

スーパーグローバル講座Academicが行われました


 平成30年5月23日(水)に, 第1学年を対象とした,スパーグローバル講座Academicが行われました。『グローバル化する社会で高校生に求められる力とは~なぜ課題研究型学習が必要か~』という演題で,大阪大学大学院国際公共政策研究科 松繁 寿和 教授にご講演していただきました。松繁先生は,本校にて毎年ご講演いただいているほか,大阪大学の高校生対象のイベントなどに関わられ,城東生がいつもお世話になっている先生です。
 講演の前半では,世界に比べて日本は高度人材育成において遅れ,外国語能力が劣るという事実。また, グローバル化された社会において必要なのは, 異分野融合によるイノベーションであること。そのためにも, 私たちは他分野の人たちに, 自分のアイデアを伝えるためのコミュニケーション能力やプレゼンテーション技術が必要だということなどを,具体的にお話ししてくださりました。講演の後半は, 研究の進め方についての内容で, 知的作業における作法や, 先行研究の調べ方などを, 具体的にわかりやすく説明してくださりました。1年生のこの時期に,このお話を聞けたことで,今後生徒自身が何を学び,どう成長していけば良いかを考える良い機会となりました。

(生徒の感想)・・・一部抜粋
・今日の講演を聞いて,「美しい文章」よりも「分かりやすい文章」であること,「良い技術」よりも「グローバルな視点やアイデア」が必要であることがわかりました。そして,グローバル化する社会の中で高校生に必要な力は何なのかを自分なりに考えてみました。まず1つめは,グローバルなアイデアを生み出すための「想像力」です。2つめは,世界に自分のアイデアを発信するための「文章力」と「コミュニケーション力」です。これからの高校生活を通してこのような力をつけれるよう頑張りたいです。

・今の社会においては,世界のスタンダードになることやいかに視野を広く持ちチャンスをつかめるかどうかが成功の鍵だということがわかりました。日本の一流メーカーがなぜもっと世界で活躍できなかったのかという疑問が私の中にありましたが,今日の講演でその疑問が解消されました。また,私は世界や世の中のことをまだまだ知らない「井の中の蛙」状態なのだと改めて実感させられました。