2016/09/07

FAO(国際連合食糧農業機関)・外務省を訪問しました

| by:G-Skill研究班

 平成28年8月3日(水)~5日(金),1年生1名,2年生4名の計5名が東京・横浜を訪問し,3日にFAO(国際連合食糧農業機関),5日に外務省で研修を受けました。
 FAO(国際連合食糧農業機関)の駐日連絡事務所では,FAOの活動内容や世界の食糧問題について教えていただき,所長さんのお話を聞く機会もいただきました。FAOは,世界の農林水産業の発展と農村開発に取り組む国連の専門機関の一つです。世界の食料の生産量は需要に対して足りている・・・にもかかわらず,なぜ途上国では栄養失調が起こるのか? その流通過程での問題や食品ロスといった私達にも身近な問題など,国際社会で今実際に起きている食糧に関わる課題について,理解し考えることができました。

 外務省では,まず記者会見室を見学しました。生徒たちもいつもテレビで見るそのままの記者会見室を目にして興奮した様子で,登壇して写真を撮るなどさせていただきました。廊下などでは,外国の方の姿も見られ,外務省に来たのだと実感しました。その後,会議室で外務省職員の田代さんとお話させていただきました。ご自身の実体験を交えながらお話くださり,今まで遠い存在と感じていた外務省がぐっと近くに感じられました。外務省の職員の半数以上は海外で勤務していること,意外とデスクワークが多いことなどの外務省での勤務の実態や,実際に外交の場でどのような仕事が生じるのかなど,外務省の中で働く人しか知り得ないようなお話をたくさんお聞かせくださいました。

 両日とも,中央省庁や国際機関の仕事を理解すると共に,職員の方々の実体験をベースとしたお話から,海外を舞台に働くための教訓を得ることができました。国の機関,国連の機関として様々な人々を巻き込んで仕事をしていくこと,そして国のため・世界の発展のために仕事をする,そのやりがいと難しさを理解しました。生徒たちにとっては,「堅苦しい」「近寄りがたい」というイメージが取り払われたことも大きなことでした。これをきっかけに,国際問題を扱う機関やその活動,それに関連するニュースに一層関心を持ってくれればと思います。

(生徒の感想)・・・一部抜粋
 ◆FAOについて

・(鳥インフルエンザ発生時の対応の難しさについて聞いて,)大きな組織として生きていく上での難しい課題を見つけたと思います。所長のお話で「何かを選ぶなら何かをあきらめないといけない」という言葉は,厳しくも未来を的確に捉えていました。グローバルリーダーとは何なのか改めて考える機会になりました。

・まず驚いたのは,世界で生産されている食料を平等に分配すれば誰も飢えることはないということだ。生産された食料のうち,無駄になってしまう食料の割合が高いと言うことを,意識せずに生活しているということにも問題があると思った。

 ◆外務省について
・中学校の時の地理の授業で,アフリカには同じ国の中でも複数の言語や宗教が存在していることを学習した。それが支援の上でも,その土地にあわせて細かな支援をしていかなければならないということにつながっていると聞き,学校での学習が今回の研修に役立ったように感じて嬉しかった。この3日間を通じて,国際的なことについてよく学び,学習へのモチベーションが高められたように感じる。

・「外務省=国のトップの機関=近寄りがたい」というイメージがありました。しかし,実際そこを訪ねてみると,それとは逆に,多くの人― 特に学生に,様々な門戸を開いていることに気づきました。これまで国の省庁を訪れたことはなかったので,今回このような機会を得て話をすることが出来て良かったです。案内していただいた方のように努力していきたいと思いました。

 
 
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