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2014/10/02

平成26年度企業研修

| by:G-Skill研究班

2014/09/19  企業研修

  生徒一人一人の職業観を育成する活動の一環として,1年生320名が9つのコースに分かれて,県外の延べ18の企業や機関を訪問し,研修を受けさせていただきました。企業とはどのようなところか,働くとはどのような意味があるのか,企業の理念は何か,企業はどのような人材を求めるのか,どの学部へ進めば企業につながるのか等々,さまざまなお話を伺うことができました。各企業の皆様には本当にお世話になりました。お陰様で有意義な研修を受けさせていただき,多くのことを学ぶことができました。以下は各企業で研修を受けさせていただいた生徒の感想の抜粋です。

◇神戸税関
 事前に神戸税関のホームページを拝見していたのですが,実際に伺ってみると,想像していたのとは全く違うスケールの大きさに驚きました。24時間365日私たち国民のために密輸を防ぎ,危険から守ってくれているということを,お話や映像を通して知ることができました。税関職員という仕事は徳島ではあまり関わりがないので,どのようなお仕事をしているのかよく分かっていませんでした。今回の研修を通して,空港での手荷物検査や麻薬探知犬と一緒に働いていること,さらに動植物を絶滅の危機から救うためにも働いていることを知り,とても立派でかっこいい職業だと思いました。税関がなくてはならない存在だと気づかされるとともに,このような誇れる税関という職場で私も働きたいという思いが芽生え始めました。
 今後は,企業研修での貴重な体験を,進路や考え方などに大いに活かしていきたいと思います。


◇住友商事株式会社関西支社
 今回の住友商事での企業研修に,私は特にグローバルや国際化の部分に興味を持って参加しました。私が事前にさせていただいた「日本と関係が冷え込んでいる国と取引するときに大変なことはありますか」という質問に,「働いている人同士は個対個。政治や経済とは切り離して考えるとともに,普段から信頼し合える関係を築く」と答えてくださったことが,とても印象に残っています。どんなときでも壊れないような強固な信頼関係が,ビジネスにおいては必要なのだと思いました。また,その信頼関係を築くには,その国の文化や法律を尊重すること,相手から自分がどう映っているかを客観的に判断すること,さらに,事業投資をしたメーカーにノウハウや人材を投入することで会社の実力を相手に認めてもらうことも重要なのだと分かりました。
 今回お話しくださった中でも,5年間の海外勤務に魅力を感じました。基本的なミッションだけを持って,何も分からない状態で行くのはとても厳しそうですが,現地の人と信頼関係を構築することで0から1をつくることはとても面白そうだと感じました。
 今回のお話をこれからの生活に生かしていきたいと思います。


◇株式会社クラレ倉敷事業所
 特に心に残ったのは,中空糸膜を使ったろ過の実験をさせていただいたり,実際の機械装置による実験を見せていただいたりしたことです。液体を通すだけで泥水がきれいな水になったり,溜まってしまった汚れを空気圧でいとも簡単に取り除いたりできる中空糸膜を見て,とても驚くとともに,貴重な資源である水環境の改善に貢献されていることがよく分かりました。また,電子顕微鏡で傷を見つけ,その傷がついた原因も究明されていることを知り,徹底した安全管理のおかげで安心して水道水を使用することができるのだと分かりました。私も将来,安心して使えるような,人のためになるような物作りに携わりたいです。
 また,敷地内の道路に左右の確認を促す絵があったり,「安全はすべての礎」という言葉が様々なところに張られているのを見て,安全に気をつけることは大切だということがよく分かりました。
 この企業研修で,社会で働くには,挨拶やコミュニケーションなどの基本的なことに加え,高い専門性や独創性が必要だと分かりました。そのためにも,様々なことに興味を持ち,経験して視野を広くしていきたいです。

◇ベネッセコーポレーション
 進研模試や進研ゼミなどで,学生である私たちが普段からお世話になっている貴社を企業研修で見学できると聞いてとてもわくわくしていました。まず社内を見学させて頂いて魅力的に感じたところは,社員のみなさんの生産性を高めるために,①快適である②考える場である③コミュニケーションの場であるように設計されていることです。私たちが自分の夢に向かって考え,創造できるように,まず,それを発信する場である社内が「考え,創造する場」であるのはすばらしいと思いました。
 そして,お話の中でたびたび登場した「常識にとらわれず,何事にもチャレンジしていく」という言葉は,スーパーグローバルハイスクールとしてグローバル化を目指す私たちにとって最も大切だと思いました。幼児からお年寄りまで,この社会で暮らすすべての人々のために考え,創造し,「よく生きている」みなさんの貴重なお話をたくさん聞けて本当にうれしかったです。これからもベネッセのみなさんの期待にこたえられるよう,日々努力し,夢を実現したいと思います。


◇花王エコラボミュージアム
 先日は,お忙しい中,私たちのためにお時間を割いてくださり,本当にありがとうございました。花王に企業研修に行くことになり,事前に調べているときからとてもわくわくしていました。まず,入って,施設内の美しさにとても驚かされました。清潔感にあふれていて,とても気持ちが良かったです。そして,何より感動したのが,笑顔でとても優しく接してくださったスタッフの方々です。とてもていねいに説明してくださったので,エコについての理解をより深めることができました。私も将来,このような接し方ができる人物になりたいと思いました。質疑応答では,「どのような経験をしておくべきか」という質問に対し,「チームワークを大切にすること。そして,素朴な事柄についても疑問をもち,発見していくこと。」というお答えをいただき,私がこれから生きていくうえで大切にするべきことが見つかったと思います。とても充実した経験をすることができました。お世話になりました。


◇シャープ株式会社
 まず,シャープの最新の技術について説明していただきました。4Kテレビは粒子がとても細かく,自分の家のテレビとはまったく違いました。また,見る方向で異なる映像が流れる画面や,自然界に存在するものを研究して生まれたテクノロジーなど,わかりやすく,驚くものがたくさんありました。
 次に,シャープという会社の歴史について説明していただきました。ベルトのバックルから始まり,社名にもなっているシャープペン,ラジオ,テレビ等,現在の日本に欠かせない数々の製品をシャープが作ってきたことを知り,改めてシャープのすばらしさを実感しました。よく考えてみると,自分の家にもシャープの製品がいくつもあり,家の中から宇宙まで本当に幅広い製品を作られているのだと感じました。
 最後に質疑応答の時間を設けていただきました。本当にたくさんの質問にお答えいただき,とてもよい勉強をさせていただきました。創業者の言葉や信念が現在のシャープにまで受け継がれていることがわかりました。人事部の方からいただいたアドバイスにあった「自分のやりたいことを実現できる会社」を見つけ,そこで出会うであろう仲間たちとやりたいことをやっていきたいです。


◇JT生命誌研究館
 講演では生物学について詳しく説明していただき,とてもわかりやすかったです。ダーウィンの進化論には結果が最初からあるという生物思想が印象に残りました。21世紀の課題でもある「物質しかない宇宙に,非物質・非実在を含む因果性がどう誕生したのか?」というのも非常に興味深いです。
 館内見学では,普段見ることができないものを見ることができ,とても楽しかったです。ナナフシなんて森にでも行かないと見ることができないので,たくさん見られてよかったです。ナナフシの再生能力が研究対象になっていると聞き,あの細い体にそれほどの力があるのかと驚きました。また,顕微鏡や虫眼鏡を使っていろんな生物の卵を見たり,さまざまな動物の骨格を見たりと新しい発見がたくさんありました。一番印象に残っているのは生命誌の階段です。38億年の生物の歴史を二重らせんの階段で表現されていてとても壮大なものでした。
 私も将来は何かを研究する職業に就くのもいいかと考えさせられた企業研修でした。
 

◇沢井製薬株式会社
 私は今回の研修で薬を作るという作業は自分が思っていた以上に神経を使うということが分かりました。工場で「GMP」を遵守し,高いレベルの衛生環境を実現しているのを目のあたりにして薬の品質管理の重要性を改めて実感しました。少しでもミスが発生すると患者さんの命をおびやかす原因になりうると思うと,薬を作るという仕事にかかる大きな責任に少し恐怖を感じました。そんな仕事をしている沢井製薬の従業員の方々は本当にすごいと思います。
 沢井製薬で作られているジェネリック医薬品は,新薬のとき苦みや粒の大きさで飲みにくかった薬をコーティングしたり,粒を小さくしたりして飲みやすくしていると聞いてジェネリック医薬品は新薬よりも患者さんにやさしい薬だと思いました。患者さんのことを第一に考えるからこそこのような工夫がされているのだとひしひしと感じました。私は今,薬剤師になりたいと思っています。今回の研修で薬を作る仕事に伴う大きな責任を背負う覚悟をきちんと身につけなければならないと思いました。
 沢井製薬の企業理念である「すべては,なによりも患者さんのために」この言葉を胸に薬剤師になるために日々努力していこうと思います。今回の研修は自分の夢についてよく考えることができた良い体験になったと思います。

◇京セラ株式会社
 見学させていただいた展示室の様々なファインセラミックス製品をみてとても驚きました。「焼き物の性質をそこまで応用させるか」とか「こんな小さいものをきっちりと作れるのか」とか,見ていてとても圧巻で感動しました。きれいに並べられた電子部品やファインセラミックス製品の数々をみて,すごい美しいと一瞬で思いました。正直,日常生活であまり製品や企業名を目にすることはなかなか無かったのですが,お話ししてくださったり見たりして,自分の思っていたセラミックスの領域や京セラの存在感を大幅に上回って,純粋に展示ケースに見とれてしまいました。その活動を支える経営理念,仕事への考え方,能力が100で熱意も100だったとしても考え方が悪しき考え方なら結果はマイナスになるという話を聞いて,なるほどなと思いました。今までの生活の中でも何らかの結果を出すことができたとき,ある程度の能力とか熱意はあったと思いますが,考え方は果たして良かったのかと考えさせられました。この式の通り,よい考え方になればなるほど結果の大きさは上がる。これから部活動や学業などの生活において結果を振り返って,どんな考え方だったのか,良き考え方ができたかをそれぞれ分析し,また,普段から良き考え方で考え行動できるように意識していきたいなと思いました。これまでの自分になかったものが企業研修で得られたと思います。この研修で感じたことを忘れずによりよい考え方で物事に取り組んでいきたいとおもいます。


◇積水ハウス株式会社
 企業研修によって積水ハウスのイメージがとても変わりました。今まで私は,積水ハウスという会社は家のデザインをしているというだけだと思っていましたが,それだけでなく,快適性・経済性・環境配慮という大きな3つの事を考えて家のデザイン,内装,家を建てることを考えていらっしゃるのだと知りました。積水ハウスで学んだことも初めて知ることばかりでした。ペンダントライトを用いると作業しやすかったり,建築下照明を用いると空間に広がりを持たせる事ができ,反射の光なので目に優しかったりと照明の使い方だけでも部屋の印象が全く違い,自分の部屋も工夫してみようかなと思いました。キッチンでも老後を想定して作られたものや,家族で楽しく過ごす事ができるものや,都市型の狭い部屋でのものなどそれぞれの生活スタイルにあったキッチンがありとても楽しかったです。さらに積水ハウスは家の解体時に出るものを最終的には81種にまで分けて建材としてリサイクルされていることを知りました。企業によってそれぞれ多くの工夫をされていることが分かり,より仕事に興味や期待をいだくようになりました。ありがとうございました。


◇よみうりテレビ株式会社
 日常生活の中でよく目にする「よみうりテレビ」の社内に入り見学できると,前々から楽しみにしていました。会社はとても広く,社内のいたるところに工夫が見られて感心しました。報道番組に関わらず,セットや照明には驚くことばかりでした。視聴者のことを考えてセットの小物や壁紙にこだわったり,照明の数や角度など,細かいところまで配慮していました。ほかにも,カメラマンさんがリハーサルの時に色の配色など綿密に確認されていました。その姿はとても生き生きとしていて,私もこんなふうに仕事と向き合いたいと思いました。
 印象に残ったのは,ミヤネ屋のスタジオに入ったことと,スポーツ中継車を見たことです。ミヤネ屋はテレビでも見たことがあり,実際のスタジオに入り見学ができて嬉しく,とても貴重な体験でした。スポーツ中継車は3台1セットで現地へ向かうそうです。車1台がとても大きく,迫力があり驚きました。その中でも特に,映像を担当する車が印象的でした。車内にはたくさんの画面があり,その中で作業していると考えると想像がつきませんでした。
 社内見学はとても楽しく貴重な体験でした。見学する中で,1つのテレビを作りあげるのに携わっている人の多さや,手間がわかりました。自分の知識や技術でテレビを作り,テレビによって視聴者にそれを届けることができることはとても魅力的に感じました。企業研修をきっかけに,自分が興味ある仕事について,もっと調べたいと思いました。


◇日本銀行大阪支店
 まず入った瞬間に驚いたことは,警備が厳重ということです。金属探知機をくぐるときは大変緊張しました。金属探知機を抜け,施設の中に入っていくとすごく綺麗だと思いました。この綺麗な施設を見ているとリラックスできました。
 私は日本のお金は全て日本銀行で作られていると思っていました。しかし実際は国立印刷局で作っていると聞き驚きました。また,紙幣を4の倍数になるように積んでいることも初めて知りました。偽札が含まれていないか,傷んだりしていないか,お札の量や種類は正しいか,汚れてはいないかと紙幣を1枚1枚調べていく鑑査というものは,とても大変だと思いました。
 次に営業室に行きました。ここでは,「銀行の銀行」,「政府の銀行」,「発券銀行」の3つに窓口を分けていました。この営業室には,柱が1本もありません。私は説明される前までは美しく見えるからだと思っていました。しかし,実際は死角を無くすためだったことに驚きました。
 このように,日本銀行大阪支店には,見ているだけでは気づくことのできないセキュリティーの工夫がたくさんされており,安心して人々がお金を預けられると思いました。この見学をもとに自分の将来について考えていきたいと思います。


◇大阪取引所
 今回の研修で,大阪取引所の歴史や役割についてよく知ることができました。聞いたお話のなかで驚いたのは,昔はハンドサインを使って売り買いや数量,銘柄,会員名などを表していたということです。何人もの人が言い合って聞こえないから,手を使って表したということは,すばらしい考えだと思いました。また,一日に1~2兆円のお金が動くと知って,私には考えられない額だと思いました。仕事でつらいことは,時代の変化に対応しなければならないこと,勤務時間が長いことだと聞き,とても大変そうだと感じました。大阪取引所は,東京証券取引所グループと経営統合を行ったことを事前学習で調べていましたが,統合したときの引き継ぎにかかった期間がおよそ2年と,長い時間がかかったことも知ることもできました。今回の企業研修で,グローバル化が進んでいることを改めて感じました。CSR活動でこれからしたいことは,株式市場を多くの人々に理解していただくことだということを聞いたので,私もさらに様々なことを知っていきたいと思いました。


◇WHO神戸センター
 私はこの講演を聴いて,国際社会に貢献できる仕事に更に興味を持ちました。私はずっと海外に行ってこそ発展途上国のために何かできると思っていましたが,日本でも世界のために活躍している人たちがたくさんいること,日本にいても国際協力ができることを知って,私の選択肢がまた増えました。これからもたくさん知らないことを知って,様々な選択肢を持ちたいです。国連機関は絶対的権力を持っているのかと思っていましたが,加盟国に国際的プレッシャーしか与えることはできないのだと知り,もう少し権力があったらと思いました。また,日本は世界に比べて健康基準が高いにもかかわらず,利害関係のために,たばこの制限等が他の国に比べて緩いことに少しびっくりしました。人間は不老不死になることは無理だと思うし,ウイルスがなくなることもないと思います。だから,多くの人たちが,主に子供達が,少しでも長生きできるように,健康と言える状態が一秒でも多く保てるように,これからの社会を作っていく私たちが貢献していきたいと思います。利害関係など越えて世界の人々が手を取り合って,生きていてよかったと思える人生をプレゼントしたいと,この講演を聴いて改めて強く思いました。本当に大変ためになる有意義な講演でした。


◇JICA関西
 今回は特に青年海外協力隊のことが印象に残りました。以前から,青年海外協力隊に関心があったものの,具体的な話を聞くことができる機会がありませんでした。今回実際にお話が聞けて良かったです。いっそう興味がわきました。また,東日本大震災では,私の予想を超える数の国々から支援を受けていることを知り,国と国との「絆」を感じ感動しました。また「どういうボランティアに参加すべきか。」という生徒の質問に「自分の関心があるものや好きなものがよい。」と答えて下さいました。確かに,何かにやみくもに挑戦するよりは,興味を持ったものに参加する方が楽しくボランティア活動ができると思いました。また,国際的な職業に就くには,英語力と柔軟性が必要だと聞き,普段から英語を使ったり,様々な人と話してみようと思いました。
 まだまだ世界では紛争をしている地域がいくつもあるし,テロも起こっています。いろいろな理由で傷ついている幼い子供達を,いつか私も支えていけるような人間になれるように頑張ろうと,今回の研修で改めて思いました。


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