2016/11/09

徳島大学 豊田哲也教授による講演(グローバルヘルス講座)

| by:G-Skill研究班


 平成28年10月26日(水)に,第1学年全員を対象に「グローバルヘルス(保健体育科)」の授業の一環として,昨年度に引き続き,徳島大学総合科学部 豊田 哲也 教授をお招きし,講演会を行いました。
 グローバルヘルスは従来の保健の授業にグローバルな視点(感染症や環境,世界的な健康問題等)を加えた城東高校独自の授業です。今回は「地域の所得格差は健康を損なうか」というテーマでお話いただきました。

 「健康」というと食生活や運動量など個々人が気をつけて保つものだという印象が強いですが,今回の講演はそういった既成概念を打ち破るものでした。NHKスペシャルの健康格差に関する特集やTED Talks(海外の著名な学者らの講演会)の動画("How Economic Inequality Harms Societies" by Richard Wilkinson),豊田先生の研究の紹介を通して,分かりやすく所得格差と健康の関係性について教えていただきましたが,健康は個人の問題だけでなく社会の問題でもあるという結論に,生徒たちは驚きながらも,大いに知的好奇心をくすぐられた様子でした。
 また,所得格差をなくすために北欧が行っている政策と日本が行っている政策の違いなどについて生徒から質問が出たりと,解決策に興味を持った生徒も多かったようでした。

(生徒の感想)・・・一部抜粋

・私は人々の健康とは医療が深く関わっているものだと思っていたが,今回の講演で社会や経済の問題にも関わってきていることを知ることができた。(中略)このような問題を解決するために,私たちは社会保障のしくみについてもっと知ることから始めなければならないと思った。そして,自分なりの解決策をしっかり持って,まずは地域の所得格差をなくすことが第一歩だと感じた。

・最近はテロが多発し,治安の悪化が問題となっていますが,格差是正によってある程度の改善が期待されるのではないかと思いました。


・所得格差が他に影響を与えているものはないのか,あるとすれば,どんな影響を与えているのかもっと詳しく知りたくなりました。


・豊田先生のお話を聞いて,幅広い視点で物事をとらえること,広い議論を行うことが大事だと分かり、そうできる人になれるよう努力していこうと思いました。


・地域間の経済格差,これはその国だけでなく世界全体の問題です。世界を1つのまとまりと考えれば,地域格差はとてつもなく大きいです。世界のつながりが強まった今,私たちはこの問題を絶対に解決しなくてはなりません。

 
 


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