2023放送部10「アナウンス朗読講習会2~4」
城東高校放送部では,普段の顧問や上級生による指導の他,全国で活躍中のプロのアナウンサーや声優の方々に直接指導いただいています。1学期のNHK徳島放送局による全国大会出場者向けの講習に続いて,夏休み以降も県高文祭に向けて3回の講習会を行いました。
8月8日 この日の講習会は,徳島県唯一のプロの狂言師河野佑紀さんを城東高校にお招きし,発声の技術や練習方法についてご指導いただきました。河野さんは徳島北高校放送部の出身で,九世野村万蔵に師事し,東京を拠点に国内外多くの舞台に出演されています。マイクを使う放送部の表現ですが,声を出すという過程で「体全体を楽器のように使って」発声するしくみを教えていただきました。
河野さんは,地元徳島でも狂言の魅力を伝える講座を毎年開いています。また,2月に藍住町総合文化ホールで狂言会を行いますので,興味のある人は是非見に行ってください。
9月17日 この日は県高文連放送部門の主催で,FM神戸のアナウンサー永田早紀さんを城東高校にお招きし,県内の放送部員への全体講習と各校代表者に個別指導をしていただきました。本校からは,前半の全体講習に8名の部員が参加し,個別指導は県高文祭校内予選で1位だった長谷川弥生さんが学校代表として参加しました。永田さんからは,発声と表現の技術に関するお話をユーモアたっぷりに伝えていただき,2時間の講習時間があっという間に過ぎました。昨年まではコロナの影響でオンライン講習しかできなかったのですが,今回直接ご指導を受けることができ,講習も大変意義深いものになったと思います。
10月22日 こちらも昨年に引き続き,城東高校と徳島市立高校の合同講習会を行いました。市高OGで青二プロダクション所属の声優,中澤千祥さんにオンラインで指導をいただきました。両校の代表者6名が高文祭で発表する原稿を読み,中澤さんから個別指導をいただきました。中澤さんには参加者一人ひとりの原稿を実際に音読していただきました。聴く人の心に迫るような迫力のある表現は,なかなか高校生では再現することは難しいと思いますが,伝えることの意味を改めて考え直す機会になったのではないかと思います。
講師の先生方,お仕事の合間に時間を割いていただき,ありがとうございました。おかげさまで秋の高文祭では個人の部門で過去最高の人数に並ぶ3名が全国大会に出場できることになりました。これからも,外部の方々とのつながりを大切にし,生徒の視野と表現力が更に広がる体験を積み重ねていきたいと思います。