2016/08/26

インドネシア研修に行ってきました

| by:G-Skill研究班

 今年も昨年に引き続き,平成28年8月1日~6日の6日間インドネシア研修に行ってきました。参加生徒は2年生11名。今回も大塚製薬とASEAN日本政府代表部の皆様の全面サポートによりこの研修が実現しました。
 この研修は,グローバル企業の戦略や意図を知ることや,現地の方との交流により異文化への理解・関心を深めたり,コミュニケーション能力の向上をはかること,国際機関の取材によりインドネシアと日本の関係について考えることなどを目的としています。

<1日目>
 8月1日,早朝から高速バスに乗り込み,関西国際空港へ。この日は丸1日移動。デンパサール(バリ)を経由し,現地時間(時差はマイナス2時間)の同日夜に無事にスラバヤに着きました。

<2日目>
 翌日2日目は朝から,大塚製薬のインドネシア現地法人であるアメルタインダ大塚(AIO)が環境への取組の一環として開園した「マラバル森林公園」へ。簡単な清掃奉仕作業を行いました。生活排水の浄化のための貯水池があったり,ゴミ箱を5色に分けて分別を促していたりと,地元の環境意識の向上にも一役買っている様子がわかりました。

  
 その後も,輸液や薬などを作っている大塚インドネシア工場と,ポカリスエットを作っているAIOクジャヤン工場での取材活動寺子屋で小学生対象の授業の補助など,盛りだくさんでした。実際に工場内を見学させていただいたり,CSR(企業の社会的責任)活動について教えていただいたりする中で,大塚製薬の地域に根ざす経営の工夫を見て取ることができました。
 寺子屋活動もCSRの一環。AIOクジャヤン工場周辺3校の小学5年生を対象として江戸時代の寺子屋のように勉強を教えており,普段は工場に勤める社員が講師をしています。今回は城東生もこの寺子屋でお手伝いさせていただき,日本を紹介するクイズをしたり,お菓子の空き箱で作るエコなけん玉を提案して,一緒に遊びました!この日のために練習してきたインドネシア語でコミュニケーションすることができました。

  

<3日目>
 3日目は,スラバヤから首都ジャカルタへ移動。アメルタインダ大塚の本社を見学しました。また,板東社長をはじめとし,社員の方々のお話を聞く機会をいただきました。
板東社長の講話では,インドネシアへの企業進出のお話を聞き,自分にしか出来ないことを実行することの大切さを教わりました。
 また,夜は社員の皆さんとの懇親会の場を設けていただきました。インドネシアのフレンドリーな国民性も垣間見え,素晴らしい一夜となりました。

*生徒の感想*
・板東社長のお話を伺えたことは私にとって何よりの大きな収穫となりました。「みんなと同じことをしていてはいけない。自分をいかにブランド化するかが大切。」というお言葉はこれからのグローバル世界を生き抜いていく上で必要不可欠なことだと実感しました。
・大塚にしか出来ないことに挑戦し続ける姿勢に成功がついてきていると思いました。今回の研修で学んだことを活かして,私だけの価値を見いだして生きていきたいです。


 
 

<4日目>
 続いて,4日目は,まず午前中に日本大使館内にあるASEAN日本政府代表部へ。河原さん,山口さんの2名の書記官にインタビューを行い,生徒一人一人の質問に丁寧にお答えいただきました。特に,ASEAN諸国の成長,日本とのパートナーシップについて知ることが出来ました。インタビューしていく中で,生徒それぞれがインドネシアの社会,インドネシアと日本の外交,そして自分自身に課題を見つけたりと,新しい発見があったようです。

*生徒の感想*
・お話を聞いていると,自分の知識がまだまだ少ないことに気付き,今後もっと新聞やテレビから情報を入手して自分のものとして身につけていかなければならないと,自分がすべきことが明確になりました。
・私は学校の課題研究の授業で教育のテーマを選択しています。実際に高等教育に支援を行っている職員の方にお話が聞け,自分たちの調査では分からない発展途上国の現状を知ることができました。

・(インドネシアをよく知らない人に)実際にインドネシアを訪れた私達がインドネシアの凄さを伝えていきたいです。



 午後は,2グループに分かれて海外インターンシップを実施しました。病院の医師への商品説明と,スポーツ施設でのポカリスエットのサンプリング活動です。
 病院では,医師や看護婦長さんにポカリスエットを説明する場に立ち会わせていただいたり,患者さんにポカリスエットを配り,スポーツ施設でも,運動されている方にポカリスエットを注いで配ったりと,営業活動を間近に体験することができました。日本でも,お客さんのいる現場に高校生が立ち会うことは,滅多に体験することのできないことです。それをインドネシアでさせていただき,不安もありましたが皆さんのサポートを受けながら順調にインターンシップを進めることができやりがいのある活動となりました。
 
 

<5~6日目>
 現地の最終日となる5日目は,イスラム系の高校であるAl Azhar校と昨年も伺ったStella Maris校を訪問し,それぞれの高校で日本のおもてなしにも負けない熱烈な歓迎を受けました。Al Azhar校では,それぞれの国の文化の紹介や披露などを行い,Stella Maris校では,授業に参加させていただきました。
 両校ともインドネシアの中でも将来への目的意識の高い生徒が多く通う学校であったため(Stella Maris校の玄関には校訓として"To be the best school in Indonesia that prepares high quality graduates based on Christian values"と書いてあるほどです!),同世代の高校生との交流は大いに刺激をもらうことができました。2校は宗教的に異なるので,同じインドネシアの高校でもAl Azhar校は女生徒がスカーフ(ヒジャブ)を着用していたりと,そういったところも興味深いことでした。
 
 

 学校訪問後はジャカルタ空港へ移動し,深夜に関西空港へ向けて出発。翌日無事に全員徳島へ帰ってきました。

 今回の研修では,多くの方の協力得て,高校生ではなかなか出来ないような体験をすることができました。今後,インドネシアを訪問した生徒たちは,今回学んだことをほかの生徒とシェアし,課題研究をはじめとする今後の活動に反映していきます。この研修で吸収したことを自分の中で整理して,アウトプットする。これも一連の研修のひとつなのです。現地での研修は終了しましたが,ぜひこの研修がどう今後の活動に活かされるかにもご注目ください。

 また,8月12日(金)にこのインドネシア研修について,飯泉知事と美馬教育長に体験報告を行いました。代表生徒3名が今回の研修内容や,研修前後でのインドネシアの印象の違いなどをプレゼンし,参加生徒全員が知事に研修の成果や感想を直接伝えました。体験したことや成果を自分たちのものだけにせず普及させていくことも一つの使命であり,今回知事や教育長にお話できたことで,また大きな役割をひとつ果たせました。

 

最後となりましたが,今回の研修にあたり,ひとかたならぬお世話になった大塚製薬徳島本部及び現地法人アメルタインダ大塚(AIO)の皆様,ASEAN日本政府代表部の皆様をはじめとして,ご尽力いただいた全ての方々に改めて感謝申し上げます。
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