国際交流について
インドネシア研修(3日目)
8月6日(火)、インドネシア研修3日目です。今日は午前中、大塚エコブルースクール実施校のジャカルタ国立高校No.16を訪問しました。高校では、インドネシアの伝統舞踊で歓迎を受け、ジャカルタ国立高校No.16の紹介やインドネシアの廃棄物管理に関する課題と活動についての発表を聞きました。
城東生も日本の廃棄物管理についての発表と日本文化や徳島を紹介する発表を行いました。何日もかけて試行錯誤しながら、自分たちで一から準備をしてきた発表です。廃棄物管理についての質疑応答では、一つ一つの質問に丁寧に受け答えをしました。文化発表では、楽しい雰囲気をつくり、クイズで場を盛り上げました。発表の最後には阿波踊りを披露し、拍手喝采を浴びました。
そしてなんといっても盛り上がったのは、インドネシアの生徒たちと一緒に「やっとさー」と阿波踊りを踊ったことです。
高校を去る前には、校庭で生徒たちがダンスを披露してくれました。インドネシアの文化や環境問題について学んだだけでなく、インドネシアの高校生活、ジャカルタ国立高校No.16の生徒たちのもてなしの心遣い、英語を流暢にそして楽しく話す姿、交流会を運営する主体的な姿など、たくさんのことに刺激を受け、たくさんのことを吸収した半日でした。ジャカルタ国立高校No.16の皆さん、本当にありがとうございました。
午後からはシーフードの美味しいレストランで昼食をとり、空港に向かいました。夕方、インドネシア第2の人口を持つスラバヤに到着。滞在先のホテルのビュッフェで多国籍の美味しい料理とデザートをいただき、充実した1日を終えました。
インドネシア研修(2日目)
現地時間午前4時ごろ、街中に響き渡るアザーンを目覚ましに、研修2日目が始まりました。
朝食後、ASEAN日本政府代表部、日本大使館へ向かいます。
車窓からは、インドネシアらしいものすごい数のオートバイクが走っているのが見えたり、たくさんのインドネシアの国旗が道に掲げられているのを見たりし、外国にいるんだと実感し始めました。
ASEAN 日本政府代表部の表敬訪問。スマートフォンやカメラなどの電子器具を全て預け、厳重なセキュリティを通り、建物内へ。
東南アジア諸国連合日本政府代表部、特命全権大使の紀谷昌彦氏と懇談。「世界と繋がっていると強い。どんな国にも強みがあり、その強みを自分のものにできる」という印象的なお話をしていただきました。また新岡輝正氏からは現在のお仕事や日本とインドネシア、アジアとの関係など専門に関することをはじめ、新岡氏のこれまでの経歴や海外で生活すること、進路選択についてなど大変興味深いお話を聞かせていただきました。
その後、ジャカルタ市内にある、収容人数(20万人)で世界3位を誇るインティカルモスクを訪れました。初めて見る特徴的な建築に目を奪われました。至る所でお祈りをしている現地の方々の姿をみて、宗教と強い結びつきが見られるインドネシアと日本の違いを実際に見て感じることができました。
午後は、アメルダインダ大塚の本社訪問。
まずはオフィスツアーをしていただきました。「楽しく仕事をしないといいアイディアは生まれない」ということで、とてもオープンでたくさんのクリエイティブな工夫がなされたオフィスで仕事をされている姿を見せていただきました。
その後は板東社長との懇談。城東生の自己紹介では、板東社長が醸し出される気さくで受容的な雰囲気のお陰で、とても話しやすく、ついついたくさん話を聞いていただきました。社長の講義では、仕事をする上での理念や信念、海外で働くこと等について、大変貴重なお話を聞かせていただきました。
What only I can do? を自分に問いかけること、そしてWaku Wakuする仕事をし、人をWaku Wakuさせる。
自分の将来について、仕事をすることとは、などを考えるきっかけにもなりました。
夜は、徳島県人、城東高校卒業生との夕食会。どの方も気さくな方ばかりで、大変盛り上がりました。経験が豊富で、海外で活躍される方々の貴重なお話を伺いながら、美味しいインドネシア料理を堪能しました。
海外でグローバルに活躍されるたくさんの方々からのお話を聞くことができ、大変多くの学びと刺激を受けた1日となりました。
インドネシア研修(1日目)
8月4日(日)、いよいよインドネシア現地研修の始まりです。1日目は移動です。徳島空港から羽田へ、そして羽田からインドネシアのジャカルタへ。徳島空港では、見送ってくださった保護者の方々や先生方に元気に挨拶、そして笑顔で手を振って出発しました。
羽田からは直行便で約8時間の長旅です。
ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港に到着しました。時差が2時間あります。空港では18時になるとアザーンが流れてきました。
南ジャカルタの夜景を見ながらバスでホテルへ。
ホテルではとても美味しいインドネシア料理をいただきました。
今日は早めに就寝して、疲れを取ります。
インドネシア研修(BSS校の生徒とオンライン交流)7月30日
インドネシアでの現地研修(8月4日~8月11日)に先立ち、研修に参加する城東生15名(1年生12名、2年生3名)が東ジャワ州マラン市にあるブラウィジャヤ・スマート・ハイスクール(BSS)校の生徒の皆さんとオンラインで初顔合わせを行い、自己紹介をして交流をスタートさせました。
城東生は緊張しながらも、この日のために写真やイラストを工夫して作成した自己紹介スライドを、遙かインドネシアにいるBSS生と共有し、英語で自己紹介を行いました。
BSS生からの自己紹介を聞いて、文化の違いを新鮮に感じる一方で、SNSや音楽やアニメ、好きな日本食など日本の若者と同じような興味・関心を持っていることに、「自分と同じ」と親しみを感じた生徒も多かったようです。
現地で直接会うのが2倍も3倍も楽しみになったオンライン交流でした。現地研修では、現地でしかできないことや現地でしかできない交流を、全力で楽しんで来たいと思います!
第2回地球人カレッジ
6月18日(火)第2回地球人カレッジ@Jotoを開催しました。
講師の先生はアメリカのハワイ出身のLance Kitaさん” Who is Hawaiian?” というタイトルでハワイの人びとや文化について楽しい話をたくさんしてくれました。
The 2nd Global Citizen’s College @ Joto was held on June 18th.
The instructor was Lance Kita from Hawaii. He gave an entertaining talk on Hawaiian people and culture.
Lanceさんからの最初の質問は「ハワイに対するイメージは?」というもの。それに対して美しい海やフラダンス、ロコモコなど色々な答えが出てきました。
The first question from Mr. Kita was, "What is your image of Hawaii? The answers from the students were the beautiful ocean, hula, loco moco and so on.
ちなみにハワイ語でHulaとはダンスという意味、日本語ではフラダンスといいますが、「ダンスダンス」という意味になってしまうようですよ。
He also told us Hula means “dance”, so “Hula dance” means “dance dance”.
次は、ハワイの歴史について説明でした。
最初のハワイアンはポリネシアの島々からカヌーに乗ってきたとのこと。GPSもコンピューターもない時代、星、波、風、雲などの情報を使って遠く離れたハワイまでカヌーでたどり着いたなんてすごいですよね。当時の人びとは自然と調和した高度な文明を発達させたそうです。
Next, he told us about Hawaiian history.
The native Hawaiian came from Polynesian islands by canoe. It is amazing that in an era without GPS or computers, they were able to reach distant Hawaii by canoe using information from the stars, waves, wind, and clouds. They developed an advanced civilization in harmony with nature.
その後カメハメハ王によって築かれたハワイ王国の話、多くの国々からハワイに仕事を求めて人びとがやってきた話をしてくださいました。サトウキビ農園での仕事は大変だったようですが新たなビジネスを始めて成功した移民も多いとのことです。ハワイで有名なコナコーヒーもその1つ。日本からの移民が始めたみたいですよ。
He then talked about the Hawaiian Kingdom established by King Kamehameha and how people from many countries came to Hawaii in search of work. He said that working on sugarcane plantations was hard work, but many immigrants started new businesses and became successful. One such business is Kona coffee, which is famous in Hawaii. It seems that Japanese immigrants started it.
このような歴史的背景は現在のハワイの食文化や言語にもつながっているそうです。
ハワイで定番のプレートランチ、メニューを見てみると韓国のカルビに、日本のトンカツ、アメリカのマカロニサラダに、中国の焼きそば、いろんな国の料理が一度に楽しめますね。
This historical background has led to Hawaii's current food culture and language.
For example, you can enjoy Korean kalbi, Japanese pork cutlet, American macaroni salad, Chinese yakisoba at the same time in a “plate lunch”, a Hawaiian standard menu.
Pidgin Englishの話もしてくれました。例えばWhy you have habuteru face? 広島の方言で「すねる」という意味の「はぶてる」が入っているとのことです。
He also talked about Pidgin English. For example, why you have habuteru face? He said it contains "habuteru," which means "be in bad mood" in the Hiroshima dialect.
日系4世のLanceさん、日本の文化も大切にしているようですが、ハワイの要素も混ざっているようです。例えばお正月にお餅を食べるようですが、Lanceさんおすすめの中身は「ピーナッツバターとチョコレート」とのこと。一度食べてみたいですね。
Mr. Kita, a fourth-generation Japanese American, seems to value Japanese culture, but he also mixes it with Hawaiian elements. For example, he eats mochi (rice cake) at New Year's. His favorite is peanut butter and chocolate mochi.
ハワイの文化や歴史について学べる楽しい時間をLance先生、本当にありがとうございました。次回の地球人カレッジ@JOTOは9月開催の予定です。
Thank you very much for an enjoyable hour of learning about Hawaiian history and culture. The next Global Citizen’s College @ JOTO is scheduled to be held in September.
〒770-0853
徳島県徳島市中徳島町1丁目5番地
TEL:088-653-9111
FAX:088-653-3103