2014/12/25

日亜化学工業株式会社 海外勤務経験者による講演

| by:国際交流課


 平成26年12月19日(金),日亜化学工業株式会社の小西 宗利 氏,原口 圭 氏の2名をお迎えして,第1学年全員を対象に海外勤務経験についてご講話いただきました。日亜化学工業株式会社は,LED等の製造で有名な徳島県阿南市に本社を置く徳島県発のグローバル企業です。
 今回の講演は,スーパーグローバル講座professional(企業との連携による取り組み)に位置づけられ,地方に拠点を置く企業の海外勤務経験者から,海外勤務の実態についてお話いただき,グローバル化に取り組む意図やグローバル人材として必要なものが何かを考えることを狙いとしています。
  まず第一部として,小西氏から「世界で活躍するために」というタイトルで,国際理解の重要性についてお話いただきました。小西氏は,オランダ,タイ,北京,香港で合計13年間の海外勤務をご経験されています。講演の内容としては,世界で活躍するために根底に必要なのは「国際理解」であり,①異国(異文化)への興味,②自国(自分・自文化)への理解,③異国(異文化)への敬意,この3つが揃うことが必要ということでした。また,外国人との考え方の違い,例えば仕事のオンオフの切り替えへの考え方の違いなどにどのように対処していくかをご自身の経験を踏まえてお話くださいました。
 次に第二部として,原口氏に「国際人に必要な能力」というタイトルで専門性の大切さや海外で仕事をする上での心構えについてお話いただきました。原口氏はセールスエンジニアとして日本で勤務した後にこの春までアメリカ駐在員としてご活躍されていました。海外勤務と言うと,生徒たちは語学力にばかり目が行きがちですが,「語学ができるだけでは凡人以下で,専門性にこそ価値がある」というお話は,理系の方ならではの新しい視点でした。また,相手に好意的であり,おおらかであることが海外で働く心構えとして必要ということをお教えいただき,そのことについても生徒から質問が出たり,感想に書かれたりと生徒の印象に残ったようでした。
 実際に現地の第一線で働かれていたお二方のお話だからこそ,非常に説得力があり,生徒たちも今回の講演から将来自分のためになることを学び取ろうという姿勢を強く持って,講演に聴き入っていたようでした。


(生徒の感想)・・・一部抜粋
 ・自分の語学力のなさに少し諦めかけていたが,興味・理解さえあれば,学力は後でついてくると聞いて,可能性が見えた気がした。他人とのコミュニケーションには自信はないけれども,相手を好きになること,好かれること,おおらかな気持ちをもつことならできていると思うので,それだけでも世界が近いように感じた。

 ・私は今回の講演を聴いて,初めて世界を視野に取り入れた仕事っていいな,と思いました。仕事とはいえ,世界のあらゆる国の人や文化に触れ,お互いに理解し合うことにとても憧れていました。どちらの先生もおっしゃっていたように,若いうちに色んな所へ旅することが,後に仕事へ繋がってくるようなので,出来る限り私も行ける所には行ってみたいと思いました。

 ・今回の講演は,若い頃にたくさん海外へ行った二人だからこそ聴けた話がたくさんあったように思う。特に意外だったのは,「海外に行ったときは,その国の文化を受け入れる”謙虚な気持ち"が大切だ」という話だ。なぜなら,よく「日本人は謙虚すぎる」「もっと思った事を口に出せ」と言われてるからだ。自分のこと,日本のことを知って貰うために自己主張をすることはとても大切だと思うが,日本人がもつ謙虚さや相手を尊重する心も必要なんだと気づくことができた。

 ・海外で働くからといって語学力だけが必要なのではなく,世界を理解することが大切なのだと分かった。また,海外では日本での当たり前は海外では当たり前ではなく,それを許すおおらかな心が必要だから,海外に行くときは気をつけたいと思った。人種や国家,宗教を尊重し,見ない・聞かないのではなく,考えること思いやることをして,他国とそこに住む人を理解し,好きになっていこうと思う。実際に若く,時間のある今のうちに様々な海外の国々を体験したいと思った。

 
 

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