総合的な探究の時間

令和5年度 第1学年クエスト講座

令和5年11月24日(金)に鳴門教育大学 泰山 裕 先生をお招きし、クエスト講座が開催されました。今後の「課題研究」に先立ち、どのように課題を発見するのかを中心に、探究活動の手法を学びました。以下は生徒の感想の一部です。

私は大学に入学すること、就職することを完全なゴールだと考えてしまっていたことに気づかされた。大人になっても学び続けることがたくさんあって、それらに必要な力が鍛えられるのは学校だという言葉が心に残った。コンピュータの発展など、変化していく社会についていくスキルが「探究」によって培われるので、クエストでじっくり考える時間を大切にしたいと思った。

企業研修のポスターセッションに向けての取組の中でも、課題設定については苦労していました。今後の課題研究に向けても心配がありましたが、今回の講座をとおして、そのような気持ちが少し晴れたように感じました。私たちは「探究」を日々行っており、今までは複雑に考えすぎていたことに気づきました。これからの社会ではさらに思考力が求められるので、学んだことを生かして頑張っていこうと思います。

泰山先生がおっしゃっていたように、確かに私たちは普段、学校で先生から既成の課題をいただいてこなすという受動的な学習しかできていないように感じました。今回のお話を伺って、問題解決能力が求められる現代社会で生き抜くためには、このままではよくないと強く危機感を持ちました。そこで問題発見能力を身につけるための方法として、「考える」ことを数多くの思考スキルに分類することは、事物の違いの説明や、自分の興味や関心のあることを分析する上で、非常に有効的でした。また、シンキングツールを適切に用いることで、さらに思考が深まりました。これらのことを行うことによって、問題発見能力を身につけ、自分に最も足りていないであろう課題設定能力を鍛え、能動的な学習を続けていきたいと思いました。また、スマホなどのツールをプライベートだけではなく、学習においても使いこなし、よいことと悪いことの分別をもてるようにしようと思います。