2014/12/11

外務省 柏口 温子氏によるODA(政府開発援助)に関する出張講義

| by:国際交流課


 平成26年11月25日(火),第1学年人文社会コースを対象として,外務省国際協力局開発協力総括課 柏口 温子氏をお招きし,ODA(政府開発援助)に関する出張講義をしていただきました。柏口さんは過去に在ケニア日本大使館に勤務されるなど豊かなご経験をお持ちです。
 今回の講義は,Global Leader育成メソッドⅡ(各省庁及び国際機関との連携による取り組み)に位置づけられ,国際協調・国際貢献に必要な国際的素養の習得や社会問題に取り組む意欲を深めることなどを目的として行いました。講義は前半に日本のODAについてご説明いただき,後半に質疑応答を行いました。
 講義では,まず,日本が被援助国から援助国となっていった経緯や日本のODAの特徴,柏口さんがケニアにお勤めされていた際の援助の具体例をご紹介いただき,ODAの概要とその魅力について学びました。
 また,質疑応答では,生徒から「ODAは日本に利益をもたらすのか?」,「被援助国の現地の方が他国からのODAに協力的でない場合はどうするのか?」,「他国との友好のために一国民レベルで出来ることは?」など非常に多くの質問が出ました。質問にお答えいただく中で,ODAが他国との絆となり日本のソフトパワーに繋がっていること,またODAのことのみならず,なぜ柏口さんがこの仕事に就こうと思われたのか,というお話もしていただきました。
 生徒たちはODAについて具体的に知らなかったり,否定的な見解を持っていたりした中で,今回の講演を通じて,日本と他国の信頼関係の築き方・考え方について学び,国際協調・国際貢献の在り方について改めて見つめ直す機会となりました。

(生徒の感想)・・・一部抜粋
 ・東日本大震災の時のように日本が苦しいときは助けてももらう。それは国単位だけでなく個人であってもお互いに喜びや悲しみを分かち合う,つまり「共に生きる」世界を目指して私も少しでも貢献したいと思いました。
 ・私も知らず知らず他の国に対して偏ったイメージを持ってしまっているかもしれないと気づかされました。相手の言っていることを感情だけで受け取るのではなく,文化,宗教,その他様々なことを考慮できるようになるためにも,もっと世界のことについて,学んでいかなければと思いました。
 ・正直なことを言うと,私はODAについて否定的な立場でした。なぜなら,借金だってあるはずの日本がどうして金銭的な援助を行おうとするのか,と思っていたからです。(しかし,講演を聞いて,)以前の私とは180度で,私は,食料の入手をはじめ,いろんなことを海外に頼っている日本だからこそ,ODAをする必要があると思います。外務省の方々には,ODAについてもっと広報活動をしていただきたいし,私も周囲に誤った情報から,ODAに否定的な考えを示す人がいたら,今回学んだことを伝えたいです。今回のお話がなかったら,私はずっと誤解したままでした。
  


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