2018/02/21

徳島大学 豊田哲也教授による講演(グローバルヘルス講座)

| by:G-Skill研究班

 平成30年2月19日(月)に,第1学年全員を対象に「グローバルヘルス(保健体育科)」の授業の一環として,昨年度に引き続き,徳島大学総合科学部 豊田 哲也 教授をお招きし,講演会を行いました。
 グローバルヘルスは従来の保健の授業にグローバルな視点(感染症や環境,世界的な健康問題等)を加えた城東高校独自の授業です。今回は「地域の所得格差は健康を損なうか」というテーマでお話いただきました。

 「健康」というと食生活や運動量など個々人が気をつけて保つものだという印象が強いですが,今回の講演はそういった既成概念を打ち破るものでした。NHKスペシャルの健康格差に関する特集やTED Talks(海外の著名な学者らの講演会)の動画("How Economic Inequality Harms Societies" by Richard Wilkinson),豊田先生の研究の紹介を通して,分かりやすく所得格差と健康の関係性について教えていただきましたが,健康は個人の問題だけでなく社会の問題でもあるという結論に,生徒たちは驚きながらも,大いに知的好奇心をくすぐられた様子でした。
 また,所得格差をなくすために北欧が行っている政策と日本が行っている政策の違いなどについて生徒から質問が出たりと,解決策に興味を持った生徒も多かったようでした。

(生徒の感想)・・・一部抜粋
・格差によって社会関係に悪影響が及ぶだけでなく,心理的な影響や健康への影響があるという事実を知り,経済格差は全面的に無くしていく必要があると感じました。

・世界に目を向けると,格差によって苦しんでいる人たちがたくさんいるということが分かりました。また,経済格差が国民にもたらす影響として,精神や健康に関するものが多いことを知り驚きました。

・環境や劣等感,地位など様々なことが悪化することで,競争が起き社会格差につながるということが分かりました。

・自分だけが良い生活を送ることができれば必ずしも社会格差が解決するというわけではなく,とても難しい問題だと思いました。

   
 

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