2016/02/03

EUの難民政策から日本の難民支援について考える

| by:G-Skill研究班


 平成28年1月23日(土),関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスで行われた EUIJ関西シンポジウム『EUの難民政策の経験をふまえて日本の難民支援について考える-高校生公開討論会-』に本校生徒2名が参加しました。EUの難民受け入れの経験を踏まえて,日本における難民受け入れの課題を巡り,解決に向けた討論が行われました。

 討論会に先立ち,まず関西学院大学経済学部 井口 泰 教授により『EUの難民受け入れの現状と課題』というタイトルで基調講演があり,EUの難民政策や経済情勢等を踏まえ,世界の難民の実情や今後についてお話いただきました。参議院議員 小池百合子氏による特別講演『日本の難民支援についての現状と課題』では,有志議員によるシリア難民支援のためにトルコに「さくら小学校」を建設した話を伺い,日本の難民受け入れについても新たな策を見いだせるように感じました。

 公開討論会のパネラーとして参加したのは,SGHアソシエイト校長田高等学校生徒,SGH北野高等学校生徒およびSGH関西学院高等部生徒たちとフロアの全国の高校生です。この討論会では,セッション①「EUの難民対策ー昨今のシリア難民の問題を中心にー」,②「日本は難民を受け入れるべきか」,③「日本が難民を受け入れるにはどうすればよいか,他にどのような貢献をすべきか?」の3点について議論が行われました。
 パネリストからは様々な提言がなされ,その具体的な方法についても様々な意見交換がありました。本校生徒も,難民支援制度の問題やメディア利用の問題について,積極的に質問し,意見を述べました。

 議論の総括では,「『AかBか』ではなく,『C』を生み出す力が今求められている」として,包括的な国際難民問題の解決に向けての展開も見られ,このような高度な議論に参加することができた本校生徒にとって,大変良い刺激となりました。

(生徒の意見)
 EUの難民対策については,「EUでなく,各国でそれぞれの難民対策をすればよい」という意見が出るなど,自分では全く思い浮かばなかった案をたくさん聞いてとても刺激になりました。(中略)また,メディアを利用するといった案には,引っかかる部分があったため,自分の意見をはっきりと述べ,パネラーと意見を交わせたので非常に充実した討論でした。難民受け入れにはきつい制限をかけている日本,受け入れた難民のその後の支援システムが充実していない日本。そんな日本を変えるために,さらにこうした活動に参加して意見を深め,改革していかなければならないと改めて実感しました。

 


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