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2013/10/07

平成25年度 企業研修

| by:企画・研究課

2013/09/20  企業研修

  生徒一人一人の職業観を育成する活動の一環として,1年生320名が9つのコースに分かれて,県内外の延べ18の企業を訪問し,研修を受けさせていただきました。企業とはどのようなところか,働くとはどのような意味があるのか,企業の理念は何か,企業はどのような人材を求めるのか,どの学部へ進めば企業につながるのか等々,さまざまなお話を伺うことができました。各企業の皆様には本当にお世話になりました。お陰様で有意義な研修を受けさせていただき,多くのことを学ぶことができました。以下は各企業で研修を受けさせていただいた生徒の感想の抜粋です。
 
①神戸税関
  神戸税関の企業研修はとてもわかりやすく,展示されているものを見ることもでき,よい体験ができました。私は,麻薬などの違法なものがどのように密輸されているのかに興味がありました。研修のときに見せていただいたDVDの中で,板と板の間から大量の麻薬が出てきた映像にはとても驚かされました。また展示されていたものの中で,野球のバットやタイヤの中という細かなところにまで薬物をいれて国内に持ち込もうとする行為は信じられませんでした。時代が移り変わることによって国内にも持ち運ばれてくるものが変わる,というのはとてもおもしろいと思いました。今ではMDMAが多いということ,かつては拳銃が違法輸入されていたということを知ることができてよかったし,勉強になりました。また中国からのコピー商品,ワシントン条約により規制されているものなど,麻薬等以外でも規制されることを知って驚きました。たくさんのことを知ることができた研修でした。ありがとうございました。



②住友商事関西ブロック
  住友商事の商社マンの人たちが常に心においている,住友商事グループの経営理念・行動指針に則ってビジネスを進めていくところから住友商事の400年の歴史を感じました。ただ単に海外の有力なビジネスパートナーと手を組んで事業を成功に結びつけるのではなく,常に環境,組織の決定や活動で影響を受けることを正確に読み解いて,社会的責任を忘れることなくビジネスを進めていくことは住友商事のような商社にしかできないことだと感銘を受けました。たとえば,お話してくださった話の中にあったように,海外でのビジネスを進めていく際には,第一に現地の人たちや環境のことを考えるといったことがありましたが,住友商事のような立派な商社はそうした原点を忘れないのだと感動しました。これからますますグローバル化が進むと思いますが,これからの社会を生きていく私たちにとって,とても大切なことを住友商事の方々から学ぶことができました。本当にありがとうございました。



③ベネッセコーポレーション
  私がベネッセに行って,一番学んだ事は,「自分から挑戦することの大切さ」です。グループワークを通して,4人の社員の方の仕事の話を聞いて,4人ともこの大切さを言っていました。自分の考えをオープンにすることや,まわりに答えを求めて受け身にならずに,自分から挑戦することで成長できるということを知りました。学校で学んだことを自分がどう生かすか,夢が叶った時もうれしいけれど,夢に進む過程をも楽しむということも大切だということも知りました。お客様の声を聞いたり,実際の学校をまわることによって,個人も,企業も日々成長しているというところも魅力的だなと思いました。これからベネッセさんの言うとおり,自分で考え自分で行動できるような人間になりたいです。この企業研修で多くの大切なことを学びました。とても感謝しています。


 
④カバヤ食品
  今回の研修で,それまで持っていたお菓子メーカーのへの意識ががらりと変わりました。今まで僕は,お菓子メーカーといえば商品を販売することを考えていると思っていました。しかし,今回カバヤ食品を訪問させてもらって,カバヤ食品の企業理念が「お菓子を通じて子どたちに夢と文化をそして健康とメルヘンを提供し続けたい」というもので,社員の皆さんが消費者のことを考えてくれているんだなと思って,とても魅力を感じました。カバ車を走らせたりカバガラスなどのキャラクターを作ったりなど,お菓子をつくること以外にもいろいろな工夫をしているんだなと思いました。お菓子は景気の影響を受けにくく,売り上げが安定しているとはいえ,何十年も企業が続いているのは,そのような工夫があってこそだと思いました。最後に企業の方に「高校生のうちに何か一つのことに一生懸命になり,それを継続してほしい」と言われました。カバヤ食品のように,周りの人々の幸せをつくることができるような人間になるために,さまざまなことに一生懸命になりたいと思いました。

 

⑤花王エコラボミュージアム
  企業研修で「花王」を訪れて最も驚いたことは,エコ,環境への配慮を常に考えて工夫をしていることでした。容器をコンパクトにして運送時のコストやCO2排出の削減をしたり,工場排水を徹底的にきれいにしてから自然に帰すなどといった取り組みは,本当にすごいものだと感じました。これだけ多くの環境対策を行っているのを見て,自分の生活では全く環境への配慮ができていないんだと実感させられました。また,洗剤などに使われている界面活性剤の原料のヤシやいろんな植物を見て,自然の力の大きさを強く感じると同時に,温室でのきめ細やかな管理は本当にすごいものでした。仕事をする上で,コミュニケーション能力などの人間性が重要だという話も聞くことができ,とても自分のためになったと感じました。


⑥シャープ歴史・技術ホール
  僕は,昔からいろんな電子機器やその技術に興味をもっていましたが,今回の研修を経て,より一層そのおもしろさと奥深さを知ることができました。歴史館では,いろんな試行錯誤を繰り返しながら小型化されたり便利になっていった製品を見て,目のつけどころの鋭さを感じ,技術館では,他社には真似できないような驚きの最新技術を目にすることができました。また,「自分で考えて解決する」「他人に頼らない」という方針を知り,「大企業」という大きさで隠れてしまいがちな自己主張の力を引き出すもとになると思いました。今回の企業研修は今まで知らなかったことばかりで,とても楽しんで学ぶことができました。この経験を活かして,今後の進路選択や目標の達成に役立てることができるように頑張りたいです。

  今回の企業研修では,日本が世界に誇る最先端の技術を見せていただきました。ナノ単位の凹凸を作って,屈折率を上げ光を吸収させるモスアイフィルムや,光の三原色である赤・緑・青の他に黄を付け加えて,明るくみやすくしたテレビなど使う人のことが考えられた製品ばかりで,革新的かつ消費者の興味も引くすばらしい会社だと思いました。シャープペンシルやラジオを作った創業者の早川徳次さんのこともうかがうことができて,とても勉強になりました。これからの生活で,シャープで教わった「良き友をつくる」,「良き本を読む」,「心と体を鍛える」を目標にして,様々なことに挑戦していきたいと思います。今回は企業研修でたくさんのことを学ばせていただき,本当にありがとうございました。



⑦JT生命誌研究館
  生きものが大好きな僕にとって,JT生命誌研究館は,まさに夢のような場所でした。DNAのような難しい話になっても,模型や解説を見るととてもわかりやすく,身近に感じられるようになりました。今回の研修で見ることができたのはほんの一部だけでしたが,その一部を見せていただいただけで,生命の神秘を存分に感じることができました。これらの神秘をひとつひとつ紐解いていたのは,研究者の皆さんの飽くなき探究心なのだろうと思うと,研究にかける情熱はすごいなあとつくづく思いました。また,小田広樹先生のご講演も非常に興味深い内容で,教科書にも載っていない,学校でも絶対に教えてくれないようなものばかりだったので,知的好奇心が刺激されっぱなしでした。今回の研修で,僕にも研究者の道が開けた気がします。このたびは本当にありがとうございました。



⑧武田薬品工業
  薬が製造されるまでのたいへんさが想像以上だったことに大変驚きました。新薬の開発ともなると,9年から17年もかかると知って,製薬の難しさを痛感しました。武田薬品の薬は高品質だということは以前から聞いていたので知っていましたが,それを実現するための努力と工夫がまさかそこまでだとは思いませんでした。特に,錠剤の製剤時には㎎単位で量っているところがすごいと思いました。また,コンピューターだけでなく人間による二重の管理のおかげで,私たちは安心して薬を服用できるのだなあと思いました。講演を聴いていると,薬を作ることは責任重大で大変そうだという気持ちを持ちましたが,「やりがいは何ですか」という質問にお答えしていただいたときに,「チーム全員で協力しあって得られる達成感です」ということを聴いて,製薬のお仕事に大きな魅力を感じるようになりました。今日は,工場を見学させていただいたり,製薬の仕事に携わる人の講演を聴いたりという,貴重な体験ができて本当によかったと思います。この体験を活かして,日常生活や進路選択に役立てて行こうと思います。


  
  僕は武田薬品で話を聞いて製薬というものは,とても難しいものなんだと知りました。1つの新薬を売るまでには何年もかかることを知って,1つの薬が売られることにはとてもすごいことなんだと思いました。僕は研究者になって新薬を開発することが将来の夢です。武田薬品が中枢・循環・癌・消化器系の4つにしぼって開発しているというのを聞いて,どれも大変興味深く,僕もやってみたいというものばかりでした。きっとこれらの薬を開発するのはとても大変だろうけど,試行錯誤をしながら作っていけるのならとてもやりがいのあるものだと思いました。そしてその薬で人の命を救うことができるのなら,こんなすばらしい仕事はないと思いました。学生のうちにしておく勉強は「英語」と「広く物事を知ること」と「体力をつけること」だとおっしゃっていたのでこれからがんばろうと思いました。特に広く物事を知るということは大事なんだということを初めて知りました。僕の知らない世界はまだまだたくさんあると思うのでいろいろなことに興味を持っていきたいと思いました。そして今回の企業研修で学んだことを生かして社会で役立つ人間になりたいと思いました。


⑨京セラ
  今回の研修で,強く心を惹かれたものが2つありました。1つ目は「人を大切にする」という経営理念です。不景気の中でも失業者を出さずに,社員一同力を合わせ逆境を乗り切ったという話を聞いたとき,この会社は素晴らしい社会の一部なのだなと感動しました。部活動や運動会があるいう所もまた魅力を感じました。そして,2つ目はファインセラミックなどの企業独自の技術をいかし,自然エネルギー資源という果てしなく無限大の課題へ取り組んでいるところです。「創」「省」「蓄」エネをテーマに掲げ,様々な新しい可能性へと突き進んでいくような印象を持ちました。とてもかっこいいと思います。京セラという1つの社会に強く憧れがわきました。今回の研修で学べたことをこれからの進路選択にいかせるよう,努力したいと思います



⑩積水ハウス
  積水ハウスでは,納得工房で大変わかりやすい説明と同時に様々な体験ができ,とても充実した時間が過ごせました。特に階段のところが印象に残っています。建築基準法であれほどの段差が許されていることにも驚きましたが,上から見ると放物線のように見える階段もあって,階段の様々な種類を見ることができ勉強になりました。また,3つのモデルがあったリビングも印象に残っています。一番最初に行った和の部屋が自分は一番好きでした。それにしても,リビング一つをとってもあんなに違いがあることに感心しました。そして最後に行った体験コーナーでは普段できないような体験ができました。妊娠している女性の気持ちがよくわかったし,人生で初めて車いすにも乗りました。この貴重な体験は一生忘れることがないと思います。他にも様々な照明による部屋の雰囲気の違いを見せてもらったりと,様々な体験ができました。この経験を忘れることなく,これからの進路選択の参考にもし,今日得た知識をこれからの生活でいかしていきたいと思います。




⑪よみうりテレビ
  よみうりテレビでは,実際にテレビで見ている「ミヤネ屋!」などのスタジオや,中継車,大道具室などを見せていただき,驚くことがたくさんありました。スタジオが思ったより狭く,天井にはライトが150以上もあることや,遠近法を使ったセットでテレビではとても広い空間に見えることなど説明していただき感心しました。中継車はとても大きく,カメラが最大20台も入るそうです。実際の中継には中継車・音声車・運搬車の3台の車で移動すると聞き,テレビってやっぱりすごいなあと思いました。働いていらっしゃる方たちはとても忙しく走り回ったりもしていましたが,生き生きして楽しそうでした。やりがいを感じて働いているのだと思います。今まで,テレビに映っているタレントにしか注目していなかったけれど,その裏側で,番組制作にはたくさんの人が関わっていることがわかりました。今まで知らなかった貴重な勉強ができ,とても楽しかったです。




⑫日本銀行大阪支店
  私は中学の修学旅行で東京の日本銀行を見学したことがあったのですが,今回は営業についての説明など,より詳しく知ることができてとても興味深かったです。日本銀行がどのようにして利益を得ているのか,発行できるお札の上限が決まっているのかどうかなど,疑問に思っていた点も今回の研修で知ることが出来ました。また窓口が「銀行の銀行」「政府の銀行」「発券銀行」と分かれており,営業窓口にはセキュリティーのため死角をつくらないように柱が一本もないことや,センター試験の受験料,交通罰則金は日本銀行の窓口でも支払えることも初めて知りました。最後の質疑応答では,日本銀行の金融政策についても教えていただき大変勉強になりました。今後,金融政策で日本の景気が良くなるといいなと思いました。


⑬日亜化学工業
  工場に関する知識のあまりない私でも理解しやすく,かつとてもおもしろい研修でした。また,現代を生きる若者として本当に必要なものが何なのかということを学ばせていただいた研修でもありました。高輝度青色LEDは日本を代表する製品であり,またその青色LEDを開発したのは日亜化学工業であるということは前々から知っていました。しかし,年末に青色LEDを開発し,年明けの1月にはもう量産を始めたという事実を研修で初めて知り,改めてその凄さを思い知らされました。また,それに留まらず次々とLEDの色を発現させ製品化する日亜化学の飽くなき探究心と情熱こそが現代の若者にかけているものなのではないかと思いました。今回は研修をさせていただき誠にありがとうございました。

⑭大塚製薬
  まず,大塚製薬について教わりましたが,最初から最後までとてもわかりやすく,集中してお話を聞くことができました。前々からなぜ大豆に関する商品に力を入れているのか気になっていたのですが,今回の企業研修で謎が解けました。薬一つ開発するために多くの時間を要すると聞き,私たちが当たり前のように買い当たり前のようにその効果を得ている薬にも多くの人々の努力や苦悩が隠れているのだと知りました。人々の健康のために尽力する大塚製薬という企業が故郷の徳島に創立された企業であることを誇りに思います。私も,常識にとらわれない考え方と世界に望んでいくことができる知識や経験を身につけたいと思います。今回は研修をさせていただき誠にありがとうございました。
  


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