2017/06/07

徳島大学 豊田哲也 教授に講演をしていただきました

| by:G-Skill研究班

  平成29年6月1日(木),2学年の生徒を対象として,徳島大学総合科学部教授の豊田哲也先生に「『覚えること』から『問いかけること』へ」というタイトルで課題研究について講演していただきました。豊田先生は,例年2年生の課題研究の指導をしてくださっています。
 今回は,作文とレポート・論文との違いに触れられながら,アカデミズムへの第一歩としての課題研究の取り組み方についてご説明いただきました。ポスターセッションの準備に取り組んでいる生徒たちにとって,「アカデミックな研究における4つの自問」などのお話はとても勉強になりました。
 その後,実際に大学入試の小論文の過去問を使って,「自殺者数の推移」のグラフを読み取り,その要因について仮説を立て,検証に必要なデータを考える,というトレーニングを行いました。データの定義や測定方法にまで考えを及ばせることは今までなかったと,驚いた生徒も多かったようです。先生と一緒にデータを読み解いていく中で,1つのことを多様な視点で捉えなければ答えに辿り着けないという難しさ・面白さを感じることができました。

 

(生徒の感想)・・・一部抜粋

・高校までで求められていることと,大学で求められていることがまったく違うことがわかった。大学生になるに従って,知識を吸収する側から,吸収した知識を自分で考え発表する側にならなければいけないことがわかった。そのために高校生のうちから,意見や感想を含まない論文が自分で作れるようになっておきたいと思った。

 

・今まで小論文などで,自分の感想ばかりを書いていた気がした。これからの課題研究では,問いを見つけ,しっかりとした推論をもとにプロセスを大切に進めていきたい。また,知的好奇心と批判的好奇心をしっかり理解して,責任のある課題研究にしていきたい。

 

・入試問題の小論文について考えたが,意見交換をしてみると同じグラフを見ても意見が違っていて,複数人で意見交換をすることの大切さを実感した。課題研究では,「一般人」としてただ個人の感想や体験をまとめるのではなく,専門的・客観的なデータに基づいて研究に取り組み,発表する内容に責任を持てるようがんばりたい。

 



12:34