総合的な探究の時間

一年生 クエスト講座(academic)講演テーマ『「覚えること」から「問いかけること」へ』

10月21日(木)、徳島大学総合科学部教授の山口裕之先生にお越しいただきました。哲学がご専門の先生で、私たちが今勉強をする意義についてのお話や、論文や文章をまとめるコツなどを、資料を提示して分かりやすく講演をしていただきました。本日の先生のご講演を参考に、これからのクエスト研究の資料探しや文章作りに挑戦していきたいです。

以下、講演を聴いての感想

・「コピペ」と「きちんと引用」の違いをしっかり理解できていなかったと思いました。自分の問いを立てることの重要さがよくわかりました。いままでは自分の主観ばかりで感想文のようになっていたので、説得力のある答えを出せるように、自分の興味だけで問いを立てず、あえて反対の視点に立ったり、多くの資料を集め、本当の学問としての問いを見つけ自分の知識も増やしていきたいと思いました。

・今回の講演を聞いて一番興味深かったのは、「知識はお互いを支え合う体系となっている」というお話です。知っている知識だけではそれらが結びついてないと、ただの「雑学」となるが、それぞれをつなげていくと、一つ忘れても思い出せるという事をおっしゃっていてたのを聞いて、このことは今後の探究活動だけでなく、勉強でも生かせることではないかと思いました。

・”正しさ”という言葉について初めて深く考えた。事実と論理に基づいて、適切な判断を下すということが分かった。全員が意見を述べるならば、自分が正しいということをきちんと伝えようと思った。自分の問題意識を持ったことは今までにあまりなかったかもしれない。誰にとっても正当な考え方を示すことが大事だと思った。複数の情報源を利用して、自分の立場に一貫した意見にならないようにしたい。